鈴木恵のレビュー一覧

  • 盗作小説

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    面白かった。後ろめたい気持ちがあって追い込まれる感じはめちゃくちゃ怖いなと思った。作中の小説はハードル上げすぎ。

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    2024年11月22日
  • 第八の探偵

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    孤島に隠遁する老作家と若い編集者とか彼が過去に書いた「ホワイトの殺人事件集」を刊行すべく議論を交わす。

    収録作の短編を一つずつ読み返しつつ、それぞれがフーダニットだったり孤島で起こった連続殺人だったりというテーマでもってなにがしかが語られていくんですけども、まあ最終的に実際に起こった「ホワイト殺人事件」に収束していくんだろうなというのはさすがに読んでて察するわけですが。。
    なるほどなあ。各短編がなんというか話が妙に薄いと思ったらそういう・・・いや短時間でオチなりなんなり書き換えられるジュリアがもはや異能すぎるだろう。

    そしてさらなるどんでん返しが。幾分予想できなくもなかった気がするけど、そ

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    2024年10月29日
  • 真夜中の太陽

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    ネタバレ

    「その雪と血を」を読んで、ジョー・ネスポさんをまた読んでみたいと思いつつ年月が過ぎていった。余韻が凄かったイメージが残っている。今作ではウルフの純粋さが心に残った。クヌートとのじゃれあいが微笑ましかった。最後逃げながらもどこかで終わりが来るんじゃないかと胸が苦しくなりながら読んだが、良いラストだった。どこかで3人が笑って暮らしていますようにと願う。マッティスがいい味を出していた。

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    2024年09月23日
  • 終わりなき夜に少女は

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    登場人物の生い立ち、過去の出来事、そして今起きている事などが少しずつ明かされていきます。
    バラバラのピースをつなぎ合わせるような作業でした。
    田舎町の閉塞感、何者にもなれない自分、生まれに抗おうとする空しさ。全編を通して暗い印象です。
    書評家 酒井貞道さんの解説が秀逸。先に読んでも良いかもしれません。

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    2024年07月20日
  • 終わりなき夜に少女は

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    前作もそうだったが、この著者の文章は簡潔で多くを語るわけではないのに心に響く。
    読んでいてアメリカの田舎町の情景が目に浮かぶ。登場人物達は決して素敵でも幸せでもないのだが魅力的に描かれている。

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    2024年07月10日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    療養中に。
    読んだことのない名作を読んでみようと思った。

    物語が動く後半や、島生活を並はずれたたくましさで開拓していく冒険部分よりも、今は島生活初期の心理描写、が印象深かった。
    状況は全然違うんだけれど、なんで私がこんな目に、から始まる精神の葛藤や、今できることに集中することで、船影を追わなくなったとか。

    2022.4.8

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    2024年07月05日
  • 宝島

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    ☆☆☆ 2024年2月感想 ☆☆☆


    これまで一度も読んだことがなかった名作だが
    長男に子供向け簡易版を読み聞かせして、「これは面白い」と思ったので手に取ってみた。大人にとっても面白い本だが、10歳ぐらいで読んだらきっともっとワクワクしただろうと思う。

    港にたたずむベンボウ提督亭で働く少年・ジムが主人公。そこを訪れる謎の船長。そこから始まるストーリー。リブジー先生がいつもクールでかっこいいし、郷士のトリローニさんは口が軽いが憎めない存在。
    恐ろしい海賊たちや、片足のシルバー。それぞれが魅力的な存在だ。「十と五人が死人の箱に。ヨウホのホウでラム酒一本!」という歌がところどころで歌われ、それも

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    2024年02月20日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    20年くらい前に旧訳を読んで以来の再読。前回はやたら面白かった記憶であったが、今回はふつうに面白いといった印象であった。第二次世界大戦の少し後という時代設定は理解するも、やはり現代のエンターテイメント作品と比べると話の筋がやや古く感じるのは否めない。それでも各登場人物の個性が際立っていて、この作品が名作であることに異論はない。

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    2024年01月16日
  • 夜を生き延びろ

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    ネタバレ

    友人を殺人事件で失った大学生チャーリー(分かりにくい名前だが女性)は失意を胸に故郷に帰ることにし、大学の掲示板に乗用車同乗の募集ビラを貼る。そのビラを受けて車を出し同行を申し出る男ジョシュ。

    二人の車はニュージャージーからオハイオまで、夜のハイウェイを進むのだが、道中チャーリーはジョシュの言動に不穏なものをかぎつける。この男は友人を殺した連続殺人犯(キャンパス・キラー)じゃないのか?

    ぎこちなく不安なドライブが続く中、ジョシュが食事をしようとハイウェイを降りてさびれた街のドライブインに入ったことから物語は急展開を始める。

    前半から中盤にかけては正直退屈な部分もあるし、一番怪しいヤツは犯人

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    2024年01月13日
  • 盗作小説

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    ネタバレ

    原題『THE PLOT』。
    悩める作家の話。
    『二流小説家』や『ハリー・クバート事件』を彷彿とさせる。

    リプリー大学の短期集中型修了課程の創作講座の講師にあるジェイコブ・フィンチ・ボナー。
    天啓を受けたかのように書き上げた第一長編『脅威の発明』こそ、ニューヨークブックレビューに注目の一冊として取り上げられ世間の目を集めたものの、2作目以降は鳴かず飛ばずで作家生命は今や虫の息。
    ある年の講座でやたらと不遜な態度で「俺にはプロットがある」、「プロットさえあればどんな文章でも売れる」と豪語する男を教えることになる。
    どうにも手を焼く男だったが、駆け引きの末そのプロットを聞き出すと、まさに衝撃もので

