中島たい子のレビュー一覧

  • 漢方小説

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    漢方薬について知りたい気持ちがある人がこれを読むなら、どんぴしゃり!
    かつて私は、めまいがひどくて近所の婦人科を受診し、漢方薬を処方されて飲んだところ、ひどい高血圧で「死ぬのか!」と思うような状態に。
    わけもわからず総合病院で診てもらったところ
    『漢方薬で「甘」と言う字が入ったものを飲むと血圧が上がる』
    と指摘され、飲むのをやめたとたん平常に戻った、と言う経験がある。
    その時、漢方=効き目穏やか なんて冗談じゃない!
    と認識し、「葛根湯」さえ怖くて飲めなくなってしまった。
    が、この小説を読んで、ちゃんとした漢方の知識を持つ医者に、きちんと診断してもらえるのなら
    「漢方薬もアリか!」
    と言う思いになった。

    まあ、この本の主人公たち(アラ30)の二倍も生きてて状況はかなり違うけど。

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    2020年11月30日
  • 建てて、いい?

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    三十代半ば独身女性の主人公。万人向けではないでしょうが、個人の『家を建てたい』という夢が詰まっています。結婚相手探しが場所探しになり、果ては施主となる彼女が、設計者らと相談しながら、いかにして自分の居場所となる家を建てようとするのか。お酒を飲みながら、自由な発想で、ああだこうだと話すシーンが好きです。両親や親戚は不安と期待で色々言いますが、彼らの愛すべき言動にささやかな皮肉で応対するなど、私はところどころで笑わせてもらいました。

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    2020年09月18日
  • 泥酔懺悔

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    総勢11名の情勢が、酒にまつわる、まあ総じてどうしようもない、どうかしている経験とその反省と言うか自らを省みて飲酒の鋼材と何故に人は記憶を失うまで泥酔しなければならないのかをシリアスに語るエッセイ集。非常に秀逸。

    なかでも山崎オナコーラさんの「ひとりでお酒を飲む理由」には身につまされてなるほどなるほどと、自分にとってのお酒の立ち位置、のみならず人との関わり方、一人でいることの楽しみ、みたいなものを的確に表現されていて膝を打つ思い。

    しかしまあ、みんな記憶をなくすんだね。ちょっと心配していたけれど、まあ、酒飲みなら普通だわな、うんうん。

    三浦しをんさん、角田光代さん、平松洋子さんといった大好きな作家のみなさんの文章が読めて幸せだ。
    これは酒好きのバイブルだな。酒場巡りしている女の子たちには是非読んで欲しいなあ。

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    2020年08月15日
  • 心臓異色

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    ネタバレ

    シニカルでSFチックな短編集。
    星新一さんを彷彿とさせるものが多く、他の方の感想にも同じようにあって、おお!と思いました。
    わたしはとても好きな話ばかりです。特にはじめの話と最後の話に関連があって、オタクの好きなやつ!!と興奮しました。

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    2020年07月12日
  • 泥酔懺悔

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    泥酔の失態を開き直るんじゃねぇ、と下戸の私は常々。んでも、人の泥酔を楽しむってのは面白い視点かもしんない。そんな余裕があればなぁ。
    総じて若い年代の著者のほうが面白かったかな。

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    2020年05月01日
  • 院内カフェ

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    とある病院に併設されているカフェが舞台の ほっこり出来るいい話ばかりの七章立ての好作品でした♪ とりわけ六章が印象的だったね。本当に こんなカフェがある病院があるなら入院したり受診したり見舞いに行ったりするかも知れないなぁ(笑)

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    2020年02月22日
  • 泥酔懺悔

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    ネタバレ

     12人の女性作家などの酒に関するエッセイです。「泥酔懺悔」、2016.9発行(文庫)。面白かったです。①三浦しをんさん、30代から泥酔すると記憶を失う。朝起きると下半身裸で便器を抱いた形で寝ていたと。飲酒の習慣に並ぶのは読書ぐらいとか。②角田光代さん、飲み始めたら途中でやめられない。とことん飲んで記憶がなくなる。覚えていない泥酔時間、角田さんはどうなっているのか?w。③大道珠貴さん、女のひとのグラスについた口紅を指二本で拭うしぐさ、あれ。あの指をあとどこへなすりつけるんだろう、すごうく、気になる。
     12人の女性作家の酒にまつわるエッセイ集。「泥酔懺悔」、2012.11刊行、2016.9文庫。私の懺悔度ベスト3選定は: 角田光代さん「損だけど」、三浦しをんさん「下戸一族vs飲酒派」、平松洋子さん「18の夜の話」。

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    2023年08月10日
  • 院内カフェ

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    淡々と色んな人生が。多分誰でもちょっとずつ物足りなさを抱えていて、それとどうつきあうか、悩んだりやり過ごしたりしてるのかなあ。
    病院にカフェやコンビニは絶対必要だよ。
    付き添いにも楽しみ欲しいから(´ω`)

