竹内久美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「シンメトリーな男」3
著者 竹内久美子
出版 文藝春秋
p155より引用
“ハゲもヒゲも、よほど深い意味を持っていると考えざるを得な
いではないか。”
動物行動学者である著者による、体の対称性が生殖活動にもた
らす影響について書かれた一冊。
競馬に関する話からスポーツマンについてまで、数々の研究者
たちの事例を元に書かれています。
上記の引用は、ハゲについて書かれた項の一文。
ハゲはどうやら病気に強いそうで、特に胃ガンに強いということ
です。どのような事にも、なにがしかのメリットがあるのかも知
れません。
目には見えない極めて小さな単位でシンメトリーであるかどう
かが、異性に -
Posted by ブクログ
オスに限ってのことなんだけど、シンメトリーであるということには数多くの特典があるらしい(メスの場合もおっぱいがシンメトリーだとよく子を産むといったことはあるが、それ以上にシンメトリーであることとの関係はないとか)。シンメトリーということは、寄生者の害を受けなかった証であり、メスは微妙なシンメトリー性をかぎ分けて選ぶ天性の能力があるらしい。なぜなら、身体防御能力の高いオスとなら生存性の高い子が設けられるから。ま、しかもそれが顔もよくて頭もよくてってことになるなら、ほんとに以下にあるように一石数鳥なわけだ。
○EPC(ウワキ)の相手としてご指名がよくかかる。
○顔がいい。
○童貞を失うのが早い。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
本書で明かす事実その1「初対面で、女は男の顔よりも指を見る」。
その2「ハゲの男は病気に強い」。
その3「自分と違う免疫の型の持ち主ほど、匂いがいい」。
その4「ピルは女の勘を鈍らせる」。
その5「浮気で得をするのは女である」…数々の実験や最新データをもとに動物行動学で読み解く、「色気」「魅力」「相性」の正体。
「遺伝子の企み」がここまでだったとは!
次々常識が覆される高揚感あふれる一冊。
[ 目次 ]
第1章 人類最大の発明と繁殖の掟
第2章 女は男の指を見ている―Hox遺伝子の話
第3章 ハゲの発するメッセージ―テストステロンの話
第4章 「選ばれし者」を測ってみると―シン