中島たい子のレビュー一覧

  • パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら

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    感想
    あたたかくゆったりとした生活。ただもったいないだけではない。モノに宿る人の思いを大切にする。だから目の前のものを愛おしく感じる。

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    2024年02月22日
  • 漢方小説

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    漢方って、普段気にもしていなかった。漢方の力って、古来昔から伝わってるんだぁ。柔らかい話で良かった。

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    2023年10月30日
  • 泥酔懺悔

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    藤野かおりさんの章が好きだった。三浦しおんさんの章は何かほっこりした。
    大道珠貴という作家は知らなかったが、とても気持ち悪い文章を書く人だなと思った。

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    2023年07月29日
  • 泥酔懺悔

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    女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。

    泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
    お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。

    個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
    私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えています

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    2023年06月05日
  • 漢方小説

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    ページをめくったときに「しかくいな」と思った。他の小説では今まで見たことがなかった文字の並びだったので、違和感があったけど後半はそれが気にならなくなるくらいおもしろかった。
    自分が想定していたよりは漢方の話はなくて、漢方メインというよりは日常生活のそばに漢方が加わった、という感じ。

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    2023年05月26日
  • 院内カフェ

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    ネタバレ

    院内カフェを訪れるお客さんや
    院内カフェの店員さんなどさまざまな視点から
    描かれた物語。

    親の介護に疲れ、旦那さんが難病になってしまった朝子さんの視点から描かれたお話が好きでした。
    誰も悪くないからこそ、
    どうしていいかわからないやるせない気持ち。

    自分の気持ちをどう伝えたらいいか、
    わからなくなるときって誰しもあると思います。
    自分がいっぱいいっぱいだからこそ、
    どうしたいのかも分からなくなって
    つらくなるのかなと感じました。
    それぞれに悩みを抱えて生きているんだと
    改めて思えた作品でした。

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    2023年03月02日
  • 漢方小説

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    漢方を題材にした小説。
    漢方に興味はあるけど、専門書や解説本はとっつきにくい、という人向け。ストーリーの中で漢方の考え方や効果効能がぽつりぽつりと登場し、自然と頭に入ってくる。
    筆者は、自分自身を主人公に重ねて描いたんだろうな、と思った。放送作家のつらさ、30代に突入して感じた壁、漢方への熱い思いが伝わってきた。

    わたし自身、冷え、むくみ、肩こり、腰痛、…色ーんな不調のもとを治したい=「本治」を願って色々試したり通ったりしているけど、気の持ちよう的な部分もあるのかなと思った。
    不調から解放され、軽やかに生きたい。

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    2023年02月01日
  • 泥酔懺悔

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    ★3.5
    飲める人と下戸の人の話がどちらも楽しめるお話がたくさん!

    私はたまに飲んで、さらにたまのたまに記憶もなくします、、。

    気心の知れた友達と飲むお酒は最高です!

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    2023年01月19日
  • 院内カフェ

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    カフェに勤めている人たちは少なからず「あの人たちはどういう人たちだろう」などと詮索しているのかな

    人には「居場所」が必要

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    2022年09月05日
  • 泥酔懺悔

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    どうも、私です。
    ただいま絶賛禁酒10日中(そんくらいで自慢するなっ!)

    お酒で「やらかした!」と冷や汗まみれ(あるいはゲロまみれ)な出来事はここ数年一度や二度はありまして。人の泥酔エピソードはふふふと笑っていられるが、いざ自分の身になるともはやホラー映画より恐ろしい。できれば宇宙の闇に葬りたいけれど、そういう時に限って記憶力を発揮し、うんこのように記憶は脳内にへばりつく(汚っ!)

