山田宗樹のレビュー一覧

  • SIGNAL シグナル

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    天文台が、三百万光年離れたM 33さんかく座からの人工的な電波を捉えた。それは、正確な周期で繰り返される。

    表紙の雰囲気からして青春小説かなと読み始めましたが、
    「嫌われ松子の一生」の作家さんで
    「黒い春」のSFエンタメの方だと納得
    1章の高校時代は、青春でした。

    地球以外に知的生命体が存在するかどうかというというテーマでなく、そのメッセージが何を伝えたいのかを考えていく。
    17年後に当時高校生がメッセージを解読する。
    そのメッセージの意図するところが感動的。


    読んでいたら、子供の頃、ラジオから「青きドナウ」が聴こえる人が集められる宇宙人の話を思い出した。たぶん、佐野洋「赤外音楽」

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    2025年06月12日
  • 百年法 下

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    物語にひとつの条がなく、全体を通してイマイチ盛り上がりに欠けるなあという印象。とっ散らかっている割にはうまく纏まめているようにも感じたが、ただそれだけで、エンタメとしても啓蒙的なSF小説としても中途半端な感じだった。

    読み終わって、それなりにたのしめたが、ストーリーにも登場人物にも、あまり惹き込まれるものがなかった。

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    2025年05月17日
  • 百年法 上

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    不老不死が実現した社会で、法律によって命を区切る百年法、その設定ありきのエンタメを期待して読み始めたので、百年法制定までの紆余曲折や制定後のありきたりなヒューマンドラマにあまり興味が湧かず、なかなか物語の世界観に入り込めなかった。そのため、登場人物の言動などに温度差を感じてしまい、悪い意味で“物語”の域を出ないなと、少し斜に構えて読んでいた。ただ、後半になるにつれて、そこに終始した物語ではないとわかり、徐々に読むのが楽しくなってきた。

    また、現在の延長線上にある日本を舞台にした近未来小説として読んでいたので、世界に遅れをとった日本という設定に大きな違和感を抱いたものの、全くのパラレルの、厳密

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    2025年05月11日
  • 鑑定

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    エモーションコントロール、通称エモコン。負の感情を抑制し、活力を漲らせる魔法のようなアイテム。しかし、代償も大きく!?
    少し近未来的な話にも通じて、他人事ではないなと感じました。独創的な一冊でした。

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    2025年03月11日
  • 天使の代理人(下)

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    あくまで中絶、妊娠、出産に関する価値観が一つに結論としてはまとまらない。しかしそれぞれの人物がそれぞれの経験の中で価値観が変容し、それぞれの思いとなって馳せていく。

    どれが正解ではない。しかし妊娠というのは人間にとって単に体の変化というにはあまりにも単調過ぎる表現で、非常に考えさせられる大きな出来事である。
    そんな事を通して人について、生命について改めて考えることができる問いかけ、内容となっている。

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    2025年02月28日
  • 天使の代理人(上)

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    人の親になる、子を持つ。改めて現代に問われている問題だと思う。少し昔までは産んで育てては女、働いて支えるのは男といったのが当たり前でよくも悪くもそれがどうとかいうのもなかった。そして医療も現在と比較して中絶という選択肢もほぼなかったためできたら産むという流れかなと。

    しかし今は人々の意識が変わり、人が個人として尊重されるようになり。個々人の人生は自分で選択する時代となった。そして中絶という選択肢もある。その中で何故産むのか、そしてその責任を取らねばという意識が以前にも増しているかのよう。しかし子どもの権利条約もある。産まれてくる胎児も人間であり、子どもであるか。

    その感覚、意識を今私たちは

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    2025年02月15日
  • 鑑定

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    エモーションコントローラーと言う常に安定した精神状態を保てる機器のユーザーらしき人達のテロ攻撃が日本のあちこちで多発する。加害者の精神鑑定を受け持った葛西医師の鑑定が主な柱で、それにまとわりつくように様々な人生を背負った人が現れる。場面の切り替えが早く、人物描写も其々しっかりしてて、妙に説得力あった。

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    2025年01月10日
  • 存在しない時間の中で

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    超常現象がきっかけで変われるのであれば、何も起きなくても変われる可能性があると思った。
    やっぱりSFもの(今の常識とは異なる架空世界)は想像してると楽しかった!

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    2025年01月08日
  • 鑑定

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    すべてを矛盾なくきれいに説明できるのなら、そしてそれ以外に説明する手段がないのなら、それは存在しなくてはならないんだよ

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    2024年12月15日
  • ヘルメス

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    隕石が落ちかけて起こった社会の混乱の話。地下から出てこなかった人たちの物語に乏しく結果も読めたので面白くは感じなかった。この作者は世代交代が早いのが特徴なのかな?一つ前に読んだものもそうだった。もう少し一つの世代にフォーカスしたり、一つの事象を細かく書いてもらった方が私には良いのだが。

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    2024年10月27日
  • 鑑定

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    鑑定というタイトルから難しそうな内容なのかなと思いきや、体感2,3時間で読み終えちゃったような、でも内容が薄い訳でも全くなく、そんな近未来が起こってもおかしくないと想像し得る、没頭できる物語

