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自ら選んだ人生の結末が目の前に迫ったとき、忘れかけていた生の実感と死の恐怖が、人々を襲う。〈生存制限法〉により、百年目の死に向き合うことになった日本人の選択と覚悟の結末は――!?
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Posted by ブクログ
読み応えあり!パラレル日本の未来。 登場人物が多く、時間軸も行ったり来たりするためなかなか頭を使う。 ラストシーンには痺れて鳥肌が立った。ぜひ最後まで読んで欲しい。 ちなみに、映像化するなら遊佐は長谷川博己のイメージ。
不老不死技術が導入され、施行後100年で生存権を手放さなければいけないSF小説 日本も敗戦後に技術を導入して100年後というifストーリー 以下、公式のあらすじ ---------------------- 不老化処置を受けた国民は処置後百年を以て死ななければならない―国力増大を目的とした「百年法...続きを読む」が成立した日本に、最初の百年目が訪れようとしていた。 処置を施され、外見は若いままの母親は「強制の死」の前夜、最愛の息子との別れを惜しみ、官僚は葛藤を胸に責務をこなし、政治家は思惑のため暗躍し、テロリストは力で理想の世界を目指す…。 来るべき時代と翻弄される人間を描く、衝撃のエンターテインメント! ---------------------- 原子爆弾が6発投下され、終戦を迎えた日本 戦後、アメリカからもたらされた不老化技術「HAVI」によって、老いることなく永遠に生きることができるようになった社会 ただ、処置を受けた人は一定期間後に生存権をはじめとする基本的人権を放棄しなければいけない法律の導入もセットになっている 期限は各国で異なっており、40年や60年の国もある中、日本はアメリカと同様に100年 そして、その法律の施行を迎える時が来た 日本の政治体制も大統領制になっている でも、ほぼ権力を持たないという、現在の皇室のような存在なわけで おそらく、皇室という制度はなくなっているのだろうな 死が社会から取り除かれたからと言って、人々が幸せとは限らない 増え続ける人口と停滞する社会により、経済は破綻し、多くの人々は職もなく貧困に喘いでいる それでも既得権益を持った「年上」の人達がいなくなる事はない 親の面倒を診るという慣習が不要なため、親子関係の意味も薄れ、親子関係を解消する事も可能 科学技術は進んでいるのに、人々が幸せそうに見えないんだよなぁ 死なない事が幸福には結びつくとは限らないわけで 死なない苦しみもあるのでしょうねぇ 百年法延長の国民投票 多くの国民は、このままでは社会が立ち行かなくなる事を何となく予感しつつ 初年度の対象者はもちろん、いずれ自分もその対象である事を意識せざるを得ない 現実の日本では国民投票が行われた事はないけど 実際に、短期的な自己の利益と長期的な全体の課題解決とを比べて、冷静に投票できる人はどのくらいいるでしょうね? そして、テロリストではあるが、ある意味で英雄視される阿那谷童仁 実際にそんな人がいるのかいないのか、いたとして百年法から逃れる術はあるのか 元になった人と、さらにその崇拝者の存在 まぁ、現代の日本に暮らしていれば、なかなか「生きる」という事の価値を認識しにくいのかもね そんな社会で、処置を受けずに「老いる」という事を選択する人 まぁ、大勢ではないけど普通にいそう かく言う私も、もし現代でこんな処置が受けられるようになって、100年後に生存権を手放さなければいけないとして 自分は処置を受けるかな?と考えてみた 少なくとも数年は様子を見そう でも、受けるなら常に今が人生の中で一番若いわけだし、できるだけ早い方がいいのは分かっているんだけどね 作中でも語られているように、外見や肉体が変化しなくとも 精神性は既存の老化と同じようになっていくかもね となると、外見だけ今のままても仕方がないし 処置を受けない可能性も結構あるなぁと思った 拒否者の村 まぁ、逃れる方法があるならそんな選択をする人がいてもおかしくない しかも、その時には政府の失策が目に見えているわけだし ただ、その暮らしぶりは、社会インフラが整った既存の生活とはかけ離れているわけで 結局そこでも生きられない人も結構いると思う そして、作中にあるように、自殺する人も出てくるのもそんなに不思議ではない気がする 後半から登場して意味ありげに描かれる、突発性多臓器ガン「SMOC」 終盤で明かされる特性は実際にはありえない ただ、その特性はとあるゲームや小説を思い起こさせる となると、この世界ももしかしてそんな世界という事か?と邪推してしまう 総合的な感想として 不老不死というユートピアの技術がありながら ある意味でディストピアな展開になるというのは実際にありそうな展開で納得感があった
人類が不老薬を手にしたら。。 こんな未来になるのか分からないけど、自然の摂理に反することをする時はみんな慎重になろう。ってことで、国語の教科書にしてもいいんじゃないかとすら思いました。 SFでありながらとにかくリアルな一冊。圧巻です。
手術を受けることで不老不死が実現した近未来の日本。「生存制限法」とか設定がリアルで面白かった。 人間は歳をとってだんだん衰えていくから、死を受け入れることができるんだよね。いつまでも若くて元気なままだったら、百歳になっても二百歳になっても死ぬのは怖いだろうな…。
難解な内容の筈なのに、構成が明瞭であるため頭にスッと内容が入ってくる。 久しぶりに続きが気になりすぎて夜更かしをしてしまった。
怒涛の勢いで話が展開していった。 それでも、全体的にまとまりがあり、とても良く細部まで表現されている物語だった。 登場人物それぞれの心理描写もあり、ストーリーに置いてかれない点が素晴らしかった。
小物が、気持ちいいくらいの小物で見事(笑) とんでも設定ですけど、とんでもなく楽しく読むことができました。 こんな感想読まなくていいので、この大作を読んでください (*^^*) 「終章」すごすぎ!かっけ〜
不老不死っていう設定の中に現代日本の社会問題をガッツリ組み込んでくる辺り作者の妄想力がエグい。 どうやったらこんなストーリーが書けるのか謎。 人生の名言も多くてめちゃくちゃおもしろい。
設定や世界線が作り込まれていてとても面白かったです。分厚いですが、特に下巻はどんどん読むことができました。5~6年前に読んだので、もう一度読み返したいです。
とにかく構成が凄い。 人々の営み、思想、価値観、人生観がそれぞれに鮮明に描かれている。 話の流れも、時間の飛ばし方も、展開も一気読みしてしまう、惹き込まれ過ぎる。
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