    この一冊は12名の女性著名人の、酒にまつわるエッセイが書かれています。酒豪と呼ばれる人も居れば、代々下戸な人もいる。酒で失敗した話や、酒に対する思いなど綴られていて、さまざまな視点が見れて。20代後半によく

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    2022年05月06日
  • 漢方小説

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    題名の通り、「漢方」のことがとてもよく書かれている小説。
    私も時々、体の不調や不調の前兆の時は漢方薬を飲む。
    あまり薬というものに抵抗があるので、薬じゃない漢方薬は安心するから。
    西洋医学では病名がつかないけれど、自分だけが感じる不調って、みんなそれぞれあると思うし、漢方を飲んでいるという安心感で体調が整えられる気もする。
    この本は、小説なんだけど、漢方のことをよく教えてくれる、入門書のような役割があって、そういう意味では、知識が豊かになってよかった。

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    2022年04月30日
  • 漢方小説

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    漢方の見方が変わった。特別なことは起こらない、主人公の周りの人間がクセのある人なのに読んでいると前向きになれる不思議な小説だった。

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    2022年03月28日
  • 院内カフェ

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    しばらくレビューをお休みしておりましたが、少しずつ再開していこうと思います。

    第一弾は病院内にあるチェーンのカフェを舞台にした様々な人間ドラマ。
    カフェで土日だけ働きながら本業は(あまり売れていない)作家の女性・相田。
    その病院に夫が入院している女性・朝子。
    そして入院している夫本人・孝昭。
    さらに病院で働く医師・菅谷(相田からは『ゲジデント』と呼ばれている。
    彼らの視点が入れ代わり立ち代わりしながら物語が進む。

    病院内のカフェなのでクセのある客がいる。
    相田が『ウルメ』と名付けた扱いに困る客。
    孝昭が遭遇した自分の中に別人格を作って病と闘っている少女。
    そして朝子・孝昭夫妻も。

    病を抱

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    2022年01月10日
  • 泥酔懺悔

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    朝倉かすみ、中島たい子、瀧波ユカリ、平松洋子、室井滋、中野翠、西加奈子、山崎ナオコーラ、三浦しをん、大道珠貴、角田光代、藤野可織らの泥酔物語。藤野可織がよかった。

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    2021年12月10日
  • 漢方小説

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    心の不可を見ぬふりをすると、心がカラダに攻撃をしかけます。
    私は、お白湯を飲んで、深呼吸をします。
    野性動物がするように何も食べず寝ます。
    デカイ木に抱きつきます。
    声を出して泣きます。

    人は、それぞれ処方箋を持っていると思います。
    持って無い人は、漢方医まで。


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    2021年10月03日
  • 院内カフェ

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    病院の中にあるカフェに入ると、患者も先生もみんなフツーのお客さまになる。
    病院の中で普通になれる場所に、心を癒された。

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    2021年09月26日
  • 漢方小説

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    先日、女性特有のなんとも言えない不調を感じ、婦人科にかかりました。ガン検診もして異常がないことを確認し、そのあと「ではその不調をどう治していこうか」というところで、先生が漢方薬を提案してくださり、飲み始めました。
    先生に、「証に合わないと逆効果だから、合わないと思ったらすぐ来てね」と言われたのですが、私には合っていたようで、かなり好調です。
    そんな話を大好きな同僚にしたら、この小説をすすめてくれ、読み始めました。

    西洋医学的には、これといった病名のつかない主人公が、東洋医学の病院に行き着き、良くなっていく様子が面白く書かれています。西洋医学を否定しているわけではないところもいい。

    東洋医学

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    2021年09月23日
  • そろそろくる

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    「変な生き物だよね、私たち」
    「かなりね。あまり知りたくないよね」(146ページ)

    PMSか、ピーターパン・末期・シンドロームか、なにか分からないけれど、
    毎月やってくるそのホルモンに翻弄される女たち。

    「自分が変なことに、もっと自信を持てよ!」(143ページ)

    けれど、繰り返し来るその波を超えていくことが、
    女にとっては、生きること。そんな物語り。

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    2021年05月03日
  • 漢方小説

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    主人公のみのりが体調を崩したところから始まるこの話、西洋医学で解決しなかった不調が東洋医学の漢方で少しずつ良い方へ向かう様子が、独特な雰囲気で描かれていて面白かった。
    こんな漢方診療所が、本当に近くにあったらいいなぁと思うが、実際には信頼して診てもらう一歩がなかなか踏み出せないだろうなぁ。

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    2021年01月13日
  • 院内カフェ

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    読み終わったあと、暖かい気持ちになりました。
    登場人物みんな、何かを抱えているけど、カフェでちょっと癒されてまた元の生活に戻っていける。いいなと思いました。

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    2021年01月09日