竹内久美子のレビュー一覧

  • 騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」

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    人間の行動と他の動物との共通点を面白く捉えた好著だ.どの話も良かったが、最も興味があったのは第9章で扱っていたヘルパーの件だ.自分の遺伝子を残すことに関して、必ず直接自分の子をなすことだけが繁殖ではない という説だ.面白い!

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    2015年03月24日
  • 遺伝子が解く! 愛と性の「なぜ」

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    読書録「遺伝子が解く!愛と性の「なぜ」」4

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p292より引用
    “まったくお酒を飲まないよりも、少量飲んだ
    方が健康にいいというのがー決して酒飲みの口
    実や言い訳ではなくー医学の世界での常識で
    す。”

    目次より抜粋引用
    “まずは男と女のハナシから
     婚姻形態と繁殖戦略
     出産&誕生の謎
     動物行動学を学ぶには
     心の病を考える”

     動物行動学者である著者による、雑誌で連載
    された、読者からの質問に答えるエッセイ集。
     男女の生物学的性質についてから小説の登場
    人物と病気の関係についてまで、誰にでもわか
    りやすい言葉で書かれています。

     上記の引用は、飲酒と健康についての質問
    対する一節。
    全く飲まない人と大酒飲みとを比べたら、十年
    後に死亡する確率が大体同じになるそうです。
    酒は百薬の長というのは、どうやら本当のこと
    のようですね。
    しかし、体にいい適量というのが、一日平均で
    ビール大瓶1.5本程度までとか。この程度の量で
    飲み終えることが出来る人が、果たしてどのく
    らいいることかと思うと、お酒を飲んで長生き
    するのも簡単ではなさそうです。
     質問に答える文章の明快さと、寄藤氏のイラ
    ストが相まって、いつも楽しいシリーズです。

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    2015年02月17日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    ネタバレ

    この本は同じ動物好きの友達から勧められて読みました。既に知っていた子育ての仕方なども書かれていたのですが、知らないこともたくさんあって読むのが面白かったです。本の後半ごろから人間の子育ての仕方や民族の長が女性の場合と男性の場合、どのような決まりがあるかなど、動物だけではなく人間のちょっと怖い子育てについても読めたのがよかったと思う。この本は動物の子育てに興味がある人に勧めたいです。

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    2014年09月07日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    ネタバレ

    教育、子育て支援関係者必読の本ではないでしょうか?

    大変大変示唆に富む本でした。

    竹内女史は動物行動学者であり、動物の生態から人間の行動について考えてこられた方です。私もほんの少ししか読んでませんが、女史の著作の一部には動物研究の成果の人間への過剰応用というか、平たく言えば「それって言い過ぎじゃない?」というものもあり、利己的遺伝子について誤解しているという指摘や、中には他の学者から「トンデモ本」と批判されているものもあるようですが、本書については、基本的には、非常に大事な視点を私たちに与えてくれていると思います。(本書でも少しだけ変な主張があると思います。)

    本書の11章中7章は、動物の子育ての知られざる側面について書かれています。

    「動物の親子」って聞くと、子どもを袋に入れているカンガルーの親子とか、寄り添って歩いている馬の親子とか、親が巣で待つ我が子のために餌を捕ってきて口移しにあげている鳥の親子とか、親が子どもの毛づくろいをしているサルとか猫の親子とか、ついつい「微笑ましい親子の姿」を思い浮かべがちですよね。

    しかし、本書は、動物の行動原理は、基本的には「種の存続」又は「自分の遺伝子の保存」であって、親が無償の愛を子に注いでいるわけではないし、むしろ種の存続のためのクールな戦略が取られている、という視点を教えてくれます。

    ほんの一例を挙げれば、
    ・パンダは双子を産んだ場合、片一方しかまともに育てようとしない
    ・サルやライオンのように群れで生活し、リーダーが入れ替わることもある動物の場合、リーダーの交代後、新リーダーのオスは旧リーダーのオスの子を殺す
    ・タツノオトシゴの一種は、オスが育児嚢で受精卵を育てるが、本能的に大きなメスとの交尾を好み、小さなメスとの交尾で受精した卵は中絶することがある。
    などなどです。

    もちろん特徴的な例が書かれているのでしょうから、これが動物の子育てのすべてではないですが、魚類から、鳥類、哺乳類、ヒトに一番近い類人猿までの様々な例が挙げられており、例外とも言えないようです。

