上原裕美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白い!最近脳科学や人間の仕組みについて知るのが面白くてじっくり読んだ。興味深い。
・依存症になる仕組み
自分の心理的な苦痛を和らげる手段としてそれを利用することを学んでしまったときに人は依存する。人に強要されただけでは依存にならない。
・「欲しい」と「好き」は違う
基本は同じ。しかし一致してないと「やめたいのにやめられない」になる。
好きじゃないのに欲しい=快感を脳が覚えてしまっている。対象の魅力が薄れても執着する
・目標追求はあなたを慢性的な敗北状態にする
成功より成長を目指す
・ギャンブルにおける「当たりを偽装したハズレ」
当たりと当たりを偽装したハズレは、人は同じ興奮を感じる( -
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Posted by ブクログ
翻訳本は苦手だが、これは読みやすかった。そしてかなりタメになる本だった。
まず、2007年にiPhone、その3年後にiPadを世に送り出し世界を変えたスティーブ・ジョブズが、自分の子にはiPodなどのデバイスを使わせていなかった、というのが衝撃だった。作った本人が、デバイスが幼少期に与える悪影響や依存性を認識していたといえる。
私がこれを読んで思ったのは、自分が生まれた時にまだこれらのデバイスがなくて良かったということ。最近の子は4歳までに8割がなんらかのデバイスに接するらしく(こういったデータも各所に出ていてわかりやすい)、子育てや教育のひとつに、これらの接し方や使い方をどうするかという大 -
Posted by ブクログ
シンプルだからこそ強い。
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自身の悪いクセを指摘されている気になる記載が何箇所かあった。以下引用ではないが、「複雑に考えすぎ」「解釈が凝り固まっている」など。これから研究をする上で、何度も立ち返るべきポイントだと感じた。
また、p13.「RCTを数多く実施した人と話をしてみれば、人間の直感が物事を正しく言い当てられる範囲について、かなり懐疑的な見解を聞かされることだろう。」をはじめ、吉川先生がすでにその道に立たれていることを感じる箇所も多く、読んでいて面白かった。
とりあえず、RCT関連の論文を読むという、実践を進めたいと思う。その中でまた躓く -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルで「魚が存在しない」と言われた時、私も多分に漏れずそんなわけないじゃんと思った。
しかし「分類学の中」では「魚類」というものは存在しないと言われたらそれはそうだな、と納得できる。
私が感じたこの納得感がそれなりに世間一般に広まるにはどれくらいの時間がかかったのだろうか。そしてそれはまだ学者が想定しているより一般的ではないのだろうな、とも思った。
歴史上の人物と聞くと、なんとなく完全無欠で優秀で人格者なのかなと考える。しかしいざ蓋を開けてその人を知ると、他人を陥れるために奔走していたり優生学を押していたり、どこまでも人間臭くて完全無欠とは程遠い所にいるのだなとわかる。
デイヴィッド・ス -
Posted by ブクログ
生物分類学と進化論に関するポピュラーサイエンス本のつもりで読んでいたら、生きることの意味、新しく何かを知ることの不可逆性を考える文学作品だった。
まず、「分類」という行為が人間の思い込みに左右されていて、またその思い込みが世界の見え方を固定してしまうと感じた。
分類学はカオスとの闘いであり、連続的な自然界に便宜上の恣意的な境界線を引き、名前をつけて世界を理解しようとする取り組みだった。
デイヴィッド・スター・ジョーダンは、自身の宗教的・倫理的価値観に添うような秩序を自然界に見出そうとし、ダーウィンの進化論だけでなく優生思想も無批判に受け入れ、一面的な価値基準で人間に序列をつけて種の複雑さや揺