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    2024年10月24日
  • 鑑定

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    感情をコントロールできる機械とそれによって起きる事件と翻弄される人々
    作者お得意のSF感ある作品ながらこれまでの作品よりはリアリティ寄り

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    2024年10月21日
  • 鑑定

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    近未来ではiPadのようなエモーションコントローラーを身につけることで精神の安定が図れる時代であった。この小説はそうした精神を機械にコントールされた人類が、バグが生じたために起こる悲劇を書いている。
    ひょっとして、iPadの中に潜ませたところでわかることもなく、既に物語は現代て進行し始めているのかもしれない。
    そう考えると、とてつもなく恐ろしい小説である。突然変異で、ヒトヒト感染が起こったとしたら・・・

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    2024年10月08日
  • 鑑定

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    気軽に気分が調整できるエモーションコントローラーが普及された世界。
    イヤホンのようなデバイスで気軽に心が軽くなったりやる気が出たりするって、実際こんなのがあったら依存する人続出なんだろうなあ。
    怖い…
    エモコンを使った人が夢の国を妄想して、無差別殺人を犯したりどんどんおかしなことになっていく。
    被疑者の精神鑑定を行う葛西医師が、真実に近づいていく過程がおもしろかった。

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    2024年10月02日
  • 鑑定

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    ネタバレ

    エモーション・コントローラー略してエモコン。鬱々とした気分のときでもこれを装着すれば、たちどころに明るい気持ちになれると言う。今のところ使ってみたいと思わないが、いつか使いたいと思う日が来るかもしれない。ただ、使用の代償として「世の中に必要のない存在」と認識した人を殺めてしまう危険性が伴うとなると、いかがなものだろうか。
    本書では、エモコン使用者が自分に関係のない他者を「必要ない」という理由だけで殺してしまう。そのことにいち早く気づいた精神科医がエモコンの使用を止めるよう呼びかけるが、使用を止めない人も多かった。

    いかに他人より自分の幸福が大事と思って生きている人間が多いことか。現実も似たよ

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    2024年09月21日
  • 百年法 下

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    ネタバレ

    2013年(第9位)。
    あれから40年。人口が増えすぎるので100年法が施行されている。蘭子も死去。息子ケンはHAVIを受けなかったので老化していく。大統領は40年の統治に疲れやる気なし。遊佐首相は退陣を促すが拒否。SMOCというガンが流行る。そしてクーデター。クーデター者が小物なのがビミョーだが大統領の機転で取り押さえられる。SMOCはHAVIを受けると必ず発症し16年後には全員いなくなることが判明。ってか、HAVIってなんだったのかと読後に思う。まーでも気になってどんどん読み進めたが。

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    2024年09月24日
  • ヘルメス

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    山田宗樹の新作が出るのを毎回楽しみにしており、本作も期待を込めて読みましたが、少し期待外れかなぁ、、、
    いつもながら壮大なスケールで描かれてますが、もう少し各章での深堀が欲しかったです。
    ルキの両親の話があっさりし過ぎだし、ルキの死もあっさりし過ぎ、そしてやはりなぁと言う終わり方でした。
    そうは言っても、十分に楽しませて貰えたので満足です。
    次回作は、『百年法』や『人類滅亡小説』を超えるような作品を書いて貰いたい!

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    2024年08月01日
  • 人類滅亡小説

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    ネタバレ

    まあまあ面白かった!

    山田宗樹さんの作品を読むのは3作品目で、『百年法』『黒い春』の方が好きだと感じたけど、本作品もなかなか楽しく読むことができた。

    個人的には赤い雲の原因究明をしたり、除去するための研究・開発をしたり、赤い雲と徹底的に闘う様子が見たかったなあと思ったり。でもそうならない方がリアルなのかも。原因究明できることなんて現実にはあんまりないもんね。。

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    2024年07月17日
  • ヘルメス

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    ネタバレ

    序盤。構成の妙。

    よくあるパターンとはいえ、ワクドキ製造型の視点じゅんばんこスタイルは大好物です。
    最大のナゾ「ルキ」の存在をうまく使った語りの視点変換。「ルキ」を一人称。それ以外を三人称一元視点にすることで不気味さや読めなさが香ばしく沸き立つ。ムフムフしてしまう。

    「地上の世界は〈空〉の気まぐれに翻弄され続けた。」
    確かに。〈空〉って怖いんだなと再認識。
    海の怖さは地震大国の住人として意識せずにはいられないけれど、空、大気で起こる自然現象を論理的かつ平らに列挙されると、至極正当な恐怖だった。
    「自然の脅威」なんて十把一絡げで便利な言葉を無感覚に使いすぎて鈍麻してるけど、間違いなく怖い。

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    2024年05月23日
  • 死者の鼓動

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    肝臓移植の話し
    読み終わった後
    昔の火曜サスペンスのような感じだな
    心に残ると言うより
    ふぅ〜読み終わった感じですかね。

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    2024年05月15日