    残り4章は2章ずつ、南米の先住民族の子殺しについてと、現代日本の児童虐待について書かれています。

    それらの内容は事実であっても誤解を招きやすい内容だと思うので、ここで無理にまとめないでおきますが、本書が私たちに与えてくれる示唆は、

    「人間も動物であり、子育てにおいてもそういう特質が現れる可能性というのはある」

    ということでしょう。

    この点で今も忘れられないやり取りがあります。かつて担当していた審議会における子育てに関する議論の中で、著名な動物の専門家が「父親は役に立たない。動物の父親はいくができない。ヒトも所詮、動物だから父親は育児ができなくてもしょうがない」というようなことを言われたところ、これまた著名な子育て支援についてお詳しい先生が「人間は『文化的な動物』なのであって、何でもかんでも動物と一緒に論じられたら困る」と言われたのです。

    このやりとりを伺った時は、後者の先生のほうを「さすがだなあ」と思ったのですが、今考えると、前者の先生の発言は、あまりにも誤解を招きやすい発言をちょっと安易にされたなとは今でも思うものの、「ヒトも動物の一種である」という視点は忘れてはいけないのかなと思います。

    児童虐待の悲惨な事件について、「人も動物の一種だからしょうがない」とは誰も思わないと思いますが、その予防や防止においては、時に人間は動物的な本能を見せることもあるという「可能性」を念頭に置いて考えてみてもいいのでははないか、などと考えました。

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    2014年07月05日
  • 遺伝子が解く! 美人の身体(からだ)

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    読書録「美人の身体」4

    著者 竹内久美子
    イラスト 寄藤文平
    出版 文藝春秋

    P30より引用
    “科学は、今までもこれからも、常に完璧な状態ではない。時代
    時代でどんどん更新されていく。それが本質です。”

     目次から抜粋引用
    “凡庸なダンナだから妻が浮気する
     男は案外デブが好き?
     美人の身体、どこを見るか
     鳴く魚たちがいる!
     飛ばない鳥の秘密”

     動物行動学者である著者による、読者の質問に答える雑誌連載
    をまとめた一冊。
     ダルビッシュ選手の結婚についてからくちばしのねじれた鳥に
    ついてまで、楽しいイラストと共に答えられています。

     上記の引用は、超能力捜査についての質問に答える中での一文。
    科学がより発達・発展すれば、超能力も魔法も科学的に定義され、
    誰にでも再現して使えるようになるのかもしれませんね。
    「とある魔術の禁書目録」シリーズの世界は、確かそんな感じ
    だったように記憶しています。
     いつもどおり、寄藤文平氏のイラストが良い味わいです。

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    2014年03月04日
  • 遺伝子が解く! 女の唇のひみつ

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    読書録「遺伝子が解く!女の唇のひみつ」4

    著者 竹内久美子
    イラスト 寄藤文平
    出版 文藝春秋

    P24より引用
    “大変ですね。浮気、行きずりの関係……。でもどちらの場合も
    非常に小が出来やすい、ということを皆さんあまりご存知ないよ
    うですね。”

     目次から抜粋引用
    “性は進化し続ける
     みんなの繁殖問題
     ドライブする食べ物
     本音で生きる動物たち
     キテレツ科学者と一緒に”

     動物行動学者である著者による、読者からの質問に答える形の
    雑誌連載をまとめた一冊。
     子供が美人を見分ける不思議から耳垢のタイプについてまで、
    寄藤文平氏の楽しいイラストと共に答えられています。

     上記の引用は、行きずりのセックスと妊娠についての質問につ
    いての答えの一文。生物である以上、やったら出来るように体は
    出来ているという位の心構えで、事に臨むべきなのかもしれませ
    ん。人間であっても、性交の刺激によって排卵が促されることも
    あるようですので、避妊の用意がないのであれば行為に及ぶのは
    、妊娠することは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
    それに、避妊具の避妊率は100パーセントではないということも、
    忘れないようにしたいものです。
     いつもながらの寄藤氏のイラストが、より深い味わいを醸し出
    しています。

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    2014年02月21日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    いやぁ、動物の本能は実に良くできてるなぁと感心するとともに、シビアであることに、ちょっと怖くも思えました。人間はどうしても感情的にとらえてしまいますが、動物であることには変わりなく、知らないうちにこの本能に従っているのかもと思わされました。

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    2013年12月09日
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?

