竹内久美子のレビュー一覧

  • 本当は怖い動物の子育て

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    「ダーウィンが来た!」的な動物おもしろ知識本かと思ったら大間違い。
    自分の子を“よく”残すという遺伝子レベルの話から、後半は人間の児童虐待の話へ。
    どうしても感情論で考えられがちですが、生物学や文化人類学の観点から考えると、また違った見え方をします。
    「母親スイッチ」なんてない、という指摘は、救われるお母さんも多いのではないでしょうか。

    ただ研究結果をまとめただけではなく、最後にちょっと突飛な虐待解決策を提案しているのも面白いです。

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    2013年11月25日
  • 女は男の指を見る

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     宗教や戒律は浮気で成功できない男たちに作られた論理である・・・といった内容が登場する。
     これも一つの理由として考えれば面白いのだけれども、人間てそんなに単純だろうか?と疑問を持った。
     しかし、若いころリチャード・ドーキンスの論文を読んで「谷底に突き落とされたかのような気持ちになった」と表現した著者らしい一冊。

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    2013年04月29日
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?

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    動物行動学に視点に立ちながらあけっぴろげなエッセイのような体の本書の赤面して忌避するものもあれば、私のように本
    著者を好んで読むものもいる。

    対策と傾向としては、人間は「所詮」動物と捉えるとともに「されど高等な」動物と両側面で捉えて止揚することが良いのかもしれない。飲み会ネタだけどとても勉強になりました。

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    2013年04月22日
  • 女は男の指を見る

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    著者は、動物行動学の専門家。動物学的な見地からこれまでにも多数の楽しい本を出版されています。
    子孫繁栄と種の保存という視点から動物の行動を解釈しています。
    テストステロンが免疫抑制効果があるとは知らなかった。

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    2013年01月28日
  • シンメトリーな男

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    「シンメトリーな男」3

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p155より引用
    “ハゲもヒゲも、よほど深い意味を持っていると考えざるを得な
    いではないか。”

     動物行動学者である著者による、体の対称性が生殖活動にもた
    らす影響について書かれた一冊。
     競馬に関する話からスポーツマンについてまで、数々の研究者
    たちの事例を元に書かれています。

     上記の引用は、ハゲについて書かれた項の一文。
    ハゲはどうやら病気に強いそうで、特に胃ガンに強いということ
    です。どのような事にも、なにがしかのメリットがあるのかも知
    れません。
     目には見えない極めて小さな単位でシンメトリーであるかどう
    かが、異性に

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    2012年12月14日
  • 遺伝子が解く! 女の唇のひみつ

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    「子どもがホウレンソウを嫌うのは」「高齢出産では息子が生まれる?」動物行動学者がひもとくエッセイ。おもしろい。12.9.22

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    2012年09月22日
  • シンメトリーな男

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    またまた竹内女史の本。

    昆虫や鳥のデータから始まり、ヒトにいたるまで本能レベルで分析。

    ハゲに胃がんなしかぁ…。

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    2012年05月03日
  • 遺伝子が解く! 女の唇のひみつ

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    人相占いで言われるようなことをきちんと統計をとって立証してくれる本。

    イラストが可愛いし、妙なことを真面目に分析していて秀逸。

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    2012年05月03日
  • 女は男の指を見る

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    動物行動学の観点からみてみると、ああ、なるほど、と思うことばかり。男性の指は私は確かに無意識に見てしまうのだけれども、やはり本能だったということですかね。
    女性が男性の指をみることと、男性が女性の脚をみることは、同じことだと、認識してもよさそう。
    日本人がもつ、心のもろさ、これはむしろ誇ってしまってよいのだな!!!

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    2012年04月21日
  • そんなバカな! 遺伝子と神について

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    遺伝子の話が主ですが、ただの遺伝子の話に留まらない話の展開はおもしろかったです。人間も生物なので、その持っている遺伝子の命令にはそむけない。そうできないようになっている。そこから親子の関係とか家族の枠組みとか、自分に置き換えてみるとおもしろい話が多かったかな。若干、数字の話とかがあって理解しきれなかったところもあったし腑に落ちない部分もあったけど、こういう見方もあるのかと参考になりました。

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    2012年03月11日
  • シンメトリーな男

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    オスに限ってのことなんだけど、シンメトリーであるということには数多くの特典があるらしい(メスの場合もおっぱいがシンメトリーだとよく子を産むといったことはあるが、それ以上にシンメトリーであることとの関係はないとか)。シンメトリーということは、寄生者の害を受けなかった証であり、メスは微妙なシンメトリー性をかぎ分けて選ぶ天性の能力があるらしい。なぜなら、身体防御能力の高いオスとなら生存性の高い子が設けられるから。ま、しかもそれが顔もよくて頭もよくてってことになるなら、ほんとに以下にあるように一石数鳥なわけだ。

