竹内久美子のレビュー一覧

  • そんなバカな! 遺伝子と神について

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    リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」の内容を、ものすごくわかりやすく面白い生物学的実例に基づいて教えてくれる本。
    人間のことがよくわかるようになる。
    生物のことがよくわかるようになる。
    生きているってことがよくわかるようになる。

    読んでいて、本当に面白い。
    何年か前に読んだ本だけど、今また読み返したい。
    竹内久美子の中でも特に内容が詰め込まれた名著だと思う。

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    2010年02月26日
  • そんなバカな! 遺伝子と神について

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    そんなバカな!といいたくなる。

    家族愛や兄弟愛が起こさせる行動なんて美しいお話は、
    すべて計算された結果起こっていることだった。
    誰の計算か?それは「利己的な遺伝子(セルフィッシュジーン)」の、だ。
    人はセルフィッシュジーンにとってのビークルに過ぎず、
    セルフィッシュジーンは古い乗り物(自分)から新しい乗り物(子供)に乗り換えて、
    永遠に旅し続けるのだ。

    嫁と姑のいさかい、男の浮気はなぜ起こるのか。
    それは自己を効率的に複製しようとする遺伝子による操作だった。
    姑は息子の嫁を追い出し、新たな嫁に子供を生ませるために、嫁をいびる。
    男は外に多くの遺伝子を残すために浮気をする。

    子供はなぜ発

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    2009年10月04日
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?

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    いや〜、毎回竹内さんの本ってハズレがないですねえ。
    素朴な疑問を科学的に(不思議な主観で)ズバッと解明してくれるところがいい。

    ただ、最近シモネタが多いのがちょっとねえ。
    おサルの世界や虫世界のこととはいえ、強姦とかが生きていくための手段、とか言われても;
    (これ、男性がクチにしてたら絶対問題になってるよね)

    これからも面白いネタを面白い角度からの解説に期待したいと思います。

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    2009年10月04日
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?

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    動物行動学の考え方はいろんな人に使い古されていて、そういう記事を読むのは食傷気味だけど、竹内さんのお話のみは興味深く面白い。パンダの親指とか、寄生虫の話とか、いろんな動物が生き延びる過程で必要なものを無意識に獲得している、人間も同じく、読後アタマがすっきりして知識もふえる楽しいエッセイ。

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    2009年10月04日
  • 浮気で産みたい女たち 新展開!浮気人類進化論

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    鳥の話が個人的に「おお、そうなのか!」と頷ける内容。
    著書は何冊か読んだけれど、それを下地として持たないとややつらいか。

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    2009年10月04日
  • そんなバカな! 遺伝子と神について

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    ありとあらゆる行動の意味と解き明かす本。おもしろいねー。いやほんとに。

    利己的遺伝子の概論は高校のとき教えてもらって衝撃でしたね。ねっ方波見先生。

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    2009年10月04日
  • そんなバカな! 遺伝子と神について

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    「遺伝子は自分の一生にどんな影響を与えるのか?」
    遺伝子の解析が進んでいく中で疑問に思って手に取った本。
    最初はリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読んだけど、私にはこちらのほうが読みやすく思いました。短いし。
    専門書のようでいて文体が砕けていて読みやすく、本当に身近なところから遺伝子について考えられる本でした。「赤ちゃんを無条件にかわいく思ってしまうのには、こんな理由が…」なんて。
    ただ、納得させられそうでしたくない内容。読んでみて最初の感想はやっぱり「そんなバカな!」でした。

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    2009年10月04日
  • 遺伝子が解く! 男の指のひみつ 「私が、答えます」1

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    いやぁ、面白い!眼からウロコ!
    すごい面白い。
    遺伝子レベルで恋愛の駆け引きは行われているのか、とつくづく驚き。そして論理にも納得せざるを得ない。恋愛は、「してる」というより、「させられてる」んだなぁ!

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    2009年10月04日
  • 遺伝子が解く! 男の指のひみつ 「私が、答えます」1

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    数々の疑問をHox遺伝子から解き明かす。多少強引な理論もあるものの、その強引さを楽しめる。どこまで真面目に読んでよいのか迷うところ。三毛猫にオスが少ない理由をきちんと説明してたりもする。

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    2009年10月04日
  • 浮気人類進化論 きびしい社会といいかげんな社会

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    サルはなぜ人間に進化したか!?それは言葉による男と女の駆け引き、騙し合い、そして「浮気」のせいだった。脳科学者中野信子も「浮気は人間の脳が設定した仕組みなんです」と。K・D・ローダーはカマキリのメスが交尾中のオスを食べる行動を解明した。交尾しようとしたオスはメスが空腹ならばすぐに食べられる。オスはメスの背後から「ダルマさんがころんだ」方式でそっと近づき、捕獲肢をメスの翅のつけ根にある溝にあてがい、体を固定して交尾する。生体工学のH・ミッテルシュテットはカマキリの攻撃行動を研究し、メスはやってきた昆虫が自分と同じ種のオスであるとは気付かない、頭から齧り付いて食べてしまう、と書いている。
    著者はさ

