鈴木恵のレビュー一覧

  • 第八の探偵

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    ネタバレ

    7つの本格ミステリーの短編集が作中作として描かれており、それとともにその短編集の著者の謎に迫るミステリー。7つの短編集それぞれが違った構成で描かれており、飽きずにワクワクしながら読むことができた。クリスティーのオマージュ作品なども登場した。そのうえで、ミステリーの構成を数学的視点から考えられており、読んでいて楽しかった。

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    2022年03月01日
  • 拳銃使いの娘

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     自分が初めて買ったハヤカワ・ポケットミステリはデイヴィッド・ゴードン著『用心棒 』でした。しかも去年の話です。生まれてはじめてハヤカワ・ポケットミステリのこのタイプの本を手にとったのが去年なのです。ものを知らないというのは怖いもので「なんだこの凝った作りの本は!」と感動しました。そして続くはデニス・ルヘイン著『ザ・ドロップ』。あれ? 評判の良い翻訳ハードボイルドを買うとこの手の装丁が多いな・・・と思っていたところに来ました3冊め『拳銃使いの娘』。




     なるほど、要するに信頼と実績のハヤカワ・ポケットミステリということか!これも面白かったです!




     米国TVドラマの脚本家のキャリア

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    2022年02月11日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    発想が面白い

    子供を守る母親の強さ
    父親の弱さ
    類型的に過ぎるけど、わかりやすい。
    強くなっていく母親、
    それを表現するための、言葉使いの変化
    本来なら決して使わないような汚い言葉を使うことで、自分を奮い立たせる母親
    そこのところをもう少し丁寧に翻訳してほしいと感じるのは欲張りすぎか

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    2021年12月23日
  • ニューヨーク1954

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    刑事のコンビもの作品として何処かでオススメして下さった方、コンビものには思えなかったけれど面白かったです。ありがとうございます。

    相方はいるけれど主人公キャシディ単独、もしくは家族の印象のほうが強かったです。
    このシリーズは原作では続いているようですが、このまま日本では出版されないんでしょうか。個人的に今作の邦題を「ニューヨーク1954」にして”Ngiht”で続けてる次作の邦題はどうするんだろうと気になります。

    キャシディが魅力的だったので何より次作が読みたいです。

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    2021年11月18日
  • 第八の探偵

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    ネタバレ

    七つの話、合間に入る現在の話、分かりやすくて面白かった。結局、登場人物は真実を全部知らない、どの人にも知らない部分が一つはある。全部分かったのは読者だけ。最後に読者の特権をもらったような気分。

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    2021年09月24日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

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    娘が誘拐される。誘拐犯からの要求は身代金と誰か他の子どもを誘拐すること。そして何より"チェーンを途切れさせないこと"。誘拐された側の緊張感と誘拐する側の緊迫感を読みながら同時に味わう本書、一気に読んでしまいそうなところ勿体ないのと心臓によくないのとで、ちびちび読んでしまった。大御所ミステリ作家の方々の帯の言葉通りです。チェーンを動かしている側をどこまで暴くのか期待しつつ下巻へ。

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    2021年08月23日
  • すべてのドアを鎖せ

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    主人公の生い立ち等、ストーリーを、読み進めても、ゴシックホラーは、あまり感じ無い。うまい話しに乗っちゃダメだよ、とわかっている訳だし、割と早めに、怪しい人々がわかるし、怖さは、ないけどスルッと読めちゃう。
    でも、彼女の生存本能というか、生きる力強さは、ある意味感動。
    初めて読んだ作家さんだったけど、他の作品も読んでみたいな!!

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    2021年08月13日
  • すべてのドアを鎖せ

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    暑くてバテバテでもぐいぐい読めるよ。ゴシック色は期待していたほど強くはなかったけれど、館物であり、人物もストーリーもよく出来ている。手際もよく、スピード感もサスペンスも適度。ラストもわるくないと思います。個人的にはレッドヘリングかと思った人がレッドへリングではなかったw 大人の夏休みの楽しい読書にうってつけ。

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    2021年07月23日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    被害者はどうせやられっぱなしだろうと加害者が思い込むのも無理はないほどに追い込まれた状況下、母と娘は果たして立ち直れるのか。ましてやサイコパスの双子が完璧に築きあげた「チェーン」に対し反撃することは可能なのか。

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    2021年07月15日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

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    80年代の紛争下の北アイルランドから一転してアメリカに舞台は移り、誘拐犯罪を連鎖させる「チェーン」に絡め取られ心ならずも罪を犯す母親たちは苦悩と奮闘の末に子供を取り戻しはするのだが…
    上巻だけで完結した作品になり得る、それほどまでに徹底的に連鎖誘拐の卑劣さを描ききっている。しかし作者はその後を敢えて追及する。下巻では黒幕との対決が待っているのだろうか?

