上原裕美子のレビュー一覧

  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    多くがゲームやSNSの依存に対しての研究である。途中で、ベトナム戦争でのヘロイン中毒の話があって、あれあれと思うが、その後は、インタグラムやゲームの依存の話である。他書と異なることは、依存にどう対処するかについて、いろいろと書いていることである。一つがゲーミフィケーションであるが、一方的に推薦するのではなく、その批判も3つ掲載している。例えば、高齢者の認知症進行をおくらせるかもしれないということで行われていたゲーム遊びであるが、実際には効果がないということが明らかにされてたとしている。
     依存対策としてどうしたらいいかを考えさせる本えある。

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    2025年11月24日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    魚の話かと思ったら、途中で「魚の話じゃないんかい!」となり、最後に「やっぱり魚の話だった!」となりました。
    ところどころ作者の自伝的な描写が挟まり、展開が目まぐるしく、飽きさせない。
    個人的な受け止めは生物学的なものに限らず「線」を引くことの難しさ。また自発的なアンラーニングがいかに難しいか。万人に薦められそうな良書。

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    2025年11月17日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    読み終えられるとは思わなかった。装丁のかっこいいこの本は買って飾って置きたくなる 人間より魚が好きな私には声を出して笑いたくなる痛快な本でした。

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    2025年09月20日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    少し重いバインダーに書類を挟むと、その資料が重要なものだと認識する。そんな逸話を読んだことがある。
    故に本の装丁というものは、存外と大事なものなのだそうだ。
    見事な装丁の本だ。深い藍色の紙に銀の印刷、インパクトのある表紙で美しい。Xで見かけてから心ひかれて手に取った。厚みのわりにページ数はさほどでもない。注釈と謝辞をのぞけば340ページ程度なので、本になれた人間であれば数日で読破出来る分量で、また文章も平易で読みやすい。美文ではないが親しみやすい。
    さて、この本はいったいどう分類したら良いだろう。
    一応Xでの紹介文では『分類学についての本』ということになっている。しかし、いざ本を開けば、分類学

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    2025年08月09日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    咀嚼が難しい。なんだろう。優生学だったり、色々話題になっているものはあるけど、私に理解する力が足りないらしい。装丁が素晴らしすぎるので☆5。

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    2025年08月03日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    俺の仲良い人たち、大好きな人たち、みんな読んで欲しいなぁ。特に考えが近いひとたち。
    書影買いしたのに中身刺さりまくった。あまりに筆が上手い。読ませる。

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    2025年07月23日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    めっちゃくちゃ面白かった。個人的ベストかも。
    デイヴィッド・スター・ジョーダンという人間の人生を紐解いていきながら、なぜ人間は自然をカテゴライズしたがるのか?生きる意味とは?この世のカオスとどう接するべき?科学とは?希望とは?等々…に繋がっていく。途中何度も「え?これまじでノンフィクションなの?」って疑った。そのくらい衝撃的な感覚を味わえた。いやーーー最高!

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    2025年07月06日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    装丁に一目惚れして手に取りました。

    この本は、科学や偉人の伝記、著者の思考、絶望感、人生観など、さまざまな要素が織り込まれていて、一言でジャンルを括れない不思議さがあります。

    読み終えたとき、“魚を手放す”ということを通して、その不思議さが腑に落ちるように感じました。そしてそれは、人生の意味や世界の見え方にまで、自然と思いを馳せるきっかけにもなりました。

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    2025年07月01日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    人間の直感と、それによる分類がいかにアテにならないか、そしてその固定観念から解き放たれることはどういうことなのかを魚類学者D. S. Jordanの生涯を追う著者の体験をもとに描き出したドキュメンタリー。

    10年前、私に「実際、"魚類"という分類は全くのデタラメなんだけどね!」と明るく教えてくれたのは魚類学者の教授だった。それでも便利だから魚類という分類を使わざるを得ない状況であることも。
    「科学的に正確なこと」と「世間一般に広く分かりやすく(面白く)教えること」は全くの別ものなのだと。
    著書の言うとおり、正しく世界を見ているかはさておき、"人間という生き物&q

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    2025年05月30日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    「進化に至る真の道は、
    確信ではなく疑いで敷かれている。」

    想像のはしごの頂点に
    人間が居座る場所を維持し続ける為に、
    人間と別の動物との類似点を軽んじる。
    *フランス・ドゥ・ヴァール(霊長類学者)

    人間なんて、
    そんな大層なもんじゃない、
    と思っているが、
    あまり一般的な感覚ではないらしい。

    脳みそのカサブタがぱりぱりと
    はがれていくのを楽しめる1冊。
    優生学についての記述はしんどかったが。
    とにかくも、美しい装丁。

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    2025年04月26日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    ネタバレ

