中島たい子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。
泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。
個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えています -
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Posted by ブクログ
どうも、私です。
ただいま絶賛禁酒10日中(そんくらいで自慢するなっ!)
お酒で「やらかした!」と冷や汗まみれ(あるいはゲロまみれ)な出来事はここ数年一度や二度はありまして。人の泥酔エピソードはふふふと笑っていられるが、いざ自分の身になるともはやホラー映画より恐ろしい。できれば宇宙の闇に葬りたいけれど、そういう時に限って記憶力を発揮し、うんこのように記憶は脳内にへばりつく(汚っ!)
この一冊は12名の女性著名人の、酒にまつわるエッセイが書かれています。酒豪と呼ばれる人も居れば、代々下戸な人もいる。酒で失敗した話や、酒に対する思いなど綴られていて、さまざまな視点が見れて。20代後半によく -
Posted by ブクログ
しばらくレビューをお休みしておりましたが、少しずつ再開していこうと思います。
第一弾は病院内にあるチェーンのカフェを舞台にした様々な人間ドラマ。
カフェで土日だけ働きながら本業は(あまり売れていない)作家の女性・相田。
その病院に夫が入院している女性・朝子。
そして入院している夫本人・孝昭。
さらに病院で働く医師・菅谷(相田からは『ゲジデント』と呼ばれている。
彼らの視点が入れ代わり立ち代わりしながら物語が進む。
病院内のカフェなのでクセのある客がいる。
相田が『ウルメ』と名付けた扱いに困る客。
孝昭が遭遇した自分の中に別人格を作って病と闘っている少女。
そして朝子・孝昭夫妻も。
病を抱 -
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Posted by ブクログ
先日、女性特有のなんとも言えない不調を感じ、婦人科にかかりました。ガン検診もして異常がないことを確認し、そのあと「ではその不調をどう治していこうか」というところで、先生が漢方薬を提案してくださり、飲み始めました。
先生に、「証に合わないと逆効果だから、合わないと思ったらすぐ来てね」と言われたのですが、私には合っていたようで、かなり好調です。
そんな話を大好きな同僚にしたら、この小説をすすめてくれ、読み始めました。
西洋医学的には、これといった病名のつかない主人公が、東洋医学の病院に行き着き、良くなっていく様子が面白く書かれています。西洋医学を否定しているわけではないところもいい。
東洋医学