中島たい子のレビュー一覧

  • パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら

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    フランス人と日本人の民族性・生活様式の違いは、歴史や気候などによるものなので
    フランス人みたいな生活を送りたい!と思ってもなかなか日本ではそれは叶わないかもしれない。
    ただ、フランス人(というか作中のロゼリーヌ)の柔軟性でありつつもシンプルな物事の考え方、こだわりの在り方はとても合理的で、自分も取り入れたいと思った。

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    2024年11月02日
  • 漢方小説

    購入済み

    実録漢方

    31歳女性脚本家が体調不良と向き合う実録漢方。といってもまわりの登場人物が個性的で生き生きとしていて読んでいて気分がよい。
    漢方は病気を治すのではなく体の弱いところを見つけて漢方薬を組み合わせて処方し改善してゆく。
    人間はシーソーのように体や精神の5つの要素のバランスが崩れて不調をきたすということのようだ。
    自分は夏バテに効く『補中益気湯』を町の内科で処方されたが、この本を読んで主人公と同じ体験をしたようで興味深かった。
    最後に主人公が対人関係の向き合い方まで変わり元気になるのがうれしかった。

    #癒やされる #タメになる #共感する

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    2024年09月18日
  • 漢方小説

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    悩める30代を東洋医学が救ってくれる物語。


    葛根湯なら分かるけど、という私のような素人でも充分楽しめる内容で、東洋医学入門としても良い作品だと思いました。


    体調不良で救急搬送ののち、大学病院の診察では異常無しと言われてしまい途方に暮れる主人公。
    藁をもすがる思いで、東洋医学の診察を受けてみると驚きの展開が待っていました。


    東洋医学の基本は脈。
    そこから大体の不調を読み取り、異常な箇所を探っていきます。
    そして弱いところをケアしながら、身体全体をバランス良く整えていきます。
    時間はかかかるのだけど、だんだんと良くなるにつれて、心の不調も整ってくるみたいでした。


    ドラッグストアに行くと、路線図みたいなツボのポスターがありました。
    (ツボって物凄く数が多いのです✴✴)
    (数えるのは諦めました✴✴)
    漢方専門の薬剤師さんがいらっしゃたので、ちょっとお聞きすると、ドライヤーで温めるだけでも効果があるのだとか。
    少しずつケアできるようになって、寒暖差などの変化にびっくりしない体質を目指したいですね。
    (毎朝カッターシャツの袖の長さを逡巡して1日が始まります)


    ちなみに薬剤師さんのオススメのツボは『合谷』でした。

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    2024年06月26日
  • 院内カフェ

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    院内カフェが舞台の小説というのが珍しくて手に取りました。

    主人公のカフェ店員が売れない作家という設定も面白い。

    街中のカフェと違ってお客様は患者さんやお見舞いに来た人、そして病院スタッフと限定されているものの、個性強めの常連客が。そんな常連客ウルメとゲジデント二人の関係は意外でした。

    親の介護が終わり、やっと自分のやりたい事が出来ると思った矢先に夫が難病で入院した主婦。彼女が壊れそうになるのはわかる気がします。静かなカフェは落ち着きますが、会話が丸聞こえなのは嫌ですね

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    2024年06月19日
  • パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら

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    おしゃれなタイトルに惹かれて。

    フランス人(あくまでも中島たい子さんの親戚の話ということだけれど)の考え方を大いに学べる本。
    無理をしない生活の仕方や、自分の心の赴くままに旅することなど、自分にとっては憧れの生き方。

    時折読み返したりして、TODOに追われてしまう毎日にゆとりをもたせたい。

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    2024年06月12日
  • 院内カフェ

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    院内カフェに一歩入れば、彼らは「患者」でなく、私たちにとって「客」なのだ…。
    土日バイトの主婦、相田亮子は若いスタッフ村上君と接客に勤しむ。
    亮子が(売れない)作家と知った彼は、仕事の合間にネタ話を披露。そんな穏やかな空気を一変させる事件が起こる。

    カフェに常連客は付きもの。
    黄緑のヤッケを着たウルメは日曜の夕方になるとやってくる。今日も「本日のコーヒーS」を注文した。白衣姿で体毛の濃いゲジデントもカプチーノMで長居をするので、本当の医師なのかどうか疑わしい。

    クスッと笑える癒し系小説だろうと油断していたようだ。カフェで妻の朝子が、入院中の夫にソイラテをぶちまけるその瞬間まで…

    人はそれぞれ悩みや不安を抱えて生きている。親の介護でストレスを溜めこむ朝子の言葉に身がつまされる思いがした。
    「親孝行という、愛情と義務感が入り交じった言葉を支えに、これからも続けていくしかない」
    両親を看取り、自分の人生を始めようとした矢先、今度は夫の孝昭が病気で入院することになった。
     非常時ほど、その人間の本質が出る。
    パートナーとの価値観のずれを感じた朝子が、虚しさからソイラテをぶちまけた思いはよくわかる。夫に初めて書いた朝子の手紙文に思わずウルっとなった。
    私も病院のカフェのような立ち位置に自分を置くことができるだろうかと考えてしまった。

