竹内久美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著書ではドーキンスの「利己的な遺伝子」の観点からほ乳類の生態の2類型を考察し、それぞれの利点と欠点を挙げている。
ほ乳類の社会には厳しい社会といいかげんな社会とがある。厳しい社会とは浮気を容認しない社会であり、いいかげんな社会とは浮気を容認する社会のこと。厳しい社会ではハヌマンラングールやライオンに見られるような子殺しがおこる。いいかげんな社会ではそれが防がれる。
浮気を容認することでその種は進化していく。
人間とチンパンジーとゴリラはそれぞれ類人猿から別途に進化したもので、どれが優れているというものではない。人間は脳が、チンパンジーは睾丸が、ゴリラは体格がその環境に応じて発展した。人間はおご