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    2023年11月26日
  • 宝島

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    大人になって初めて読みました。子供の時に読んでたら、楽しめたんじゃないかな。船や海や航海の言葉が盛りだくさんで、風景を想像するのはおっさんには
    難しかったな 笑

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    2023年07月21日
  • 盗作小説

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    割と早い段階で見当はつくのだけれど、それはいい、伏線がしっかりしているということでもあるから。振ったアイテムも手堅く回収されているし、作中で述べる小説の手法も、実現しようとする意図を感じる。構成も練ってある。
    最初、軽い読み物系かと思って読んでいたが、次第に、むむ?となっていく。登場人物の心情も共感したり反発したり。
    つまり、よく出来てるし、楽しめた。

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    2023年05月25日
  • 真夜中の太陽

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    ジョー・ネスボさんを読むと、男とは何とアホでロマンチストな生き物なのかとあらためて思い知らされます。
    * *
    「ふり返らずに、前だけを見て。これからはそれがおれの生き方になる。背後に置いてきたものは、みなそのままでいい。」

    まるでモノクロ映画を観たような世界観。
    今回は子どものキャラにだいぶ癒されました。(まさかのフタバヤマ登場!)

    真夜中でも太陽が見えるノルウェー。
    行ってみたいけどとても寒そう…。

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    2023年05月20日
  • その雪と血を

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    表紙が印象的な一冊。海外ミステリーは苦手でしたが本書は一気読みでした。

    ザ・ハードボイルド。短い文章でさらっとした言い回しがたくさんあり、まるで詩のようです。
    例えば
    〈いい話というやつは、ありえないほどいい話だと、悪い話になることもある。〉
    キザな感じが好き嫌い分かれるかもしれませんが…。個人的には好きなほうです。

    人は誰しも自分の〈物語〉を生きている。起こった事実は同じでもそこにどんな意味を持たせるかで物語は全く変わってくる。
    そんなことを思い出させてくれる良書でした。

    * *
    物語とは直接関係ありませんが、主人公の『レ・ミゼラブル』への考察は何かはっとさせられるものがあります。

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    2023年04月29日
  • 盗作小説

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    ネタバレ

    いきなりのホラー展開にギョッとなりましたが、わかる人にはわかると思うので、鈍い読者であるわたしは楽しめました。

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    2023年04月16日
  • 盗作小説

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    始めは少し退屈。元売れっ子作家が新作を書けずに小説創作講座で教えると言う、鬱鬱とした日々を描く1部、2部。遂に前作を上回る評判作品を出版する3部、自分を貶める犯人探しの4部と、どんどん面白くなる。ラストは私の中では「あり得ない」叫びが渦巻いた。面白かった。読んだ方の感想が是非ぜひ知りたいと思った。

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    2023年04月05日
  • その雪と血を

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    ネタバレ

    ハリー・ホーレ刑事シリーズと同じ作者だったので。

    主人公は殺し屋だが、おとぎ話のような、夢の中の物語のような。

    殺し屋というか、自己申告の通り「始末屋」といった方が適格だ。
    綿密な計画も知ら調べもなく、とりあえず殺す。
    冒頭の始末屋以外ができない理由を説明する箇所が印象的だった。

    目立たないように車を運転できないので逃走車の運転ができない、
    銃口を向けた相手が精神に問題を抱えてしまうので強盗はできない、
    意志薄弱だからヤク売人になれない、
    女に惚れっぽいのでポン引きにもなれない。
    ボーイフレンドの借金のかたになりかけた女性にも惚れた。

    ボスに自分の妻を殺せと命じられたが、
    見張っている

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    2023年04月01日
  • 宝島

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     港町ほど未知に遭遇できる場所はないだろう。
     未知に相対した時の恐怖と興奮、子どもたちには須く存在するのだろう。恐れることは当然のことだ、しかしそこには夢がある。いくらでも今に色をつけることができる。
     完成していると思い込み、透明なインクを塗りたくって蛇足を防ぐ方がよっぽど怖い。誰だって恐怖に打ち勝つことはできる。記憶すらおぼつかない頃、私たちは小さな大冒険を繰り返してきたのだから。

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    2023年03月20日
  • 第八の探偵

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    かつて一冊のミステリ短編集を刊行して今は孤島に隠棲する作家。その本の復刊を持ちかけた編集者が島を訪れ、二人で収録作を一つ一つ読み返して検討してゆくのだが…
    作中作が7つと、その合間に二人の会話パートが挟まっている。探偵小説の分類についてと、各作品の矛盾。二人とも何か隠しごとがありそうな不穏な雰囲気で進んでゆき、最後の対話でそれぞれの真実が明かされる。クリスティのオマージュみたいな作品もあって、作中作もなかなか読みごたえあり。面白かった。

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    2023年01月05日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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     すごい生き延びる
    その生き延び方が迫力と言い訳と自慢を交えながら延々と書いてあって、主人公まあまあカスだからムカつくんだけど引き込まれるのよね~

    あとこれが書かれたのが18世紀と考えると、個人主義の高まりで爆流行りしたのわかるな〜とおもう。

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    2023年01月03日