    不妊で悩む亮子もどこかで気持ちに折り合いをつけようとしている。
    逃げ場を作って病と闘わなければいけない小さな子もいる。
    「この世は理不尽なことだらけ。病だけでなく、罪もないのに犠牲になる子供はあとをたたない」
    孝昭は、やっと逃げずに病気と向き合う決心ができたようだ。妻のおかげで!!

    クリスマスイブに起きた最高に「いい話」に心がほっこり温かくなるラストがとても良かった。

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    2024年03月13日
  • 院内カフェ

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    ネタバレ

    179ページの「自分が病めるときも、人を愛せるか?」という言葉に、軽く衝撃を受けました。
    心身の不調や先の見えない治療という中にあって、他者を思いやり愛するという事は、とても難しい事のように感じました。

    登場時には「げー」っと思わせられたゲジデントですが、読み進めていくと印象が変わって、胸の内に秘めた医者としての矜持を垣間見るようでした。

    とても面白かったです。

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    2024年03月13日
  • そろそろくる

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    ネタバレ

    PMSのことを書いた小説だと知って購入。
    生理前に暴れ出す主人公の描写から始まったけど、初っ端からわかるー!!って思いながら読んでた。
    好みの文であっという間にさくさく読んだ。

    基樹くんがオレもPMSかもしれない、って言ったシーンでは反射で、何を言ってるんだこいつは、と思ってしまったけど、よく考えたら気分の波があるのはPMS持ちのひとだけじゃなくて他の女性も、もちろん男性だってあることだなと思い直したし、自分だけって思ってはいけないなって考えさせられた。ありがとう基樹くん

    中島たい子さん、初めましての作家さんだったけどかなり読みやすくてストーリーも面白かったので他の作品も読みたい!

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    2023年10月11日
  • 院内カフェ

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    我が家の近くの大学病院も、数年前にホテルのロビーのようにきれいになり、チェーン店のカフェがあるので、そこをイメージしながら読みました。
    店員の動きや会話を読んでいると、こんなふうに働きたいなあなんて思ったり、病気や客として訪れた夫婦の事情など、暗くなりがちな話もテンポよく読めました。

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    2023年04月27日
  • 院内カフェ

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    院内カフェは、病院の中にある(おそらく全国チェーンの)カフェで、病院でも日常でもない場所です。客と店員、客同士、相手の名前を知り合う関係ではない中で、相手を思う少しの気持ちに励まされました。私自身も病院の中で、病院でも日常でもない場所と言えるところで働いているので、自身の仕事をがんばろうと思いました。

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    2023年04月17日
  • 漢方小説

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    漢方の事に少し興味があり、なにかないかなぁ っと思っていたときに目に入ったので読んでみた。
    小説だけれど、なんとなく漢方の事が理解出来た。
    なかなか面白い一冊。
    特に最後の数行がこの小説を締めてくれる。

    川波みのり、31歳、脚本家、独身。
    救急車で運ばれるが西洋医学では正常と判断。
    症状は治まらず漢方医のもとへ。
    漢方治療で徐々に良くなるが、病名はなし。
    これはあなただけの病気です。
    うーむ、難しい。
    でも、徐々に分ってきたような。

    陰陽道に基づく東洋医学。
    それは五角形の元素の循環だけでなく、五臓や七情も表されている。

    第28回すばる文学賞受賞作品。

    メモ
    陰陽道 陰陽五行説、木火金土水、肺脾腎心肝腎、喜怒憂思悲恐驚

    140p 黄帝内経

    142p 変化を怖れない自分になりたい。

    143p 自然と同様、人の体は絶えず変化し、また循環しているという考え方ですね。

    156p 東京都薬用植物園

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    2022年09月28日
  • 漢方小説

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    仕事柄、漢方や東洋医学のことを少しは聞いたことはありますが、この本を読んで漢方の事もっと知りたい!とスイッチが入りました

    咳が止まらなくて病院に行ったのに、レントゲンとCTを同時に、しかもCTを先に撮られ、胃カメラではないとわからない病名を告げられ、不安な気持ちを落ち着かせる薬をもらい、咳止めすらもらえなかった事がある私は、病院のたらい回しの所を読んでいて辛い思い出が溢れてきました、、、

    私も漢方の勉強してみようと思います!
    これからの自分の人生にとっても知っててよかったって思えると思う!

    そんなきっかけをくれた本です
    出会えてよかったです!