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    2021年07月08日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    もしこの連鎖誘拐(チェーン)が現実のどこかで起きていたらと想像させられるくらい場所や情報が生々しくリアルで緊迫感があった。誘拐という犯罪の卑劣さ、そしてそれがわかっていても家族のために行わなければならない辛さとの葛藤。読者である私自身が強く感じ、読んでいてどうしようもなく辛い気持ちに感情移入してしまった。チェーンは家族の愛を利用した残酷なものであり、一生繋がれた家族が背負っていかなければならないものであった。家族のつながり、愛を憎むチェーンを、その愛のつながりが打ち勝ったという点に、作者の思いが伝わったような気がする。

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    2021年06月07日
  • 第八の探偵

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    わざと矛盾があり凡庸に書かれた作中作の七篇を読み進めるのはなかなか骨が折れますが、ラストの回収で納得。よいアイディア。

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    2021年05月23日
  • 第八の探偵

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    面白いとの情報が飛び交ってたが、昔のミステリーに似たような作品ありで、うん?と思いながら読んだ。パロディかと思わせながらの後半は素晴らしいと思う。先入観なしで完読して欲しい。☆5かどうか悩ましかった。

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    2021年05月20日
  • 拳銃使いの娘

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     タイトルからスナイパーか何か拳銃が上手な少女のストーリーかと思った。ドラッグ・殺人・復讐・家族そしてメルヘン、変わったミステリーです。

     ネイトが出所して向かった先は、娘の中学校だった。そのまま2人の逃亡劇が始まる。

     刑務所で嵌められる事を避けようと囚人の1人を刺し殺した。犯人は判らずネイトはそのまま出所期限を迎え娑婆に出たが、元妻のエイヴィスが殺された。囚人組織のボスは刺し殺された囚人の兄で、ネイトの身内に報復に出たのだ。

     青い稲妻の刺青軍団から逃れる為に、ネイトと娘ポリーと小熊の3人は逃亡を始めた。険悪だった2人だが殺すか殺されるかの緊張の連続の中、親子としての会話や愛情が育ま

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    2021年05月09日
  • 第八の探偵

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    「作中作」と聞くと、どんな仕掛けがあるのかと疑いながら読み進めるのは、ミステリ慣れした読者の悪いクセですが、この『第八の探偵』の作中作のある真実が語られたとき、「そうきたか~」と心中で唸りました。
    本格ミステリ好きが本格ミステリへの愛をこめ、そして技巧を凝らし、不敵な笑みを浮かべながら作り上げた作品のように感じます。

    かつて『ホワイトの殺人事件集』という短編集を発表し、その後小島で隠遁生活を送るグラント。彼の元にその短編集を復刊したいと、編集者のジュリアが訪れる。二人は『ホワイトの殺人事件集』の短編を読み返しながら、ミステリついての議論を重ねていくが……

    作中に収録されている作中作は7編。

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    2021年05月16日
  • 拳銃使いの娘

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    とんでもない人生勉強。絞め技体得し、実践するところはすごいです。ほんとにとんでもないけど、こういう生き方もあるよな、と思わされました。次第に立派な父親に見えてきちゃうし。あんなに酷い目にあっても生存できるもんなんだな。

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    2021年03月04日
  • ザ・チェーン 連鎖誘拐 下

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    面白かった、ナイステンポ!
    皆キツさが魅力的だったな。
    特に己とその大切なもの、その掴んだ手を握り続けようとするレイチェル、カイリー、ピートがやはり。

    大人と子供も、自分で決めた事もそんな己に決まった事も、地続きで。けれども、異なるもので。

    終盤はある程度新鮮さは落ち着く展開だけれど、それはそうだよね、だし。

    真犯人の世界は想像が及び辛いけれど、故に成り立つ文章の提示構造と、それでもなお、が残るバランスがある。

    交換誘拐と、チェーンメールと。
    真犯人と主人公どちらも、異質ながら確かに人間関係によりそうなった人達で。
    そうして、どちらが勝つかとて、どう転ぶか分からなかったもので。
    確かな

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    2021年01月07日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    楽しめた。昔の小説だな、と感じるところはあれどキャラクターの造形が良い。簡潔で読みやすいのは新訳のおかげなのかな。でも、もっと若いうちに読んでおけばよかったかも

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    2021年01月04日
  • 拳銃使いの娘

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    アウトローの男と娘の逃避行というのはよくある設定だが、父親譲りの拳銃使いの眼をした少女が血生臭い修羅場をくぐった末に逞しくなって父親を支え遂には独り立ちする姿は実にふてぶてしくもありまた凛々しくもある。続編は書かれてないようだけれども、さらに逞しくふてぶてしくなったポリーの物語をいつか読みたいものだ。

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    2021年01月03日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    ハードボイルド。男が請け負った仕事は金持ちの投資家を1人、国境越えて逃すこと。ところがもう1人スナイパーが現れてボディーガードをすると言い出し、逃す方も秘書の女を連れてきて一緒に逃げると言うし、なかなかの面倒に発展する。終始、シリアス。

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    2020年09月19日