あらすじ
「心の癖」を知れば、人の行動は変えられる。
行動科学をマーケティングに応用する専門家が解き明かす、
16と1/2の強力な心理バイアスと、ビジネスにおける実践例。
無意識のバイアスが「欲しい」を導く。
「産出効果」や「レッドスニーカー効果」、「ピーク・エンドの法則」など、
行動科学や心理学を応用し、メッセージやデザイン、見せ方を変えれば、購買行動は大きく変わる。
ビジネスの成功の鍵を握る知見が満載!
衝撃の内容に大絶賛の嵐!
「今日のうんざりするほど直接的で、事務処理的なマーケティングに対する解毒剤となる書」
――ローリー・サザーランド(オグルヴィUK副会長、『欲望の錬金術』著者)
「行動科学とその応用方法について知りたければ、本書を読めばよい」――ジョーナ・バーガー(ペンシルヴェニア大学ウォートン校教授、『THE CATALYST』著者)
「人々はしばしば認知バイアスのせいで驚くような行動をする。本書はこれらのバイアスとその応用方法についての明快なガイドである」――マシュー・サイド(『失敗の科学』著者)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
事例ベースで行動科学の法則が16.5個紹介されています。
すごく読みやすく、ビジネスにも私生活にも役に立つ内容が盛りだくさんでした。何度も読み返そうと思います。
今は読み終わり直後なので「ピークエンドの法則」が頭にこびりついちゃっています笑
Posted by ブクログ
これまで読んだことのある本に載っていたことも触れられている部分もありましたが、新しい知見、新しい実験や調査データに基づくものも多く、読んで良かった。
興味深いところ、付箋を貼ったところが非常に多く、でもそれを実際にリアルに活かしていけるかは、くりかえし、やらないと身に付かないだろう。でも知っているか知っていないかは大きい。読み返すときによって、また違うところに興味を持ちそうにも思える取っておきたい本でした。
Posted by ブクログ
自分が一体どう操られているのか知ってやろうくらいの気持ちで読んだら、ぼんやりしていた仕事のアイデアがブラッシュアップされて、新商品の内容と売り方までを決められた!(資料作りなどはこれからだけど)
うん、できるぞ!
さぁ案内文を作ろう!
Posted by ブクログ
古い習慣を捨てるのは、刃を抜くよりつらく、圧倒的に難しい。
新しい機器の始まりに新たな行動がつくりやすい。
モチベーションだけでは続かない。適度なキューを組み合わせる=既存の行動をキューにする。
不確実な報酬があるほうが、モチベーションは保ちやすい。
サイコロを降って、6が出たら食事は無料、は実質16.7%引きだが、大きな得をした気になる。
習慣は一夜に身につかない。
最初のステップは簡単に=フット・イン・ザ・ドア。
選択肢の数は減らす=決定麻痺。とくに、本人に特別はっきりした好みがない。選択肢になじみがない。選択肢がどれも似通っている、選択肢の評価が難しい。
テキサスのゴミを捨てるな、という広告「dont mess with Texas」テキサスを舐めるな。行動改善を拒んでいる心理的壁を取り除く。
させたい行動をしやすくする、させたくない行動をしにくくする=鎮痛剤をひとり一箱までしか買えないようにした。
P46
Posted by ブクログ
行動経済学の知見をまとめてわかりやすく説明されている。
人々の恐怖心や、他者(外国人)が得していて我々は損をしている、と言った言説の多くが人の心理に付け込んで流布されて踊らされていることが腹立たしい。
これらの効果を打ち消す為に何を為すべきか、その対策を研究して早く実践に移してほしい。
どうすれば、理解し合えるようになるのか、それが知りたい。
Posted by ブクログ
行動経済学系の書籍を読んだことがある方には、既知の内容も多いですが、全体的に具体的な事例が添えられていて面白く読み進めることができました。
以下メモ
・優れた広告が記憶に残るのは、読み手にちょっとだけ頭を使わせるものになっているからだ。なるほど、そういうことかと思い、自分の賢さに嬉しくなって、友人にも話したくなる。
→もどかしいゲーム広告はこの理論を使っているのだろうか。
・頭にすっと入る情報ほど、信憑性が増して感じられる。
・南海の言葉を使ったレポートよりも、平な言葉で書かれたレポートの方が、書き手の知性を13%高く評価していた。
→ビジネスにおいて、箇条書き等を用いてわかりやすく伝えることのが理論的に補強された。
・子供に指図しようとする親の主役は大抵裏目に出る。上から目線で命令するのは、親として迂闊な行為だ。人は自分の自主裁量の権利を脅かされたと感じたとき、それを取り戻すため、反発の行動に出ることが多い。つまり、過度に強制的な命令は大抵逆効果なのだ。
他人に行動を改めさせたいときは、できるだけ言葉を抑える。おだてるよりも、気分が良くなる言葉を。
ブランドイメージが好印象で確立しているわけではないのなら、おふざけはやめておいたほうがいいだろう。
Posted by ブクログ
行動科学とはかくも面白いものか
ハロー効果や算出効果、人の受け止め方次第で実際はどうあれ導き出される結果が変わる。
それははじまりにも言えて、フレッシュスタート感を出すことも効果があるという。
Posted by ブクログ
行動経済学の研究、様々な事例とともに紹介。前に読んだサクッとわかる行動経済学の詳しい版、原著版的な。それでもスラスラ読めて、イメージしやすい具体例が多く、マーティングに行かせる事例が多かった。内容としては単調で後半読み疲れたから⭐️4つ
Posted by ブクログ
モノが売れなくなった時代の新たなマーケティング戦略とは人間の心理行動科学で実証させることが必須となる、と感じた。この本書にはその具体例が多くある。心理的な表現(例:牛肉の場合赤味x%vs脂肪x%:良い部位を多くした表現)は購買への意欲を、参加への意欲を作り上げるのだ。よく知られた例ではものの選択は3つの選択肢に絞り、購買傾向の具体的数値を提示するなどだが、価格も3つの選択に超高額(誰もが選ばない:おとり)も入れるということ。「品切れの場合」は決して「在庫なし」ではなく「完売」として購買者に魅力をアピールすることも必須となる。
Posted by ブクログ
友人から勧められたので読んでみた。
皆さん、日々たくさんの選択をしていると思うが、その選択は果たして本当に自分で選んだ選択なのでしょうか?
選択をする際に、どんな心理が働くのか、人に選択させるためにはどんなテクニックが必要なのか、それがまとめられた1冊。
この本を読めば、広告に踊らされることもなくなるし、ビジネスマンであれば、値決めや営業に使える、そんな1冊。
Posted by ブクログ
読書会課題本。著者の本業は経営コンサルティング会社の社長のようだ。元著者が英国人なので、英米の事例ばかり出てくるが、日本でも応用されている理論が多いので「あの広告がああいう表現なのはこれか」というのが、色々浮かんで面白かった。