鈴木恵のレビュー一覧

  • 第八の探偵

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    面白いとの情報が飛び交ってたが、昔のミステリーに似たような作品ありで、うん?と思いながら読んだ。パロディかと思わせながらの後半は素晴らしいと思う。先入観なしで完読して欲しい。☆5かどうか悩ましかった。

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    2021年05月20日
  • 拳銃使いの娘

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     タイトルからスナイパーか何か拳銃が上手な少女のストーリーかと思った。ドラッグ・殺人・復讐・家族そしてメルヘン、変わったミステリーです。

     ネイトが出所して向かった先は、娘の中学校だった。そのまま2人の逃亡劇が始まる。

     刑務所で嵌められる事を避けようと囚人の1人を刺し殺した。犯人は判らずネイトはそのまま出所期限を迎え娑婆に出たが、元妻のエイヴィスが殺された。囚人組織のボスは刺し殺された囚人の兄で、ネイトの身内に報復に出たのだ。

     青い稲妻の刺青軍団から逃れる為に、ネイトと娘ポリーと小熊の3人は逃亡を始めた。険悪だった2人だが殺すか殺されるかの緊張の連続の中、親子としての会話や愛情が育ま

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    2021年05月09日
  • 第八の探偵

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    「作中作」と聞くと、どんな仕掛けがあるのかと疑いながら読み進めるのは、ミステリ慣れした読者の悪いクセですが、この『第八の探偵』の作中作のある真実が語られたとき、「そうきたか~」と心中で唸りました。
    本格ミステリ好きが本格ミステリへの愛をこめ、そして技巧を凝らし、不敵な笑みを浮かべながら作り上げた作品のように感じます。

    かつて『ホワイトの殺人事件集』という短編集を発表し、その後小島で隠遁生活を送るグラント。彼の元にその短編集を復刊したいと、編集者のジュリアが訪れる。二人は『ホワイトの殺人事件集』の短編を読み返しながら、ミステリついての議論を重ねていくが……

    作中に収録されている作中作は7編。

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    2021年05月16日
  • 拳銃使いの娘

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    とんでもない人生勉強。絞め技体得し、実践するところはすごいです。ほんとにとんでもないけど、こういう生き方もあるよな、と思わされました。次第に立派な父親に見えてきちゃうし。あんなに酷い目にあっても生存できるもんなんだな。

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    2021年03月04日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    面白かった、ナイステンポ!
    皆キツさが魅力的だったな。
    特に己とその大切なもの、その掴んだ手を握り続けようとするレイチェル、カイリー、ピートがやはり。

    大人と子供も、自分で決めた事もそんな己に決まった事も、地続きで。けれども、異なるもので。

    終盤はある程度新鮮さは落ち着く展開だけれど、それはそうだよね、だし。

    真犯人の世界は想像が及び辛いけれど、故に成り立つ文章の提示構造と、それでもなお、が残るバランスがある。

    交換誘拐と、チェーンメールと。
    真犯人と主人公どちらも、異質ながら確かに人間関係によりそうなった人達で。
    そうして、どちらが勝つかとて、どう転ぶか分からなかったもので。
    確かな

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    2021年01月07日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    楽しめた。昔の小説だな、と感じるところはあれどキャラクターの造形が良い。簡潔で読みやすいのは新訳のおかげなのかな。でも、もっと若いうちに読んでおけばよかったかも

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    2021年01月04日
  • 拳銃使いの娘

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    アウトローの男と娘の逃避行というのはよくある設定だが、父親譲りの拳銃使いの眼をした少女が血生臭い修羅場をくぐった末に逞しくなって父親を支え遂には独り立ちする姿は実にふてぶてしくもありまた凛々しくもある。続編は書かれてないようだけれども、さらに逞しくふてぶてしくなったポリーの物語をいつか読みたいものだ。

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    2021年01月03日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    ハードボイルド。男が請け負った仕事は金持ちの投資家を1人、国境越えて逃すこと。ところがもう1人スナイパーが現れてボディーガードをすると言い出し、逃す方も秘書の女を連れてきて一緒に逃げると言うし、なかなかの面倒に発展する。終始、シリアス。

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    2020年09月19日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    ネタバレ

    娘のカイリーはつらい体験をしたが,無事に帰ってきた。レイチェルが選んだ次の被害者ダンリーヴィもまた,チェーンをうまく継続させた。一見もとの日々が戻ってきたように見えるが,巻き込まれたレイチェル,ピート,カイリーはみな,取り返しのつかない傷を負ってしまった。レイチェルは娘のために立ち上がる決意をする。チェーンを壊さなくては。

    「ルーム」,「棺の女」等々,「帰ってきた被害者のその後」を描く物語はいくつかありますが,この本の場合は「自分も加害者になってしまった。だから本当のことは誰にも言えない」ということのほか重たい事情を抱えているところが特徴。
    下巻では,ピートに止められながらも立ち向かう決意を

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    2020年08月30日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

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    ネタバレ

    癌治療,離婚と最悪の時期を何とか乗り越え,新生活の第一歩を始めようとしたまさにその日,レイチェルに人生最大の悪夢が訪れる。娘が誘拐されたのだ。しかも誘拐犯からの要求は前代未聞のものだった。

    誘拐犯が,次の誘拐を要求するという設定がすごく興味深くて読んでみた。普通の人がなりふり構わず,しかし良心の呵責に耐え切れずに苦しみながらも次第に犯罪に手を染めていく過程がものすごくて,でもほとんどの人が「自分もやるかも・・・」と思わざるを得ない。読んでいてしんどくなるうえ,チェーンの黒幕に対するむかつきが半端ないです笑
    レイチェルの元夫マーティは悪人ではないんだろうけど頼りなさ半端なくてなんかむかつくし笑