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    2025年04月13日
  • 悪のいきもの図鑑

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    おもしろかった。最近読んだ密室どんでん返しミステリーを上回る戦慄。イラストが悪かわいくて、中和されていい。かなり生々しいのもあり、赤面しながら読んだよ。
    キーワードは「繁殖」と「生存」。ウスバカマキリ、ブチハイエナ、サイド・ブリッチド・リザードがマイベスト。カッコウ属と最終章“操りと寄生”もなかなかです。
    それにしても「自分の遺伝子を残す」ための生き物の戦略は強くて深い。研究者の方々の長年の努力もすごい。

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    2025年02月21日
  • 66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。

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    京都大学大学院理学部卒業 竹内久美子さんの作品

    66歳、動物行動学研究家。
    ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。

    ちょっと長いタイトルですが、とても興味をかき立てられました。
    先ず、【動物行動学】とはどのような学問なのか?
    次に、自分を「人間」ではなく【動物】と定義していること。
    最後に、66歳、ようやく「自分」が【わかってきた】ということ。

    まず、本書は読み物として非常に面白いと同時に、「人間も動物」なんだなと改めて納得させられました。
    また、上記の【 】についてもある程度理解出来ましたし、読んで良かったと思います。

    ちょっと長くなりますが、とりわけ「なるほど」と感じたい

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    2024年07月04日
  • 66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。

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    人も動物なんだよね。ということが、竹内さんの人生の経験を絡めて、人の行動からわかりやすく説明してある本だと思った。
    彼女の年齢で小学生の時にとった行動はたいそう風変わりに先生には思われたでしょうね。漢字の書き順にも意味があるとわかっておもしろいと感じた。というところも、学ぶってこうゆうところから広がっていくんだろうな。と子育てにも大事にしたいエピソードだと思った。
    私は考察編もあるある。なお話がたくさんでおもしろく読めた。他の著書も読んでみたい!

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    2023年05月07日
  • フレディ・マーキュリーの恋 性と心のパラドックス

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    いつも謎に思っている事

    LGBTという言葉が浸透してからずいぶん経つが、正確には理解出来ていない。同性愛者と性同一性障害の違いは何なのか?ゲイの人々は同性に恋愛感情に持つ男なのか?それとも男に生まれた乙女の心を持つ人々なのか?(レズはその逆なのか?)
    いまだに正確には理解出来ていない。
    しかしこの本を読んで、その人々がただのアイコンではなく、同じ社会生活を送っている人々という事は理解出来たと思う。

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    2022年10月08日
  • ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -

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    ネタバレ

    生物学的な話と社会的な話を全く一緒にして良いのか?
    生物学的な特徴を踏まえた上で、良い社会を作るためのシステムを考えなくてはならない。

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    2022年03月27日
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?

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    遺伝子が解く!アタマはスロー

    竹内久美子さんの本は、「賭博と国家と男と女」から、もう何冊も読んでいますが、相変わらず読みやすい文章です。読んでいて疲れないし、すき間時間に読むのにちょうどよくて、おすすめです。

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    2022年02月15日
  • 佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談

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    「佐藤さんほどの知性ある近代人が、なぜ神の存在を信じられるのですか?」ヨーロッパ人口の1割以上が死んだ第一次大戦は理性の限界を痛感させ、宇宙のダイナミックな大きさ(地球の卑小さ)や遺伝子解析的進化論に「神」の介在する余地は小さい。竹内はドーキンスの『利己的な遺伝子』に沿って〈姦淫するなかれ〉の意義を詰めていく。佐藤はキリスト教の不振は認めつつも、「神は人間の心のなかにある」「神を作った人間を研究することが神学」と開き直る

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    2022年01月24日
  • 佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談

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    再読
    人間という複雑な存在を、 多面的に見るから面白い。最後の言葉・文章に納得。

    人間讃歌、この素晴らしき存在。

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    2022年01月20日
  • 女は男の指を見る

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    女はどんな男性を求めているのか。人間以外の生物も対象として、モテるオスのことがわかった。

    また、歴史なども知ることができ、大変面白かった。

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    2022年01月11日
  • そんなバカな! 遺伝子と神について

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    ネタバレ

    ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読む前に、導入として読み始めた。
    どのエピソードも面白く興味深いもので、特に文化的な伝達単位である「ミーム」については興奮した。
    作者の人間の愛情を徹底的に疑う姿勢は面白く、ニヤ...としながら読んだが、流石に嫁姑の話など全ての人間が不倫へと帰結するところは過言、冗談7割

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    2021年11月13日