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    読書録「アタマはスローな方がいい!?」4

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    P236より引用
    “それにしても世の中には……いかにも賢そうに見えるとか、い
    かにも賢そうなしゃべり方をするという人がいますよね。私の経
    験からすると、そういう人はたかが知れている。ある程度には賢
    いかも知れないが、恐れるには当たらない。断言したっていいく
    らいです。”

     動物行動学者である著者による、生物についての素朴な疑問に
    答える一冊。
     体育会系男がモテることから手足の指の数についてまで、寄藤
    文平氏のイラストを添えて答えられています。

     上記の引用は、記憶力理解力など頭の良さについての質問につ
    いて答えている中での一文。こういう人は賢く見せかける戦略者
    だそうで、それを一流かどうか見抜くには、その人より賢いか専
    門知識を持ち合わせているかしなければとのことです。
    このような人に騙されないようになるために、解らないことがあ
    れば調べる確かめるクセを持ったほうがいいのかもしれません。
     寄藤文平氏とのコンビネーションは、より一層面白さを増して
    いるように思います。いつまでもこの面白いシリーズが続いて欲
    しいものだと思います。

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    2013年09月30日
  • 本当は怖い動物の子育て

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     読んでいて驚きの発見が連続して起きた本である。
     愛くるしい仕草を見せて私達を和ませてくれる動物たちは、私達の想像を遥かに越えた子育てをしている。そして後半にかけては動物たちの子育てと、現代社会で暮らす我々の意外な共通点を見出し、論じている。

     冒頭でまず驚いたのは、「もし種や集団のために尽くす個体がいるとしたら、自分の遺伝子を残していくという事が疎かになり、結果的に自分の遺伝子を残すことを優先する個体に負けてしまう。彼らはいかに効率よく遺伝子のコピーを残すかを極めているため」という点である。
     その他にも、タガメは自身の遺伝子を残すために60回近くも交尾して献身的に卵に水をかけるも、他のメスに卵を壊されたらそのメスと交尾してしまう(より強い遺伝子を残すため)、タツノオトシゴのオスは自分の身体に「子宮」を作り出産する、タスマニアデビルは交尾の前にメスを巣穴に二週間近く閉じ込めてしまう(他のオスを近づけないため)、チンパンジーはその時の状況によって集団の子供を共食いすることがある、オオジュリンは自分の子ではなさそうなヒナがいる時はエサを与えるのをサボるなど、動物たちの遺伝子をめぐる壮絶なやりとりが書かれている。

     そして、その動物たちの行動は、私達人間においても子殺し(子どもが男に撮って自分の子か否か・子供の質・生育環境)という先住民にみられる行動や、今日問題になっている児童虐待(連れ子・障害児の子育て疲れ・末っ子への比較的酷い虐待・貧困家庭)へも強い関係を持っているのではないかと問いかけているのが本書の真の狙いである。

     本書の最後のページを若干省略して引用する。
     「人間も動物の一種である以上、遺伝子の論理の下、手探りの苦労を重ねながらどう振舞うべきかと懸命になっている。そんな毎日の中、子につらく当たり、手を上げてしまいたくなるような状況に直面することは誰にでもありえます。まず一呼吸おいてみましょう。それは本能の喪失などではありません。動物として自然なこと、恥ずかしいことではないと確認するのです。人間は他の動物とは違うと思い込み、自分を追い詰めるような事だけはしてはいけないのです」

