中島たい子のレビュー一覧

  • 漢方小説

    仕事柄、漢方や東洋医学のことを少しは聞いたことはありますが、この本を読んで漢方の事もっと知りたい!とスイッチが入りました

    咳が止まらなくて病院に行ったのに、レントゲンとCTを同時に、しかもCTを先に撮られ、胃カメラではないとわからない病名を告げられ、不安な気持ちを落ち着かせる薬をもらい、咳止めす...続きを読む
  • 院内カフェ
    まぁ、こんなシチュエーションだと、こういう人たちが集まるよね。
    テレビドラマになりそう、と思って著者紹介をみたら、放送作家さんだったのね。

    トイレから出られなくて焦ったけどひょんなことからすぐに出られた話は、ある!ある!ってなったわ

    村上くんが何者なのか知りたかったなぁ……
    薬学部学生さん?
  • 院内カフェ
    『漢方小説』以来2冊目の中島たい子さん。
    院内カフェに行っていたクチとしては、
    面白いところを題材にするなーと興味を惹かれた。
    街中にあるカフェも、
    いろんなものを抱えた人が来ているのだろうけど、
    院内カフェはもっと多種多様で、
    どんな人も等しく受け入れられる場所なのかなと思う。
    生きることに向き合...続きを読む
  • そろそろくる
     女性だけでなく、男性にも読んで欲しい本だな、と思いました。

     内容は、生理前の一週間ほどに現れる様々な身体・精神的不快症状であるPMS(月経前症候群)について、主人公の女性の独白(=ストーリー)を辿りながら眺めていく、というものになっています。

     女性からしてみれば、「あるある」「私もそう」と...続きを読む
  • この人と結婚するかも
    このタイトルに惹かれて
    ぺろっと食べ終わるように読んでしまった。
    料理と恋愛はおんなじ。
    時間、温度、素材がだいじ。
  • 漢方小説
    イライラしたり自分をうまくコントロールできない時に読むと不思議と心が落ち着く本。全く癒される内容じゃないのに。
    こればっかりは妙齢の女性にしかわからない絶妙な心情。それをとてもポップに読みやすーく描いてる。
    そもそも男性にはこの本、全く面白くないんじゃなかろうか…。
    周囲との差や良くある固定観念が、...続きを読む
  • 漢方小説
    【読み終わって感じたこと】
    つい最近、突然の吐き気で救急車で運ばれた私には他人事ではない本だった。心が落ち込んでも、きっと自分なりに立ち上がる術を見つけられる、そう思えた。

    【印象に残ったシーン】
    森ポンに迫られて、自分のしたいことが「男が欲しい」ではなく「変化を恐れない自分になりたい」だと気づく...続きを読む
  • 漢方小説
    すごく面白かったし、途中で近所の漢方処方してる病院を調べてしまった。

    西洋医学はバーン!と治す。東洋医学はじっくり養生っていうのをしみじみ実感。

    いずれにしても一生お付き合いしていかなきゃいけない自分の身体ですもんね。時にはいたわってあげなきゃな…と朝から冷たいものばかりガブガブ飲んで胃の調子が...続きを読む
  • 漢方小説
    実は漢方の話以外は
    ほとんど何も起こらない小説なので
    肩透かしな部分があるかも
    でも その何も起こらないけど
    なんだかすっきりする
    という変な効き目が
    漢方にそっくりという
    なかなか いい雰囲気の小説でした
  • 漢方小説
    漢方薬について知りたい気持ちがある人がこれを読むなら、どんぴしゃり!
    かつて私は、めまいがひどくて近所の婦人科を受診し、漢方薬を処方されて飲んだところ、ひどい高血圧で「死ぬのか!」と思うような状態に。
    わけもわからず総合病院で診てもらったところ
    『漢方薬で「甘」と言う字が入ったものを飲むと血圧が上が...続きを読む
  • 建てて、いい?
    三十代半ば独身女性の主人公。万人向けではないでしょうが、個人の『家を建てたい』という夢が詰まっています。結婚相手探しが場所探しになり、果ては施主となる彼女が、設計者らと相談しながら、いかにして自分の居場所となる家を建てようとするのか。お酒を飲みながら、自由な発想で、ああだこうだと話すシーンが好きです...続きを読む
  • 泥酔懺悔
    総勢11名の情勢が、酒にまつわる、まあ総じてどうしようもない、どうかしている経験とその反省と言うか自らを省みて飲酒の鋼材と何故に人は記憶を失うまで泥酔しなければならないのかをシリアスに語るエッセイ集。非常に秀逸。

    なかでも山崎オナコーラさんの「ひとりでお酒を飲む理由」には身につまされてなるほどなる...続きを読む
  • 心臓異色
    シニカルでSFチックな短編集。
    星新一さんを彷彿とさせるものが多く、他の方の感想にも同じようにあって、おお!と思いました。
    わたしはとても好きな話ばかりです。特にはじめの話と最後の話に関連があって、オタクの好きなやつ!!と興奮しました。
  • 泥酔懺悔
    泥酔の失態を開き直るんじゃねぇ、と下戸の私は常々。んでも、人の泥酔を楽しむってのは面白い視点かもしんない。そんな余裕があればなぁ。
    総じて若い年代の著者のほうが面白かったかな。
  • 院内カフェ
    とある病院に併設されているカフェが舞台の ほっこり出来るいい話ばかりの七章立ての好作品でした♪ とりわけ六章が印象的だったね。本当に こんなカフェがある病院があるなら入院したり受診したり見舞いに行ったりするかも知れないなぁ(笑)
  • 泥酔懺悔
     12人の女性作家などの酒に関するエッセイです。「泥酔懺悔」、2016.9発行(文庫)。面白かったです。①三浦しをんさん、30代から泥酔すると記憶を失う。朝起きると下半身裸で便器を抱いた形で寝ていたと。飲酒の習慣に並ぶのは読書ぐらいとか。②角田光代さん、飲み始めたら途中でやめられない。とことん飲んで...続きを読む
  • 院内カフェ
    普通のカフェ。普通と違うのは病院の中にある、という事だけ。それ以外は何も変わらない。売っているものも、何もかも。来る人も選ばない。病気の人とそうじゃない人。院内カフェの様な存在でお互いに寄り添う。どちらにとっても居心地の良い、その空間。
  • 院内カフェ
    淡々と色んな人生が。多分誰でもちょっとずつ物足りなさを抱えていて、それとどうつきあうか、悩んだりやり過ごしたりしてるのかなあ。
    病院にカフェやコンビニは絶対必要だよ。
    付き添いにも楽しみ欲しいから(´ω`)
  • 漢方小説
    登場人物の感情の揺れ具合がリアルなので、作者の体験談かと思って読み進めた。西洋医学と東洋医学の違いを説明するクダリなどなかなか面白かった。
  • 院内カフェ
    この著者の本は初めて読んだ。
    自然と引きこまれ、一気に読み終えた。
    病院に併設されているカフェを舞台に、介護、不妊など、身近な問題にフォーカスしながらも、ほっこりさせる場面も多く、この著者が好きになった。
    とくに、家族の介護をする側の人間の複雑な感情に共感を覚え、最後の選択には考えさせられるものが多...続きを読む