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    2018年11月27日
  • 院内カフェ

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    普通のカフェ。普通と違うのは病院の中にある、という事だけ。それ以外は何も変わらない。売っているものも、何もかも。来る人も選ばない。病気の人とそうじゃない人。院内カフェの様な存在でお互いに寄り添う。どちらにとっても居心地の良い、その空間。

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    2018年11月27日
  • 漢方小説

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    ネタバレ

    登場人物の感情の揺れ具合がリアルなので、作者の体験談かと思って読み進めた。西洋医学と東洋医学の違いを説明するクダリなどなかなか面白かった。

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    2018年11月26日
  • 院内カフェ

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    この著者の本は初めて読んだ。
    自然と引きこまれ、一気に読み終えた。
    病院に併設されているカフェを舞台に、介護、不妊など、身近な問題にフォーカスしながらも、ほっこりさせる場面も多く、この著者が好きになった。
    とくに、家族の介護をする側の人間の複雑な感情に共感を覚え、最後の選択には考えさせられるものが多かった。

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    2018年11月25日
  • 院内カフェ

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    病院内のカフェで働く作家の亮子とお客たちが湿っぽくなく柔らかい。難病も精神疾患も目線が優しくてわざとらしさがなくスッと入って来た。病気なのはもう一人の自分なのだとする女の子とその母親や、喧嘩した奥さんからの白い封筒の真相も優しかった。カフェにいる皆へ贈られたクリスマスプレゼントがふんわり温かかった。

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    2018年10月09日
  • 泥酔懺悔

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    ニヤニヤしながら読んでしまった
    私の好きな作家さんと私の飲み方が似ていて嬉しかった
    下戸の人の感覚も知れて楽しい本

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    2018年02月12日
  • 泥酔懺悔

    購入済み

    素直に読めます

    女性のみなさんの「酒」に関するエッセイ集。
    大酒飲みあり、そうでない方あり。
    みなそれぞれいろいろな思い出があることに気づかされます

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    2017年07月31日
  • 心臓異色

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    誰にも影響を与えず生活するということなんてできない。
    どうせなら、いい影響を与えたいもんだ。
    『心臓異色』『踊るスタジアム』『ボクはニセモノ』はどれも古いものを使うという話だった。『ボクはニセモノ』はそんな時代がくるかもね〜。できるようになっても、その技術を使えばいいというものでもないと思うけど。それでも、強い思いがあるから発展するのかもしれない。

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    2017年07月18日
  • そろそろくる

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    主人公は30代女性。時折、どうしようもない鬱々とした感情に苛まれて仕事が上手くいかないことにネガティヴになったり、家の中のものにあたったり。
    それは、「PMS」という名前の、女性が多く悩まされる症状なのだった。

    女性特有の、病気でもないけれどフツーの状態でもない、「PMS」を扱った作品。
    テーマがテーマなので登場人物も女性が多いし、一見どこにでもありそうな日常モノにも見える。その中で、ふいに「生理的な他人に対する怖さや気持ち悪さのようなもの」や「PMS特有の女性の精神状態」が描かれて「リアルな女性のやるせなさ、気だるさ」が伝わってくる。

    こういう作品は男性の感想も聞いてみたいところ。「PMSって知ってる?」と聞いたらやっぱり「バンド?」とか返ってくるんだろうか。

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    2016年12月01日
  • ハッピー・チョイス

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     人はどうして結婚するのか。求めているのは精神的安定、それとも社会的安定なのか。女性にとって結婚とは生まれ変わりなのか。結婚と同時に仕事を辞めるかどうかの選択が頭をよぎるのはなぜか。そもそも「結婚=幸せ」なのか?"婚活"という言葉もあるなかで、「結婚」に対する固定観念を今一度見つめ直してみたくなる、そんな結婚小説。
     結婚するもしないも子どもを産むも産まないも、全部自由だからこそ難しいこともあるけど、自分のした選択が自分や大切な人にとってハッピーであればそれで良いのかなぁと思えるラストが好き。

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    2015年12月13日
  • ハッピー・チョイス

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    漢方小説がよかったので、手にした。
    アラフォー女性の持つモヤモヤと妄想をコミカルに表現していて、笑いながら読めた。周囲の友人も魅力的。

    福原さんみたいな、素敵な男性はなかなかいないよなあ。

    家庭社会学者の解説も、わかりやすくてよかった。

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    2015年12月10日
  • この人と結婚するかも

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    この主人公のような感覚、とてもよくわかる(笑)
    「この人と結婚するかも⁈」や「この人が運命の人かも⁈」と思って無駄な取り越し苦労をしたり(笑)

    最後、もうこの人は結婚するかもリストから外されたな

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    2015年09月17日
  • 心臓異色

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    あの、中島さんがこんな話を?というびっくりな本だった。
    これはSFですよね。
    ひとつひとつ意外性を持って語られるので、ここでは内容を書けませんが、私はけっこう裏切られて、面白く読めました。ミステリに慣れてないからかもしれないけど。
    さいごにこれまでの話を思い出させるのもよかったです。

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    2015年02月20日