鈴木恵のレビュー一覧

  • 拳銃使いの娘

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    ネタバレ

    内気で世界と上手く折りあえずにいる少女ポリーの人生は、刑務所帰りの父ネイトの登場によりすっかり変わってしまった。2人を追うギャングからの逃避行は果たして成功するのか?

    勇敢なる相棒、熊に敬礼!
    なんとー、びっくりしました。こんな殺伐としたストーリーなのに、読後の余韻と、そこはかとない切なさときたら。
    最初は、なんかむちゃくちゃやん!と思っていたのに、気がついたらネイトの不器用ながらも娘を愛する気持ちや、ポリーが成長して行く姿にすっかりハマってしまいました。そして熊が!最後までいい味出しすぎ。

    ネイトが結局どうなったのか、示唆はしつつも、解釈の可能性を残しているのも良かった。ネイトがポリーを

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    2019年06月29日
  • 拳銃使いの娘

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    出獄直前に、闇の世界を牛耳る組織の幹部を殺してしまったことから、男は自分だけではなく家族の命をも狙われることになる。元妻とその夫は無残に殺されたことを知った男は、11歳の娘を連れて逃亡する。
    まあ、プロットはこんだけで、あとは2人がいかに立ち回り生き延びるかという興味に尽きる。でもキャラクター造形が上手くて飽きさせない。タイトルの「拳銃使い」はやや大袈裟に過ぎる気がした。

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    2019年05月03日
  • 拳銃使いの娘

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    面白くて一気読み。著者は脚本家で初の小説だそうだが、なるほど読み手をダレさせないスピーディな展開で、長さもほどほど、リーダビリティ抜群だ。あ、とは言ってもギャングものを好まない人や、物理的に「痛い」描写が苦手な人は別だが。

    ギャングから暗殺指令の対象とされた男が娘を守ろうとする、その設定自体に目新しさはないが、これを娘視点で書き、しかも「無垢で守られるだけの娘」にしなかった。そこが実に良い。これ、娘のポリーを主人公にしてシリーズ化できそう。当然のごとく映画化が決まっているようだが、父のネイトは誰がやるのかな。ちょっと楽しみ。

    詳細な心理描写があるわけではないのに、登場人物それぞれの個性がく

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    2019年04月25日
  • 拳銃使いの娘

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    クマのぬいぐるみを持った,金星から来た11歳の女の子ポリー.刑務所から出てきたばかりの父親とともに命を的にした逃避行.だけど逃げるばかりでなく撃って出るところ,ハラハラドキドキしどうしの250ページだった.映画を見ているようにテンポよく物語が進みまた人物も手触り感のある表現で的確だ.守られているばかりじゃない11歳の女の子の面目躍如の活躍に興奮した.

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    2019年03月28日
  • 拳銃使いの娘

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    「その娘への正式な青信号を点す」

    出獄間際、ギャング組織と敵対してしまった父ネイトは、ギャング組織により家族もろとも処刑命令を下される。
    彼の娘ポリーは父ネイトとお気に入りの熊の人形とともに果て無き逃避行に巻き込まれていく。

    血と暴力、父の葛藤、少女の成長。様々な要素を詰め込んだ傑作。

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    2019年03月20日
  • その雪と血を

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    ネタバレ

    これはね、超切ない作品よ。
    殺し屋だけれども、女に乱暴を働く男が
    許せない男なの。
    それは自分の最初の殺しと関係するけど…

    それがゆえに本来の任務を逸脱し、
    ボスの息子を殺害してしまいます。
    結局根回しをして彼は
    対立組織を頼りますが…

    彼は結局、それがゆえに
    命を落とすことになるのです。
    残念だけれども。

    彼の存在は危険なのもあるけど、
    要するに別の女を愛したのが
    ボスの元妻は許せなかったんじゃないかな。
    彼は不思議な魅力を持つ危険な男だったからね。

    それを雪のシーンで描くんだぜ。
    罪深いこった。

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    2018年12月07日
  • 真夜中の太陽

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    宗教的にストイックな村と村人、その村で暮らし離れることが出来ない美しい母と息子、そこに外からやってきた男…ということで、『刑事ジョン・ブック』を思い出す。
    ストーリーとしては単純でオーソドックスだけど、キレも雰囲気もいいよね。ノルウエー極北の厳しい自然や寒さ、白夜も、舞台として効果が高い。
    そしてウルフとレアの、言いたくても言えない(言ってはいけない)抑制の感じがなんとも言えず、切なくていいです。

    ネスボ、やっぱりヤルなあ〜。

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    2018年11月08日
  • 宝島

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    古典。多くの人を引きつけるものであることがよく分かりました。なかなか面白かったです。確かに人気のシルヴァーのキャラはたっていますね。

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    2018年06月01日
  • 宝島

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    ひぐ的GWの課題本は息子から借りた『宝島』
    子どもの頃読んだかもしれないが、48歳にしてワクワクさせられた。読後の感想は、冒険心と行動が身を助ける。

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    2018年05月03日
  • ニューヨーク1954

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    う〜む、極めて米国っぽい物語、しかも1954年というある意味中途半端な時代性がとても効いている。あ〜米国もそういう時代だったのだなぁと。
    全編に漂うNY 夜の街はとても心地よいし、あの時代のいろんな要素が絡み合ってとても刺激的快感。