     動物の生態について学ぼうと手に取った本であったが、生態だけでなく、動物を通じて複雑化した人間社会についても学ばされた。いい本である。

    自分用キーワード
    種の保存・種の繁栄(40年前に否定されている) シジュウカラ(繁殖シーズンに二回繁殖するが、二回目の方がヒナの死亡率が高い。餌不足で全滅することを割けるために、あえてエサを取れないヒナを作っている) デヴィッド・ラック(鳥類学者) ジャイアントパンダ(双子の内、第二子は不測の事態のためのスペア。最初から死んでしまうようになっている) ツイン・スワッピング法(パンダの双子を両者ともに母親に育てさせるために、すりかえる方法) 着床遅延(ツキノワグマなどに見られる、受精卵が胚盤胞の状態になったまま細胞分裂を止め、子宮の中を漂う現象。食料の無い冬ごもりの時に出産することを避けるため、より多くの免疫の型を持った子を殖やす為の知恵) ハヌマンラングール(群れのリーダーが交代すると、そのリーダーは乳飲み子を殺して新たに自分の遺伝子を残そうとする) ブルース効果(新たなオスの登場によってメスの妊娠が中断、流産、吸収されてしまうこと) ジリス(授乳中のリスは動物性タンパク質の為に他のリスの子を食べることがある) 交尾排卵(ラッコやネコに見られる、交尾の刺激によって排卵が起きるという現象。オスが周囲にいない状態で排卵するのを避けている) ショート・ヴィジットの効果(兵士や漁師の妻にみられる、排卵後から月経までの妊娠しにくい時期であっても妊娠すること。チャンスをものにするために交尾排卵が起きているとされる。似たような例に、停電中やクリスマスといった大きな心の揺れが訪れる時は排卵が起きやすくなるとのこと) アヨレオ族(南米に住む先住民。正式な結婚を果たすまでにできた子供を、父親から援助が得られない・障害を持っている・きょうだいとの年齢が近いといった「育てられない」と判断した時に殺してしまう) 人間関係地域ファイル(HRAF) ヤノマミ(ブラジル付近に住む好戦的な部族。彼らも子殺しの風習がある) マーガレット・ミード(学問における問題を引き起こした人物。自分が望む情報、データを得るための質問を相手に見抜かれ、教えられた嘘の情報を基に『サモアの思春期』を出版した) ステップファミリー 福田史夫(霊長類学者。「子供を持った男女は、子どもが小学生以下の場合は決して再婚すべきではない」と、虐待事件について述べている) モソ(中国に住む集団。子育てをするのは全て血縁者であり、虐待のない集団とされる) 

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    2013年09月08日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    知らなかった動物の生態、より良い遺伝子を確率高く残すため我が子殺し、兄弟殺しは動物ではよくあること、
    人間の虐待も動物の本能、より良い自分の遺伝子を残すための本能が残っているから起きるのではという

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    2013年08月05日
  • 遺伝子が解く! 万世一系のひみつ

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    読書録「万世一系のひみつ」4

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p43より引用
    “そして!チョコレートの匂いは、男のペニスの血圧を増す”

     動物行動学者である著者による、生物に関する読者からの疑問
    や質問に答える一冊。
     腰のクビレについてからうさぎの死んだふりについてまで、シ
    リーズおなじみの楽しい挿画とともに答えられています。

     上記の引用は、男女の甘い物の好き嫌いについて書かれた項で
    の一文。ジョー・シュワルツ著「シュワルツ博士の「科学はこん
    なに面白い」」を参照しての一文とのことですが、これは男性諸
    氏にとってはありがたい情報なのでは?食べずに匂いを嗅ぐだけで
    いいのなら、どんな夜中でも体重等を気にすることなく試せて、
    具合がよさそうです。
     このシリーズにおいて、寄藤氏の挿画は必需品といえるのでは
    ないでしょうか。末永く続いて欲しいと思います。

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    2013年07月29日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    動物の子育て、先住民の子育て、現代人の子育て…と様々な角度からみる子育て。
    人間として当たり前と思ってた考え方もあっさりと覆された気分です。何が正しいとか間違っているとかそういう問題ではなく、生きているものはみな根元としては一緒。だけど、今私が法律の存在するもとで生きてる以上感じなくてはならない感情とかは大事にしたいなって思いました。

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    2013年06月13日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    久しぶりのレビュー。動物に見られる「子殺し」のメカニズムと、人間の児童虐待の関係について簡潔に述べられている。

    生物に共通の「子孫繁栄」という目標を達成するためには、あえて子を殺すことも理に叶う場合がある。それは動物にとって、よくあるプログラムであるそうだ。そうすると「では人間は?」と考えてしまうのは避けられない心理だろう。今でも「子殺し」が社会的に認められている先住民族の例を挙げながら、人間にも潜在しているプログラムが現代社会において「虐待」として表見していると本書は指摘する。それは非常にショッキングである。

    なぜ動物はあえて「子殺し」を行うのか。続きはこの本で。

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    2013年05月13日
  • 女は男の指を見る

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    タイトルの卑俗性からはかけ離れているほど刺激的かつ科学的な著書であり、他の方にも一読を勧める。よくある一流の男や良く出来る男などの経験則に基づいたものではなく、動物行動学に基づいて述べられている。

    本邦では倫理的な側面から当該研究がけしからんとひかえられているとのことだが、少子化や、草食など経験的な言葉で修辞して現在を批評するのであるならば本書を読んで科学的な側面にたってみることの重要性を再認識する必要があるのではないかと個人的には切に思う。

