上原裕美子のレビュー一覧

  • パンデミック後の世界 10の教訓
    まだ現在進行形のコロナについて、このスピードでポストコロナを総括できる人が世界にはいるんだと感嘆。スゴイ本です。
    温暖化に少子化、ありとあらゆるニュースに心が蝕まれ、何もに希望が持てず不安ばかりが大きいけれど、知ることがまず第一歩。少しだけ客観的にポストコロナの世界を俯瞰できるようになったかも。
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  • 統計で騙されない10の方法
    自分は数字で騙されやすいと思っているので、そのリスクを避ける手がかりになりそうな本でした。

    以下の3つが個人的に心に残りました。
    特定のデータ解釈へと読み手を差し向け、その他の結論には至らせないという点で、このローズ・ダイアグラムは驚くほどに巧みだ。
    ジョージ・ギャラップは、大きなサンプルを用意す...続きを読む
  • The World(ザ・ワールド) 世界のしくみ
    著者は元外交官で、湾岸戦争時には国家安全保障会議の若手メンバーとして、当時のブッシュ大統領へブリーフィングしている。
    本書の目的は、世界についての基本知識を提供することで読者にグルーバル・リテラシーを高めてもらうことだという。政治家や、専門家でもないのに専門家だと主張する者たちの声に、やすやすとミス...続きを読む
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    面白い!最近脳科学や人間の仕組みについて知るのが面白くてじっくり読んだ。興味深い。

    ・依存症になる仕組み
    自分の心理的な苦痛を和らげる手段としてそれを利用することを学んでしまったときに人は依存する。人に強要されただけでは依存にならない。

    ・「欲しい」と「好き」は違う
    基本は同じ。しかし一致してな...続きを読む
  • スタンフォード大学の共感の授業―――人生を変える「思いやる力」の研究
    たくさんの研究、実験結果とともに事例を紹介しているので、読んでいてわかりやすい。
    これは何度も読み返したい本だし、いろんな人に読んでもらいたい。
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える
    脱成長の定義の条件→お互いのケアとコミュニティの連帯

    脱成長とは? より少ない資源、資金、環境負荷で人間の豊かさを実現すること。

    資本主義社会での人間の常識→物質所有=幸福。経済成長=善、人間の本能

    脱成長主義社会で目指すもの定義→中庸や、分かち合い、自然との調和。ミニマリスト的な生き方

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  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える
    読みやすい文章で、あっという間に読んでしまった。脱成長がなぜ必要か、どのように実現するか提案されている。
    有名なバルセロナの例も出ている。
    巻末には質問への回答があり、よくある質問に対して分かりやすく答えている。
    入門として、または勉強会のテキストとしてもちょうど良いと思う。
    欲を言えば、もう少した...続きを読む
  • スタンフォード大学の共感の授業―――人生を変える「思いやる力」の研究
    翻訳本のため少しボリュームは多めだと思いますが、内容はなかなか示唆に富むものだと感じました。
    集団心理からSNS等の影響などなど、視点として得られるものが結構ありました。
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える
    成長によって、人種や国内国外への不平等、あるいはジェンダーにおける労働の固定化と不平等を招く、ということがやっと指摘されてきた。
     国連のSDGばかりが強調されて教育でも教えられているが実はそれが開発と強く結びついていることが指摘されている。
     教育でSDGを説明する場合にはこの本も合わせて説明する...続きを読む
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える
    注目している(惹かれている)斎藤幸平が書いているので手に取った。脱成長こそが私たちの直面する危機を乗り越える手だというのは分かる。スローな社会をつくり人間らしい生き方をしてウェルビーイングを維持することを目指すのは大賛成だ。グリーンな経済成長とかSDGsとかのまやかしは警戒すべきだと思う。難しいこと...続きを読む
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    すごくいい本。孟母三遷の教えが思い出されました。なんでも抑圧するのではなく、原因を探し、工夫し、うまく活用することが大事と、たくさんの事例を交えて説明されています。コロナでオンライン化がすすむなか、人間としての感性をどう他の人たちと繋げるか、考えていきます。
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    面白かった。
    スマホ、ゲーム、SNSなど依存症は身近にあると痛感。
    時間の使い方を改めて見直そうと思った。
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    ゲーム、薬物、SNSなど様々な依存症について人に依存させる仕組みや人間の心理の観点から、多くの実験結果を含め多面的に解説されている。

    中でも、今まであまり注目されてこなかった行動に対する依存 "行動嗜癖" が本作のテーマである。私たちにとってもっとも身近な行動嗜癖はスマホの長時間利用だろう。

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  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    翻訳本は苦手だが、これは読みやすかった。そしてかなりタメになる本だった。
    まず、2007年にiPhone、その3年後にiPadを世に送り出し世界を変えたスティーブ・ジョブズが、自分の子にはiPodなどのデバイスを使わせていなかった、というのが衝撃だった。作った本人が、デバイスが幼少期に与える悪影響や...続きを読む
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    結構前に読んだので、「依存症ビジネス」との違いが思い出せない。SNSもゲームもポルノも罠ですよ、というような内容だったはず。おそらく根本的な内容は同じ、なはずかと。
    こちらの方がキャッチ―で読みやすかった印象。
  • RCT大全――ランダム化比較試験は世界をどう変えたのか
    RCTの破壊力、政策担当者・一般には受け付けられにくい難しさなどが具体例で分かりやすい
    政策担当者、ジャーナリストには必読書としてほしいが、相関と因果を混同して他人を罵倒するような日本では難しいかないやそんな日本だからこそ本書が重要なのだろう
  • RCT大全――ランダム化比較試験は世界をどう変えたのか
    ある意味、ファクトフルネス以上にファクトに迫る本だ。
    Webの世界にいる人ならおなじみのA/Bテストは、このRCTに基づいたものだったりする。
    そしてそのRCTがいかに「直感に反する」事実を詳らかにしてきたか、またその真実を浮き彫りにする性質ゆえ抵抗にあってきたかということがよくわかる一冊。
    それに...続きを読む
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    「行動嗜癖」という、どうして人は依存するかについて書かれている本。
    企業が私たちの依存性につけ入って仕掛けた罠に掛からないためにはどうしたらいいか等が書かれているが、逆にどのようにしたら人に夢中にさせられる仕組みを作れるかというアイデアを生み出すヒントになる一冊だと感じた。
    数人の部下を持つ私として...続きを読む
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた
    メール、ゲーム、活動量計。様々な中毒に対して解説をしている本。
    メールが6秒待てないとは大部分の日本人に当てはまるかもしれませんね。
  • すべては「先送り」でうまくいく
    ちょっとの先送りでうまく回ることは割と実感としてある。
    急ぎでって頼まれたことをすぐやると、変更が入ってまたやり直しになることとか、割とあるあるだったので、科学的にも根拠あるってことで、これからも少しだけ寝かせてやることにしよう。