【感想・ネタバレ】遺伝子が解く! 愛と性の「なぜ」のレビュー

あらすじ

当たり前と思っている人間の愛と性も、遺伝子から解き明かすとこんなに違って見えてくる。ブロンド女性の人気も、ペニスに骨がないのも、そもそも性器がこんな場所にあるのも、つまりはみんな偉大なる自然淘汰の思し召し? あなたの性生活までも変える――かもしれない最新の動物行動学のウンチクが満載。 「遺伝子が解く!」シリーズ第3弾。

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Posted by ブクログ

読書録「遺伝子が解く!愛と性の「なぜ」」4

著者 竹内久美子
出版 文藝春秋

p292より引用
“まったくお酒を飲まないよりも、少量飲んだ
方が健康にいいというのがー決して酒飲みの口
実や言い訳ではなくー医学の世界での常識で
す。”

目次より抜粋引用
“まずは男と女のハナシから
 婚姻形態と繁殖戦略
 出産&誕生の謎
 動物行動学を学ぶには
 心の病を考える”

 動物行動学者である著者による、雑誌で連載
された、読者からの質問に答えるエッセイ集。
 男女の生物学的性質についてから小説の登場
人物と病気の関係についてまで、誰にでもわか
りやすい言葉で書かれています。

 上記の引用は、飲酒と健康についての質問
対する一節。
全く飲まない人と大酒飲みとを比べたら、十年
後に死亡する確率が大体同じになるそうです。
酒は百薬の長というのは、どうやら本当のこと
のようですね。
しかし、体にいい適量というのが、一日平均で
ビール大瓶1.5本程度までとか。この程度の量で
飲み終えることが出来る人が、果たしてどのく
らいいることかと思うと、お酒を飲んで長生き
するのも簡単ではなさそうです。
 質問に答える文章の明快さと、寄藤氏のイラ
ストが相まって、いつも楽しいシリーズです。

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2015年02月17日

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