さくらももこのレビュー一覧
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とりあえず凄く読みやすかった、という印象ですね。
エッセイが苦手な私が最後までスラスラと読めたので。
特に凄く面白かった、とか笑えたとか、共感した、とかいうのは無かったのですが、とにかく読みやすかったんですよね。文章の書き方なのか…。
あとは、ちびまる子ちゃんのイメージで読み始めたので、おじいちゃんとかおばあちゃんがアニメと全然違うので驚きました。ほんわかしてるイメージだったので、ややショックでしたが。お母さんとお父さんはアニメと似ているところもあり、ただ、最後の対談の所でさくらさんが感じていたご両親への思いを読み、そうだったのかぁ、と新発見した気持ちでした。その、対談の内容も私には衝撃でした -
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さくらももこさんのエッセイ、初期三部作の一作目ということで、最初にこの作品に触れたのですが、読んでみて「なるほど、こんな感じなんだ」と感じました。
『ちびまるこちゃん』のほんわかしたイメージとは違い、意外に毒舌で、鋭い観察眼とユーモアが光る作品です。
特に印象的だったのは、「週刊誌のオナラ」です。あることないこと書かれた週刊誌に対して、「女性器を丁寧に言ったような雑誌」名のくせに!と反撃と愚痴。現代なら炎上してもおかしくない気がしますが、痛快です。
さらに、偏屈だった祖父の死の様子に笑い転げた話がさらりと載っているのです。これも今の感覚だと物議を醸しそうですが、時代なのか、さくらももこさん -
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朝井リョウさんとか、他の著者のエッセイなんか読んでいると、さくらももこさんのエッセイに影響を受けたとよく出てくるので、気になってました。
エッセイ集なので、色々な話を楽しめましたが、インド旅行の話が特に好きでした。インドに行ったのに全然人生観が変わった感じがしないところが、これこそ自然体って感じで。無理にカッコつけたり、悟ったふりをしたりしない。しっかりと日本人のまま、現地で戸惑ったりツッコミを入れたりする感覚がリアルで、行ったことなくても、なんとなく想像できて、面白いなぁと。
もう一つ衝撃だったのが、「飲尿をしている私」。健康のために飲尿療法をしていると。
1990年代の当時なら普通なん -
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ネタバレ【あらすじ】
16歳で水虫になってお茶っ葉で治った話、整体や吸角を受けた話、短大1年の時に健康食品売場でバイトした話、17歳の時に睡眠学習枕を38000円で購入した話、祖父が高2の時に老衰でなくなった話、変質者にあった話、盲腸になった話、高1の時のHR委員親睦会という合宿の話、芸能人や架空の男性に恋い焦がれて書いた詩の話、OL時代の宴会芸の話、スズムシを飼った話、銭湯の話、金持ちの友人達の話、週刊誌に載った話、結婚するときの話、等々。
【感想】
マンガに記載されてる内容もあって面白く読めた。巻末の、お茶の水女子大の土屋教授との対談でもあったけど、本当にさくらさんは面白い経験や個性的な人達との交 -
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やっぱり、もものかんづめが天才的におもしろかったのだと思う。自分の感性が落ちているのかもしれないし、時代が違うから気になるのかもしれないが、さくらももこのエッセイに爆笑を求めていたのでちょっと残念だった。
ラジオ体操の章の、小学生の時の夏のにおいが思い出される様子はとても懐かしく感じた。
山口百恵がコンサートしにきた章は、こどもの時のまるちゃんをみていた時のことを思い出した。ひとりひとりプレゼント渡せるなんていい時代だなあと思う。リンダとももえちゃんと言えば、ちびまる子ちゃんだよね。
糸井重里さんが最近気になる。
『自分がやっている行動の中に、そのときはおもしろくないのに後で思い出とし -
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小学生男子レベルのくだらない話をする「男子の会」を勝手に作った。
「うえだ」は人の名前で、TBS社員の「植田」さんも男子の会に選ばれた一人。
その他、資生堂社員の長尾さん、小学館社員の江上さんと山崎君、計4名の男子とさくらももこが「男子の会」のメンバー。
植田さんが男子の会を欠席した時に、話題は植田さんの今後の人生を考えることになる。
そして、植田さんはバリで焼きそば屋を開店することが決まる。
普通は、冗談話で盛り上がって終わりだが、焼きそば屋を開店するための役割分担まで決めて実行に移す。
焼きそばを焼く鉄板や、盛り付けるお皿の購入、店の場所探しや看板作りなどやることは多い。
バリに何度も行 -
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3歳から6歳くらいの時の出来事を書いている。
ももこさんは小さい頃の事をよく覚えていると言っている。
しかし詳しすぎるので随分盛ってるか、あとから作り上げた物語を本当のことだと錯覚しているのだろう。
自分自身も子供の頃は同じような感じで毎日を過ごしていたから、懐かしい気持ちが湧いてくる。。
この本は、辛かったり、悲しかったり、後悔したりと、ネガティブな話題が集められている。
ももこが友達の家に遊びに行き、プラスチック製のビーズ玉を5つ盗んだことを酷く後悔する話があった。
自分も子どもの時に初めてドロボーした時のことを久しぶりに思い出した。(みんなドロボーしたことはあるのかな?)
お母さん