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    2022年08月27日
  • 院内カフェ

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    まぁ、こんなシチュエーションだと、こういう人たちが集まるよね。
    テレビドラマになりそう、と思って著者紹介をみたら、放送作家さんだったのね。

    トイレから出られなくて焦ったけどひょんなことからすぐに出られた話は、ある!ある!ってなったわ

    村上くんが何者なのか知りたかったなぁ……
    薬学部学生さん?

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    2022年05月16日
  • 院内カフェ

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    『漢方小説』以来2冊目の中島たい子さん。
    院内カフェに行っていたクチとしては、
    面白いところを題材にするなーと興味を惹かれた。
    街中にあるカフェも、
    いろんなものを抱えた人が来ているのだろうけど、
    院内カフェはもっと多種多様で、
    どんな人も等しく受け入れられる場所なのかなと思う。
    生きることに向き合っている人たちが
    ほんのひととき、ほっとできる場所なのだろう。

    不妊治療とか、親の介護とか、
    配偶者(もしくは自分自身の)の病気とか、
    他人事ではいられない問題に胸がきゅっとなるけど、
    いろいろ闘いながらも
    時折ふっと息を吐いて力を抜くのは大事だなと思った。
    最後は、私もなんかこのプレゼントをもらった気分。

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    2022年05月14日
  • そろそろくる

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     女性だけでなく、男性にも読んで欲しい本だな、と思いました。

     内容は、生理前の一週間ほどに現れる様々な身体・精神的不快症状であるPMS(月経前症候群)について、主人公の女性の独白(=ストーリー)を辿りながら眺めていく、というものになっています。

     女性からしてみれば、「あるある」「私もそう」といった共感がある中で、男性が読んでも面白くない、ということは全くない作品だなと感じました。
     男性が読むのであれば、PMSの真っ只中にいる女性が、突然泣き出したり落ち込んだりしている原因について、そしてその時の女性の内面について知るにはもってこいの内容です。
     
     ドキドキハラハラするようなお話ではありませんし、驚くような仕掛けのある本ではありませんが、日常の中で女性というものを切り取った、実に写実的な作品です。
     「お話だから盛ってるんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際、こんなもんです。
     PMSがある人は、だいたいこういう風に生きていますよ、というお話です。
     ちなみにですが、私は漢方薬にたどり着いて、かなり改善されました。

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    2022年04月18日
  • この人と結婚するかも

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    このタイトルに惹かれて
    ぺろっと食べ終わるように読んでしまった。
    料理と恋愛はおんなじ。
    時間、温度、素材がだいじ。

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    2022年02月26日
  • 漢方小説

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    イライラしたり自分をうまくコントロールできない時に読むと不思議と心が落ち着く本。全く癒される内容じゃないのに。
    こればっかりは妙齢の女性にしかわからない絶妙な心情。それをとてもポップに読みやすーく描いてる。
    そもそも男性にはこの本、全く面白くないんじゃなかろうか…。
    周囲との差や良くある固定観念が、年齢を経ると我の強さや自己肯定感もあいまって妙に刺さる。そしてある期間生まれる謎の情緒不安定。痛いほどリアルに描いてる。
    あー、早くこの本をまだまだひよっこだねって鼻で笑える歳になりたい。

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    2022年01月29日
  • 漢方小説

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    【読み終わって感じたこと】
    つい最近、突然の吐き気で救急車で運ばれた私には他人事ではない本だった。心が落ち込んでも、きっと自分なりに立ち上がる術を見つけられる、そう思えた。

    【印象に残ったシーン】
    森ポンに迫られて、自分のしたいことが「男が欲しい」ではなく「変化を恐れない自分になりたい」だと気づく場面。変わっていく自分を拒絶しない気持ちは大切だと気付かされた。

    【好きなセリフ】
    「(病気は)自分が生み出す変化ですから。自分の一部でもあるわけです」変化に動じない先生の姿は素敵だなと思った。

    【こういう人におすすめ】
    ・前向きになりたい人
    ・漢方に興味ある人

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    2021年11月04日
  • 漢方小説

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    すごく面白かったし、途中で近所の漢方処方してる病院を調べてしまった。

    西洋医学はバーン!と治す。東洋医学はじっくり養生っていうのをしみじみ実感。

    いずれにしても一生お付き合いしていかなきゃいけない自分の身体ですもんね。時にはいたわってあげなきゃな…と朝から冷たいものばかりガブガブ飲んで胃の調子が悪い私は反省しております。

    あったかいもの食べよっと。

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    2021年07月23日
  • 漢方小説

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    実は漢方の話以外は
    ほとんど何も起こらない小説なので
    肩透かしな部分があるかも
    でも その何も起こらないけど
    なんだかすっきりする
    という変な効き目が
    漢方にそっくりという
    なかなか いい雰囲気の小説でした

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    2021年02月26日