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    2020年08月30日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    幼いころ、息を飲むように読んだ無人島の漂流記。
    息子用に買ったので、30年ぶりくらいに再読。
    「フライデー」とか、懐かしい名前があり興奮しながら、
    人種差別のことなど、幼い頃は気づけなかった着眼点がありました。
    いちばん、ドロッと残っているのはお金のこと。

    無人島時代は、あんなに「お金なんてなんの意味もない」だったのに、
    脱出できたら、金の亡者みたくなっている。
    人間の人間らしさをよく描いています。

    大人が読んでも、おもしろいよ。
    ううん、大人が読むからおもしろいよ。

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    2020年07月24日
  • 宝島

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    たしかに大人が読んでも十分面白い。大団円となることがあらかじめ想定されるだけあって、安心して読める。主人公ジム・ホーキンズの視点から見た物語と同時点でのリヴジー先生の視点から見た物語がそれぞれ語られるという構成によって、鳥瞰図的な視線の動きが与えられ、ドラマティックさが増している。登場人物のキャラクターはそれぞれ個性派ばかりであるが、特にシルヴァーのそれが際立つ。最後の最後で、負けを認めたのかと思ったら、そういうわけでもなく、シルヴァーの狡猾さと計算高さに海賊として生き残ってきた証を感じ取ることができた。

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    2020年07月24日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    シングルマザーのレイチェルの娘、カイリーが誘拐される。身代金2万5千ドルと、別の子供を誘拐しろと要求が。電話をかけてきた者は、息子が誘拐されている、レイチェルが別の人を誘拐しないと息子が解放されないのだと言う。つまり、チェーンのように、次から次へと誘拐が連鎖していくシステムなのだ・・・

    なかなか面白かった。

    魅力的な人物造形はほとんどないが、チェーンというシステムとストーリー展開が抜群だった。純文学と真逆のエンターテイメント。

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    2020年06月07日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    娘を救うため、レイチェルは元義兄の退役軍人とともに無関係の子供の誘拐を計画し、実行しようとする。しかし彼らの前には予想だにしないトラブルが立ちはだかり……。はたして誘拐の連鎖に囚われた彼らは〈チェーン〉から脱け出すことができるのか?

    第二部からが、やや見え見えとなるが、そこは勢いで読ませる。この設定、実際に行われていたことがヒントになっていたと知り、ビックリ。不幸の手紙もまずいよなぁ。

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    2020年04月26日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

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    シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。
    謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに……被害者から加害者へと変わってしまった彼女の運命は!?

    よくもまあ、こんな設定を考えついたと思う。
    あっという間に、下巻に続く。

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    2020年04月25日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    警察や悪もん達とのフランス〜リヒテンシュタインまでの追いかけっこを描いた物語
    いわゆるハードボイルド物です
    ストーリーは驚くほど予想通りに進むため、それを楽しむ本ではありません
    主人公や相棒、富豪、女秘書といったテンプレキャラのダサさ、カッコよさを楽しむ物です

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    2020年04月24日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

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    ネタバレ

    子供がいる親にとっては気になって仕方がないノンストップスリラー。がんを患う母親が主人公。娘がある夫婦に誘拐されるが、この夫婦も子供を誘拐されている。子供を救うにはほかの子供を誘拐して身代金を支払わせるしかない。この関係は延々と続いていて「チェーン」と呼ばれる。チェーンに逆らえば皆殺しの報復が待つ。環元米兵の元夫の兄に協力を得てトラブルに挑む。上巻で一区切りつくが、不穏な終わり方。

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    2020年04月09日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    「誘拐された子供を返して欲しければ他の子供を誘拐しろ」そうして何度となく続いている誘拐の連鎖。全ては自分の子供のため。残酷な要求に応えるために残酷な人間になる。知らず知らずのうちに自分が変化していく。混乱、怒り、絶望、たくさんの感情が流れ、溢れていく。そのさまに恐怖を感じる。下巻に入り少し空気が変わったかなって思い始めた矢先に挿入される船のシーン。唐突に描かれる怖さ、不気味さがある。被害者たちと犯人との対決が始まる後半からはさらに加速して一気読み。面白い。


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    2020年03月29日
  • 真夜中の太陽

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    過去作では「ザ・バット」が文句なしの面白さだったジョー・ネスボ。今作は長過ぎた   を反省するような、シンプルでドキドキさせて、なおかつ北欧風味もたっぷりという粋な小品。最後がハッピーエンドなのも、良い意味で期待を裏切ってくれたな。本作と兄弟関係にあるらしい話題作「その雪と血を」は未読だけど、相変わらず長いみたい。ちょっと躊躇しまうな。3.8

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    2020年03月19日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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     マッキンティと言えば北アイルランドを舞台にした、闘う警察官ショーン・ダフィ・シリーズでの好印象しかないのだが、驚いたことに、いくつかの賞を獲ったにも関わらず執筆の対価に合わないとしてペンを折ってしまいネット配車タクシーのドライバーに転職していたのだそうだ。そんな、と思ってしまうのはぼくだけではない。

     本作の彼の初稿(短編小説)を読んだドン・ウィンズロウは、もとより彼の才能を買っており、自身の米国エージェントを通して長編化と作家への復帰を説得したらしく、彼は本作で改めてアメリカでの出版での勝負に出たとのことである。作者自身のあとがきと杉江松恋の文庫解説にも詳しい。

     さてその力の入った実

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    2020年03月16日