    ○EPC(ウワキ)の相手としてご指名がよくかかる。
    ○顔がいい。
    ○童貞を失うのが早い。

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    2011年12月19日
  • 女は男の指を見る

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    110910on朝日
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    「初対面で、女は男の顔よりも指を見る」「ハゲの男は病気に強い」「浮気で得をするのは女である」…。数々の実験や最新データをもとに、「色気」「魅力」「相性」の正体を、動物行動学で読み解く。

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    2011年10月22日
  • 遺伝子が解く! 美人の身体(からだ)

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    Q&A式によるエッセイ集
    「遺伝子が解く!」シリーズ7弾とのことだが 私は初めて手にした

    動物行動学研究者の著者のレクチャーに「ほぉー!」と思わされる事多し
    Hな展開な時も有り

    様々なQがあり 5P程でAが出るので 短い時間でも本が読みたい時に手頃

    また 好きな所から読める

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    2011年10月03日
  • 遺伝子が解く! 美人の身体(からだ)

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    いつものクオリティ。

    だけど後半に出てくる生き物になじみがないので昔ほど興味を持てないのが残念だ。本を読むことにも自然体験の不足が影響するのだな。

    前半の下世話なテーマに対しては読む意欲が持続するもんなぁ。

    解説の笹幸恵さんの「オスのメス化,メスのオス化」はよく言われることがだが,「メスはメスの代替物としてオスを求めていない」という考えは痛快だ。だいたい最近のオスはメスに媚びすぎなんだよ。でもメスにそっぽをむかれたら繁殖はできない。何か商売みたいだ。

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    2011年07月27日
  • 女は男の指を見る

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    [ 内容 ]
    本書で明かす事実その1「初対面で、女は男の顔よりも指を見る」。
    その2「ハゲの男は病気に強い」。
    その3「自分と違う免疫の型の持ち主ほど、匂いがいい」。
    その4「ピルは女の勘を鈍らせる」。
    その5「浮気で得をするのは女である」…数々の実験や最新データをもとに動物行動学で読み解く、「色気」「魅力」「相性」の正体。
    「遺伝子の企み」がここまでだったとは!
    次々常識が覆される高揚感あふれる一冊。

    [ 目次 ]
    第1章 人類最大の発明と繁殖の掟
    第2章 女は男の指を見ている―Hox遺伝子の話
    第3章 ハゲの発するメッセージ―テストステロンの話
    第4章 「選ばれし者」を測ってみると―シン

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    2011年05月23日
  • 女は男の指を見る

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    ネタバレ

    読んでみて、なるほどそうだったのかと納得。
    このことをテーマにしたのがまず面白い。
    この本を読んでからしばらくは、男の人の指が直視できなくなる(笑)

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    2011年03月28日
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?

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     「似た者夫婦のひみつ!」の章で著者が語るところによると、あまり近すぎると遺伝的な障害を生む確立が高くなるが、遠すぎると生きる戦略が違い過ぎて相手に選ばれにくいのだそうだ。一つの花に、様々な距離にある花の花粉をつける実験では、1メートルから10メートルくらいまでの花粉で最もよく実がつくらしい。

     すべての生物は、自分の遺伝子をいかに効率良く後世に残すことが出来るか、意識せずともその行動を読むことで納得がいく。フロイトの夢判断のように現れるものは複雑でも、その原因は単純なのだった。

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    2015年05月11日
  • 浮気人類進化論 きびしい社会といいかげんな社会

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    あんまり人間のことは書いてなかった。
    動物や虫なんかの交尾に対する姿勢みたいなものがたくさん書いてあった。
    子殺しをする猿ってけっこう多いらしい。それに比べると人間はまだ平和なほうだということが何度も書かれていた。

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    2010年08月30日
  • 女は男の指を見る

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    ふうん、自分がすらりとした指にときめくのは、利己的な遺伝子の仕業であったか。あんまり遺伝子君だけの責任にしてもいけないけれど。

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    2011年10月11日
  • 浮気人類進化論 きびしい社会といいかげんな社会

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    購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    サルはなぜ人間に進化したのか?それは言葉による男と女の駆け引き、騙し合い、そして「浮気」のせいだった―様々な動物の婚姻形態を比較しながら、人間の男を社交的で口説き上手の文科系男と口下手だが誠実な理科系男に分類。常識を覆す人間考察と大胆な仮説で話題を呼んだ、竹内久美子の衝撃的デビュー作。

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    2010年04月05日