中島たい子のレビュー一覧

  • 漢方小説
    漢方に焦点を当てた小説は初めて読みました。
    奥が深い。

    思いは恐れに打ち勝つ。素敵な考え方だなぁ。

    主人公の女性が、自分の目指すべきところを見つけていく過程が心地よかった。
  • この人と結婚するかも
    女の妄想、男の妄想、それぞれ1編ずつ収録。
    女の妄想は苦笑しながらわかるわかるって頷ける感じ。小学生くらい?いやもっとはやくから?女の子はだいたい背景にバラが咲くような妄想してるんじゃないのかなぁ。
    男の妄想は…なんともバカらしい!とか言うと失礼だけど、バカらしくて面白かった。
    中島たい子さんが女性...続きを読む
  • 院内カフェ
    病院内にあるけれど、そこだけは病院ではなくあくまでもカフェ。
    気付いたら介護に追われ、ご主人までも…
    この奥さんの気持ちが痛いほど伝わってきた。
    でも、この本のストーリー自体がいい方向に向かっていてよかったな。
  • 院内カフェ
    病院の中にあるチェーン店のカフェ。今では多くの病院にある。最初はそこだけが妙に明るく健康的で違和感を感じることが多かった。でもこの本に書いてあるように、院内カフェってとても特殊だけど、ある意味「救い」になっている部分もある。患者にとっても、家族にとっても、医療関係者にとっても、自分をリセットできて外...続きを読む
  • 院内カフェ
    病院に併設されてるカフェの店員 客 それぞれ生活の事情がある。それを一つずつ読ませてくれた。病人は自分の辛さが健康な人には分からないと見下してる、その考えはある種の発見だった
  • 院内カフェ
    2017.12/16 たい子さん、今回は院内で"グルグル"思いが堂々巡りするんですね。ちょうど最近潰瘍性大腸炎で入院した知人がいて、これはキツイなぁと思いながら読んだことでした。
  • この人と結婚するかも
    *気になる男性と出会うたび、「この人と結婚するかも」って直感する。けど、結果はいつも外れ。このままじゃ私、ただのイタい妄想独身女!?二度と変な直感は抱かないと反省したのも束の間、英会話教室で出会ったケンのことが早速気になって…。その他、迷走する男の勘ちがいを描く『ケイタリング・ドライブ』を同時収録*...続きを読む
  • 漢方小説
    ある日、原因不明の体調不良により救急車で搬送された三十一歳独身女・みのり。
    自分の人生は駄作だ、こんな女のテーマはなんだ、と悩みもがいている。

    そんな中で、みのりは東洋医学の世界にはまっていく。
    なかでも、
    「東洋医学は西洋医学と違って、すべて相対的。
    シーソーみたいにバランスで考えるんですね。」...続きを読む
  • 心臓異色
    7編の短編集。「家を盗んだ男」空き巣を生業としている男に愛する人ができて足を洗おうとする話。盗む側の心理、空き巣に入られた家族のその後など、立場を変えて描かれているので、興味深かった。
  • 心臓異色
    軽めのSF短編集。
    星新一風という方もいましたが、世にも奇妙な物語風という感じでしょうか。

    昔のロボットを処分しようとして、その相方を見つけてきてしまい、2体を眺めて暮らす夫婦の話、それが進化、人工心臓を移植したために、性格や行動がすっかり変わってしまった男の話、表題作心臓異色、が面白かった。

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  • 院内カフェ
    病院の中のカフェ。
    タイトルに妙に魅かれて読みました。

    アンテナの高いまーちさんのレポがもうあります。
    ストーリーもかなり詳しく書かれてありますので、
    私はほんの感想だけ、書くことにしましょう。

    病院の中のカフェでパートをする女性視線で
    語られるある日のカフェの様子から始まります。

    精神障害の...続きを読む
  • 漢方小説
    体調を崩した30代女子が中医学で立ち直る話。陰陽五行と臓器の関連など漢方の考え方の基本が盛り込まれたストーリーだが、個人的にはもっといろんな病気や薬を登場させて欲しかった。コミカルな文章で楽しいのでさくさく読めます。
  • この人と結婚するかも
    「この人と結婚するかも」と「ケイタリング・ドライブ」収録。
    どちらの主人公も好きだからもっともっと話が続いてほしかった。
  • この人と結婚するかも
    ananの特集で掲載されていて、ずっと気になっていたので、読んでみました。

    少し優しくされただけで惹かれてしまう主人公。
    このポイントだけに惹かれて読みました。
    なかなか一歩を踏み出せない主人公に共感はするけれど、はたから見るとうーんと思ってしまうものなのかと勉強になったかな。一歩を踏み出す大切さ...続きを読む
  • 心臓異色
    短編。

    大泥棒の通称「会社員」は、愛する人と出会って空き巣から足を洗おうとするものの、過去は拭えない苦悩。
    車販売の営業の男が見た過去と未来の出来事。
    高機能の機械に支配される日常で、ふと昔のロボットとの出会いときっかけ。
    人工臓器を移植して人格が変わってしまった男の真相。

    貧しい国で開催される...続きを読む
  • 心臓異色
    短編7つ入り。
    中後半の未来や架空の場所のお話がとてもよかった。
    ふふっと笑えてほんわかして。

    はじめの2編は何処かで読んだことあるような軽い世にも奇妙な物語的な話だったけど、ラストの短編につながるなんて予想外。たのしい。

    星3つ半くらいの評価です( ˆωˆ )
  • 心臓異色
    最後まで読み終わると必ずまた1話目を読みたくなるという不思議な短篇集。
    「漢方小説」のような面白さはなかったものの、気軽に読める。
    星新一の弟子みたいなテイストのライトなSF物多し。
  • 心臓異色
    家を盗んだ男、ディーラー・イン・ザ・トワイライト、それが進化、心臓異色、踊るスタジアム、ボクはニセモノ、いらない人間

    不思議な未来のお話。
  • この人と結婚するかも
    タイトルの通り、この人と結婚するかも、と妄想する女性を描いた作品。中島たい子の本はさらっと読めるのが特徴だと思う。
  • この人と結婚するかも
    気になる男性に出会うたび「この人と結婚するかも」と思いながら、いつもハズレ。
    う~ん、独身時代の一時期、そんな風な時あったな。
    今思い出すと笑っちゃうけれど。
    でもこういう時期もあって今があるんだろうな。
    そんなこんなで楽しくあっというまに読破。