竹内久美子のレビュー一覧
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購入済み
遺伝子が解く!アタマはスロー
竹内久美子さんの本は、「賭博と国家と男と女」から、もう何冊も読んでいますが、相変わらず読みやすい文章です。読んでいて疲れないし、すき間時間に読むのにちょうどよくて、おすすめです。
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Posted by ブクログ
子供と動物の番組は視聴率が稼げるものらしい。
心温まる、とか、厳しさの中でも健気に…とか、そういうウケそうなフィルターをかけているからだと思うのだが、実のところ、そうでもしないとあまりにイメージを損なうからでは、と思う。
本書では、社会の掟、性行動、生存競争、寄生の四章でそれぞれ動物を紹介する。
気に食わない他人の豪邸を壊す、というのは、人間でもみられること。
卵を投げつける、とか落書きする、とか…でもそれは、対等と思っているかららしい。
確実なランクがあれば、そういうことはしないそうだ。
うーん、人間もたしかに同じことやってる…
コバナフルーツコウモリの行動も、ヒメヤマセミも、人間界でもよく聞く話で…。
ブチハイエナは、メスがオス化しているという謎多き動物。
男性生殖器を模した場所から出産するという(しかも死産率、母親の死亡率も高い!)。
優位に立つためだけに命をかけるか?
しかも、出生率も低くなるのに。悪、というより謎だ。
寄生の話はホラーとしか言えない…脳に到達した寄生虫が、宿主をゾンビ化させ…は、全米が恐怖に震えてしまいそうだ。
生き物の多様性は、時に人間を恐れ慄かせるが、それは本当に恐怖なのか?
もはやそれすらわからない。 -
Posted by ブクログ
読書録「遺伝子が解く!その愛は、損か、得か」
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著者 竹内久美子
出版 文藝春秋
p39より引用
“ カタツムリは殻をつくるためにカルシウ
ムを石灰岩の表面を舐めるなどして摂取して
いるのです。
すると、カタツムリにとってはどうしても
石灰岩や石灰質が必要で、棲む地域が限られ
ます。実際、彼らは石灰岩地帯の他、城跡、
社寺、雑木林などのカルシウムに富む場所に
しか棲んでいないのです。
とすれば!ナメクジとはその制約を振り払
い、もっと広い地域に進出する道を選んだ動
物。そのために思い切って殻を捨ててしまっ
たというわけなのです。”
目次より抜粋引用
“たかがセックス、やっぱりセックス!
真似したい?真似したくない?動物たちの羨
ましい生態
こんなことも、あんなことも。いろいろあ
ります、人間ですから。
奇妙な動物大集合!地球は誰のもの?
美しく咲き誇るだけではない植物たちの現
実”
動物行動学者である著者による、動物に関
する質問に答える雑誌連載をまとめた一冊。
同社刊行作文庫版。
人間と他の類人猿の混血の可能性からムク
ドリの夕方の集会の謎についてまで、寄藤氏
のイラストとともにユーモアにあふれた文章
で答えられています。
上記の引用は、カタツムリとナメクジにつ
いて書かれた項での一節。
前に進むためには、何かを思い切って手放す
ことも時には必要なのかもしれません。
人が宇宙へ進出するならば、ナメクジくらい
の大きな覚悟で何かを手放すことになるので
はないでしょうか。
どうやら雑誌連載は終了している様子、ま
たどこかで再開してほしい作品です。
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Posted by ブクログ
ツバメの尾って、長いのはオスだけで、メスはそんなに長くないのだそう。
そしてモテるのは尾の長いオス。
ツバメ社会は見た目のいいオスがモテるらしい。
尾が長いとどうなの?
エサとなる虫を取るのは苦手らしい。
でも、モテモテ。
なんで?
尾の長いツバメは寄生虫に強い遺伝子を持っているらしいのだ。
寄生虫に強いということは、健康であるということなので、長生きできる可能性が高まる。
子孫を残せる可能性が高まる。
メスの遺伝子も残せる可能性が高まる。
ツバメは一夫一婦制だけど、浮気はあり。
尾の長いツバメはより取り見取りだけど、尾の短いツバメは浮気もできない。それどころか、尾の短いツバメの妻であるメスの浮気率が高い、と、とことん見た目にこだわるんだって。
ひるがえって、人間。
足の長い男がモテる条件なんだそうだ。
樹上生活から地べた生活になった人間は、寄生虫にお尻が狙われるために、足が長いほうが寄生虫対策上よろしいそうだ。
なので人類はどんどん足が長くなっている…?
え~。そこまで言うとちょっと胡散くさいなあ。
肉食獣より草食動物の方が腸が長いんだよね。草は消化が悪いから。
柔かくて消化のいいものばかり食べている現代人は、足が長くなっても当たり前で、決して寄生虫対策ではないと思うんだ。
逆に、サプリメントをタブレットでがぶっと丸呑みして栄養補給している人は、消化が悪くて腸が伸びそうだよね。
寄生虫が自身を守るために寄生主の行動を操作するのは確かにありそう。
でも、それで全てが説明できるかといえば、それはへ理屈にすぎないのではないかという気がする。
屁理屈だとわかったうえで読むとしたら、こういうのは嫌いじゃない。
むしろ好き。
面白かった~。