     本書はなまじ詳しい人や知識のある人ほど、表紙に書かれている情報から「どんな内容かだいたい想像がつく」と思ってしまう。しかし、断言してもいいが、この本の内容は想像を超えてくる。
     著者は小さい頃、科学者である父親に教えられた。「この世界に意味などない」。でも彼女は意味がほしかった。自分が存在する意味が。
     やがて著者は一人の科学者に傾倒する。デヴィッド・スター・ジョーダン──魚類の分類で知られ、スタンフォード大学の初代学長でもあった。彼の不屈で自信に満ち溢れた生涯にあこがれたのである。
     だが、調べていくうちに衝撃の事実を知る。ジョーダンは優生思想の布教者だった。著者は震え上がる。彼女はバイセ

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    2025年04月21日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    ネタバレ

    圧倒的な取材力で様々な事例が紹介されているんだけどどれもこれも興味深く読めた。まずは「依存症」とは何か、ということ。薬物依存から行動依存。依存症へと陥れる6つのテクニック。回避する方法や立ち直る方法については思ったより少なかった。ただハマりやすい状況を知ることによって自分を客観視できるようになるのではないかなぁ。

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    2025年04月19日
  • 魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話

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    タイトルから生物学的な話を想像していたが、どちらかと言えば人生や世界についての哲学っぽい話だった。
    デイヴィッド・スター・ジョーダンのことも、分類学のことも知らないまま読んだが、著者の視点と共に読み進められたので分かりやすく読みやすかった。
    優生学の話が出てきたあたりから、特にアナとマリーの話は心苦しかったが、色々と印象的な言葉や考え方があった。
    ダーウィンの『種の起源』や、最後に著者が紹介していた本も読んでみたいと思った。

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    2025年04月15日
  • ネットワークパワー日本の台頭 「失われた30年」論を超えて

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    原題
    JAPAN'S QUIET LEADERSHIP
    RESHAPING THE INDO-PACIFIC

    こちらの方が内容を分かりやすく表している。アメリカやヨーロッパが分断する中、仲介者、調整役、まとめ役としての日本の存在感が高まっているというもの。安倍、岸田政権の特徴(功績)なのか日本という国家の特徴なのかはちょっと分からないが。

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    2025年03月01日
  • 自分で選んでいるつもり―行動科学に学ぶ驚異の心理バイアス

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    事例ベースで行動科学の法則が16.5個紹介されています。
    すごく読みやすく、ビジネスにも私生活にも役に立つ内容が盛りだくさんでした。何度も読み返そうと思います。
    今は読み終わり直後なので「ピークエンドの法則」が頭にこびりついちゃっています笑

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    2025年02月15日
  • 自分で選んでいるつもり―行動科学に学ぶ驚異の心理バイアス

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    これまで読んだことのある本に載っていたことも触れられている部分もありましたが、新しい知見、新しい実験や調査データに基づくものも多く、読んで良かった。
    興味深いところ、付箋を貼ったところが非常に多く、でもそれを実際にリアルに活かしていけるかは、くりかえし、やらないと身に付かないだろう。でも知っているか知っていないかは大きい。読み返すときによって、また違うところに興味を持ちそうにも思える取っておきたい本でした。

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    2025年01月15日
  • 世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている―――ビジネスパーソンのための戦略思考の教科書

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    評価は並だが、面白かった。
    幅広い事例が紹介されており、ゲーム理論的に日常に散りばめられた物事を考える基礎になる。

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    2025年01月13日
  • 自分で選んでいるつもり―行動科学に学ぶ驚異の心理バイアス

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    自分が一体どう操られているのか知ってやろうくらいの気持ちで読んだら、ぼんやりしていた仕事のアイデアがブラッシュアップされて、新商品の内容と売り方までを決められた!(資料作りなどはこれからだけど)

    うん、できるぞ!
    さぁ案内文を作ろう!

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    2024年12月05日
  • 僕らはそれに抵抗できない―――「依存症ビジネス」のつくられかた

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    おもしろかった!子どもが成長していくなかで絶対に避けられないデジタル機器やゲーム、そしてこれからどんどん出てくるであろうもっと新しくてもっとのめり込みやすいテクノロジーたち。どうやって付き合っていくのがいいのか考えるヒントをもらえたように思う。

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    2024年10月09日
  • パンデミック後の世界 10の教訓

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    まだ現在進行形のコロナについて、このスピードでポストコロナを総括できる人が世界にはいるんだと感嘆。スゴイ本です。
    温暖化に少子化、希望が持てず不安ばかりが大きいけれど、知ることがまず第一歩。少しだけ客観的にポストコロナの世界を俯瞰できるようになったかも。
    未来への道標となってくれる本の中の一冊となったかもしれません。

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    2023年09月02日