さくらももこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人の日常って今も昔も本質の部分は何も変わらないよね、と思った。
毎日のちょっとしたことを切り取って絵日記にするの、本当に楽しいと思う。私がツイ廃だということを知るとたまに「そんなに毎日何をつぶやくの?」と言う人がいるのだけど、アンテナを張っていると案外何か見つかるものなのだ。
今まで取るに足らないことすぎて無視するものだった日常を、「どんどん発信していって良いんだよ!」と背中で見せてくれた人がたくさんいて、それで成り立っているのが現在のSNSなのかもしれない。さくらさんもその中に入るんじゃないのかな。強く心を揺さぶる小説も好きだけど、等身大の、なんでもない他人の生活を見ることも好きだなと改めて -
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Posted by ブクログ
著者の行動力にはほとほと感心させられる。
経済力もあるが、「バリに焼きそば屋を作ろう!」と思い付いてからすぐに動き始めることが出来る人は本当にひと握りもいないと思う。
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「植田さん、会社を辞めて、バリでヤキソバ屋でも開いたほうが幸せかもね」の一言からすべては始まった。さくらさんを始めとする「男子の会」のメンバーは動揺する植田さんを伴い、ホントにバリへ!焼きそばの研究や、物件交渉、睡眠不足での看板作りなど思ってもみなかった数々の難題に立ち向かう!現地での奇跡の出会いもあり、事態は好転するかにも思えたが―。ジョーダンみたいな本当の話。 -
Posted by ブクログ
ネタバレTwitterで見かけて、小学生の頃の記憶を軽くさまってしまい、読書感想文についてネガティブな印象がないことを思い出した。たぶん、褒められるようなことはなかったにせよ、若干、黒歴史的なことはあったにせよ、苦手意識を持つようなことはなかったのだ。小学生の頃は。
そんなことが想起されて、苦手でないからには、本書のような手ほどきに記されていることのいくばくかは自然にやれていたのだろうと思い、答え合わせのつもりで読んでみた。
読む前からわかっていたことではあるが、やれてたこともある、というところ。
『自分にとってよい本に出会うことは、よい友だちと出会うことと同じように大事で、同じくらいきせき的なこ -
Posted by ブクログ
ちびまる子ちゃんを見て育った方はもちろん、全人類がどこかで必ず共感できる、日常を面白おかしく描いた、そんなエッセイです。読んでいると日常の疲労がどこかへ飛んでいったように感じられるのは私だけでしょうか。。さくらさんのエッセイはまだ数冊しか読めていないので、これからが楽しみです♪
よく物をなくすところ、どこまでも面倒くさがりな性格、物事を少し離れたところから冷静に考えるところ、まる子(さくらさんの"あのころ")は自分の幼少期によく似ており共感できない内容はゼロに等しかったです。ただ、自分自身兄弟喧嘩というものを経験したことがないため羨ましいと思ってしまいました(笑 -
Posted by ブクログ
子供の頃の思い出をテーマに語ったエッセイ。誰もが経験した子供の頃の出来事を大人の視点で語っているのだが、驚く事に語っている内容は子供のときに感じた感受性のままで、しかもそれが非常に論理的なのが興味深い。
つまり大人が良かれと思ってやったことが必ずしも子供にとっては嬉しい事ではないことを今の今まで覚えている事がすごい。
七五三の記念写真が実はうざったくて照れくさかった事、姉妹喧嘩の原因、家庭訪問のときの母親の取り繕った部屋の掃除の顚末などよくもここまで覚えているなぁと感心する。しかもそれが自分の少年時代の心境と実にマッチングしていて心の琴線に触れてくる。
もっとも驚くのは自分が小学生の時は打算