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    2018年02月13日
  • 宝島

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    ネタバレ

    子供のときに出会いたかった冒険小説。今で言う"ワンピース"みたいな小説。主人公のジム・ホーキンスをはじめ、シルヴァー船長など登場人物が一人一人キャラ立っているのも面白い。細かく章ごとに区切られているのも読みやすくてよかった。最後は一気に読み進めてしまい、意外な結末を迎える。ジムの運の良さは逆に快感だった。

    「旅が好きで行きたいけどなかなか行けない」と言う人にすすめたい。

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    2017年08月28日
  • その雪と血を

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    ノルェー作家 もう、最初暗くて暗くて何度投げそうになったか でも177pと薄いので、意地でも読み終えてやると思ったら、あらら…最後の最後にあぁこうきたか ん〜上手いな 
    とてつもなく悲しく、美しいラスト 胸に沁み入りました この作家は日本人好みだと思う 

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    2017年05月01日
  • その雪と血を

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    この主人公をレオ様がやるのか…なんかイメージが違うなぁ。
    ほんと、健さんだったわ「自分不器用ですから」って感じが。

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    2017年04月23日
  • アルファベット・ハウス

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    人気シリーズ「特捜部Q」で知られる北欧ミステリの雄、ユッシ・エーズラ・オールスンの初期の作品。嗜虐的な人物による陰湿で執拗ないじめと長い時間をおいて反撃可能になった被害者の苛烈な復讐という人気シリーズに繰り返し現れる主題は、作家活動初期段階から顕著であった。

    二部構成。第一部は第二次世界大戦末期の1944年。第二部は1972年。場所はドイツ、フライブルク近辺。主人公は、イギリス空軍パイロット、ブライアン・ヤング。ブライアンとその親友のジェイムズ・ティ-ズデイルは、アメリカ軍から協力要請を受け、ドイツにあるV1飛行爆弾基地を撮影する任務を受けた。クリスマス休暇中でもあり、ブライアンは渋ったが、

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    2017年04月10日
  • その雪と血を

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    ネタバレ

    いろんな方がレビューで文章の美しさを指摘しててどんなだろうとワクワクしていた。冒頭から、おぉって思わせる私好みの文体!この人の書く文章はどれもこんな感じなのか?!
    だとしたら読まねば!
    ★五個にしようか迷ったが、最後の方のくだりがどこまで現実なのか難解で…そこがまたいいのかもしれないですが。
    ノワールってイイなあと思わせる。
    哀しい…けどだからこそ美しさが際立つ。
    レオ様で映画化されるんですか?

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    2017年03月29日
  • その雪と血を

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    ネタバレ

    結晶で降る雪を見たことがある。知床ウトロにある小学校の校庭にテントを張っていた時、青いフライシートに降りる雪は結晶の形そのままだった。本書の冒頭の風景に降る雪も結晶だ。しかし、白く美しい雪に血の色が混じる。ドライな文体で、とてつもなくハードボイルドな文章だが、詩的で美しい描写だ。主人公の始末屋(殺し屋)の胸の内に流れる熱いものがそうさせるに違いない。
    一人称で語られる主人公オーラヴの経歴は謙遜気味だが、物語が進むにつれ、思慮、行動とも一流のそれだと理解できる。ノワール小説の形式はとっているが、描かれているのは主人公の恋心なので、文章全体が純粋かつ、美しい。小説の終えんに合わせて、読者である自分

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    2017年01月21日
  • その雪と血を

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    ネタバレ

    パルプ・ノワールにクリスマスと恋愛を盛り込むという、食べ合わせが悪いような組み合わせなのに、見事に融合していて、ちょっと切ない恋愛小説という趣になっていました。主人公のオーラヴにはできないことが四つあり、惚れっぽく、ついにはボスから殺すように命令された女性にまで一目惚れしてしまう。そして一度好きになったら命がけで守ろうとする、そんなところが殺し屋なのに親近感を抱いてしまう。ポケミスにしては分量が少なく展開も早くさらっと読めて面白かった。

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    2017年01月16日
  • トランプ

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    オバマ氏が大統領選に勝利したあとは、彼を絶賛する書籍が多く出版されたが、トランプ氏の場合は逆に警戒心溢れるものが多い。本書が象徴的だろう。
    しかしながら中身はとても興味深く読めた。
    さてどんな大統領になり、どんな手腕を発揮するのだろうか。
    怖くもあり楽しみでもあるな。

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    2016年12月10日
  • トランプ

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    ドナルド・トランプについて取材をした本。彼の半生について第三者目線で書かれている。
    トランプはナルシストで、自分がいかに凄い人物かを見せる能力に長けていることがよくわかった。ビジネスでの華々しい成功があるものの、それなりに大きな失敗もしているが、その失敗を見せないようにうまく振る舞ってきている人物である。
    このように、自分のために働いてきた人物が、アメリカの大統領となり、どのように振舞っていくか、そして何を残すか、見ものである。怖いけど。

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    2016年12月02日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    旧作でも名作であれば面白い。
    設定としては第二次世界大戦の二十年後。主人公は大戦時もレジスタンスとして活躍した運び屋。相棒はアル中のガンマン。運ぶのはフランス人の富豪と美人秘書。
    設定としてはベタだし黒幕も予想通り。それでも次々と刺客が襲ってくるスピーディな展開と色々なツテを活かして目的地へと向かうサスペンスのような展開が読ませる。

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    2016年11月04日