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    2013年04月22日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    タイトルとは裏腹に、育児放棄や虐待に関する考察の本。今でも文明の浸透していない原住民がいるということが驚きだった。母系性社会の方が子供を育てやすい、という考察を読み、女性のあらゆる意味での立場を見直すことで、もう少し子供を育てやすい社会を作れるのではないかと思った。

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    2013年04月20日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    本当に怖いです。母性愛を信じている人は、読まないでください。
    自分の遺伝子のコピーを残すことを最優先にするため、充分に育てられない、または自分の子ではないというときには、恐ろしいことが起こります。
    しかし、これは動物だけではありません。人間も同じです。子どもへの虐待が、本能で行われている部分がある、というのは衝撃でした。
    虐待を防ぐには、通報だけではダメ。育てやすい環境をつくること、その子を遺伝子的に大事にしてくれる人をつくること、いろいろ考えさせられました。

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    2013年04月11日
  • 本当は怖い動物の子育て

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    いかに動物は効率よく遺伝子を残そうとするかを、多くの事例とともに紹介しています。また、その内容をヒトにも展開しており、自らの子育てについて考えさせられます。残酷な事例も多いですが、とても勉強になりました。

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    2013年04月08日
  • もっとウソを! 男と女と科学の悦楽

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    いきなり性の話で、しかも表紙がこんな感じなので、借りるのが若干恥ずかしかったけど…
    生殖の話は生物学的に必ず通る道だし、女として生きていても大体通る道だし、やっぱり面白い。
    遺伝的に適応してきた多様性の話も興味深い。

    科学とは「その時点におけるもっともレヴェルの高いウソである」という見解もなるほどと思った。

    日高先生の思想的にも哲学的にも非常にレヴェルの高い話を面白おかしくやるって、私は単純に面白いな。ありがたいな。って思うけど、
    中途半端に科学をかじってる人(残念ながら中高の先生とか)は、面白いのは学問じゃないと信じ込んでることが多いらしい(*_*)

    竹内先生は「私に対して意地悪をする人がいるとしたら、〜(中略)〜ああ、この人もやっぱり遺伝子のコピーを増やすというプログラムに従って、こういう行動をとっているのかもしれない」という、精神衛生的に非常によい考え方を話してるo(^-^)o
    「人間の一生を考えると、みんな遺伝子のプログラムに従って成長するわけです。」
    大人の色気の出る時期や適齢期の男女の選び方、死ぬタイミングまで。
    人生を芝居のシナリオに例えて、最後まで一生懸命演じたい。と。

    高校の時に読んでからずっと思想としてあった「利己的遺伝子」の考え方や、「社会生物学」の考え方は、とても興味深い。
    種のため、相手のため、ではなく、結局は自分の遺伝子にとってよいかどうか、という判断基準で選択をしている。というところが、非常に納得。
    相手のため、ということは、つまりは「相手のために自分がしたいことをする」という自分のための行動。だと思ってるから。

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    2013年03月04日
  • 女は男の指を見る

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    竹内節炸裂です。
    結論ありきで、語られるため、賛否分かれると思いますが、
    勢いがあって好きです。
    この言い切りが竹内節の持ち味。
    楽しめますよ。

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    2012年11月07日
  • 遺伝子が解く! 男の指のひみつ 「私が、答えます」1

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    「遺伝子が解く!男の指のひみつ」4

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p82より引用
    “驚いたことにロッシは、日本の下駄や草履もプラットフォーム
    ・シューズ、つまり"厚底靴"だと言います。言われてみれば確か
    にそうです。”

     動物行動学者である著者による、Q&A形式の雑誌連載をまとめた
    一冊。
    マスターベーションの意味についてから離婚の遺伝についてまで、
    動物行動学を元にした著者独自の理論で、一つ一つ丁寧に答えら
    れています。

     上記の引用は、女性が厚底靴を履くことに対する質問への、回
    答の中の一文。厚底靴はプラットフォーム・シューズと分類され
    る靴の一種だそうで、古代ギリシアにその原型があらわれ、その
    後絶えること無く歴史に登場するそうです。
    この後厚底靴について著者の解説が書かれていますが、女性は昔
    から大変なんだなと思いました。
     イラストを寄藤文平氏が担当されており、ウィットとユーモア
    にあふれたイラストが本文の面白さをより一層引き立てているよ
    うに思います。

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    2012年09月24日