上原裕美子のレビュー一覧
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<目次>
プロローグ 自分の商品でハイになるな~ジョブスと”売人”に共通する教え
第1部 新しい依存症「行動嗜癖」とは何か
第1章 物質依存から行動依存へ~新しい依存症の誕生
第2章 僕らはみんな依存症~何が人を依存させるのか
第3章 愛と依存症の共通点~「やめたいのにやめられない」の生理学
第2部 新しい依存症が人を操る6つのテクニック
第4章 <1>目標~ウエラブル端末が新しいコカインに
第5章 <2>フィードバック~「いいね!」というスロットマシンを回しつづけてしまう理由
第6章 <3>進歩の実感~スマホゲームが心をわしづかみにするのは”デザイン”のせ -
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サブタイトルは、「分断・格差・気候変動を乗り越える」。このためには、GDP至上主義、経済成長至上主義から脱却し、コモンズを取り戻すことが必要だと説き、コモニングの実践を紹介する。著者たちも簡単なことではないは承知しており、しかし個々人の実践からバルセルナのような社会運動、変革につなげていくしか、この人類の危機を乗り超えて行く方法はないという。
経済成長がウェルビーイングを増大させることはないということは、各種調査から明らかになっている。人類全体の、一人も取り残さずウェルビーイングを増大させて行くには、脱成長と、多分「分配」しかないということを主張する。
最初は「わたしのシェアとシ -
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まさにタイトル"探して"の通り、この本を通して何か答えを出しているわけではなく、個々人にとっての"グッドライフ"を悩みながら模索し続ける家族のストーリーをありのまま伝えることで、自分の暮らしを見つめ直す機会を与えてくれる著書。
そういう意味では、得られるメッセージとしては数行にまとめられてしまう程度かもしれない。とにかく結論を求める人には少し冗長に感じると思う。そういう人は、書末の鈴木菜央さんによる日本版解説がだいたいうまくまとめてくれているのでそちらを読むことをおすすめする。
本書にもある通り、人間は生きていること自体で環境を破壊しているというジレン -
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ネタバレ生き甲斐が感じられ、充実した生活を送るためのスキルとして、
『習慣』を柱にする
『集中力』を高める
『ツール』に振り回されない
『クリエイティブ・マインド』を磨く
の4つについて、20人の投稿やインタビューのブログ記事をまとめた一冊。
午前中のフレッシュな時間に重要な仕事を充てること。
瞑想のような、何もしない一人の時間を確保すること。
90分程度の集中力のリズムで、マインドフルとマインドレスな仕事を交互に入れること。
言い訳せずに、まず取り組むこと。
習慣的に取り組むこと。
再認識させられるが、単発のコラムの寄せ集めのため、体系的な情報としての満足感は得られない。
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Posted by ブクログ
アメリカの面白さは、ひとえに政治経済のメインストリームに対してのカウンター・カルチャーであるような気がする。それは親子や男女、人種の問題などにも置き換えられるだろう。
カール・ロジャーズの思想などもそういう土壌に育ったものではないだろうか。本書をよみながら彼のエンカウンター・グループに思いを致すのは自然ななりゆきだった。
つまるところ、理想と現実、理想対理想、現実対現実というあらゆる個人、集団、社会がはらむ対立軸にどうむきあってゆくかが問題の根源と捉えることはそうあやまってもいないと思われ、そのためのアメリカは格好のテキストたるのかもしれない。
自己を捨てよ、そして自己を語れ。 -