山田宗樹のレビュー一覧

  • ゴールデンタイム

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    今の時代って、自由に生きることを強要されてます。
    それでも誰にでもシバリはあるし、できないこともある。自由に生きて大成功するなんて、よっぽどの努力と運とタイミングに恵まれた人だけ。自分のやりたいことが見つからないなんてのもよくある話。
    そんな息苦しい自由のなかでのもどかしさ、葛藤を書いた本だと思う。主人公2人は上手ではなくとも自分らしく生きることを選ぶ。前作の松子が最後で「コトリ」という音を立てたのもそういうことだったのか?

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    2012年02月27日
  • ゴールデンタイム

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    「嫌われ松子の一生」で、松子おばさんの遺体を発見し、第2の主人公として活躍した笙と、元彼女の明日香の物語。
    若者の自分見付けがテーマかな。

    今作もたくさんの参考文献を元に書かれており、演劇や医学の入門についても主人公達と共に味わうことができた。

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    2012年02月05日
  • 死者の鼓動

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    脳死、心臓移植について、深く考えさせられた。
    移植の描写も細かく、目の前で手術に立ち会ったかのように感じた。

    ミステリーという要素は低いかな。

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    2012年01月22日
  • 直線の死角

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    真相は最初からうっすら予想はついたが、それでも一気に話に引き込まれ、最後まで面白かった。
    名作!!
    「天使の代理人」と、この本で、すっかり山田宗樹ファンになった。

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    2011年10月30日
  • 天使の代理人(下)

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    『私にとって中絶は、時間を超越した自死だったのかもしれない。』

    テーマは人工中絶。「人工中絶の是非」ではなく、あくまで「人工中絶」。そもそも1か0で判断できるテーマでないことは自明の事実であり、それを逆手に取ってこそのストーリー展開。考えさせられるっていうよりは、考えるきっかけを与えてくれる、そんな構成。個人的には、嫌われ松子の一生よりだいぶ好き。

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    2011年10月02日
  • ジバク

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    忘れたころに読み返そうと思う。ただ、忘れられるか?


    世の中には読んだことで後悔してしまうような本がある。悪い本という意味ではない。物語に引き込まれすぎて本で読んだ情景や、感情がトラウマになって残ってしまうのだ。
    そうなるとしばらくは、ことあるたびに虚構世界のことを思い出して、現実世界に居たたまれなくなる。これもPTSDの一種かな。読まなければ、こんな思いをしなくてよかったのに。。。トホホ。という後悔。

    僕にとって、山田宗樹氏の「嫌われ松子」がそれにあたる。何かあると作品の情景を思い出して、悲壮感に包まれてしまう。
    ただ、この作品は女性が主人公だからまだ良かったが、この「ジバク」の主人公は

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    2011年07月07日
  • ジバク

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    ネタバレ

    自業自得でどんどん落ちぶれていく。まさに「ジバク」という感じの本。

    1千億円を操るファンドマネージャーから奈落の底へ落ちていく。その落ちぶれ方が半端じゃない。

    自暴自棄になる前にこの本を読んだら案外希望を見いだせるかもしれない。

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    2011年05月22日
  • ゴールデンタイム

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    ネタバレ

    嫌われ松子の一生の続編。やっぱり山田宗樹は面白い。

    嫌われ松子を読んで面白かったと思った人はまず読んで正解だと思う。

    「医師」という夢を持って邁進する明日香と、定職に就かずその日暮らしの生活を続ける笙。

    青春って大人になってからでもあるんだな。とても爽やかな小説だた。

    最後のういろう売りの場面がとてもいい。

    夢を叶える人は必ず夢を持っているんだと思う。

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    2011年05月22日
  • ゴールデンタイム

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    ダブル主人公の視点で描かれているのは「嫌われ松子」と同様のスタイル。
    だらだらと進んでいく二人の「その後」は盛り上がりがなく思えたが、最後の十数ページで訪れる興奮は、「やっぱり嫌われ松子の作者だ」と感じた。
    それでも嫌われ松子のおインパクトが強かっただけに多少見劣りしてしまうかも。

    赤木のその後を描いた「八雲にて」は知りたくない内容だった。現実もそんなもんなんだろうけど。

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    2010年04月02日
  • 聖者は海に還る

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    「嫌われ松子の一生」の原作者の人だーと思い手に取ってみる。
    人物のイメージがしやすいので、映像作品になりやすいのかな。

    事件に始まり、疑念、そして静かな終わりを迎える。
    その過程にあるものは心という不確かなもの。
    心って目に見えないから、たくさん迷って、たくさん傷ついて、強くなっていくんだと思う。
    心を強くするのは人生の目的じゃないけど、生きるために必要なこと。
    見えない心を見えるようにしたら、心は固定されて疑問や疑惑をもてなくなる。
    ストレスにさらされても、理解できないからいきなり体にくる。
    そしていつかは心が壊れる。

    自分が何をしているか意識がない。
    別の人格が発動する怖さ、立っている

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    2009年10月04日
  • 直線の死角

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    この本を何故読んだかというと、今勤めている会社の人がまだ
    勤務しているときに書いた本だからです。
    私は直接接点はなかったのですが、私の同期や会社のテニス仲間らしき人物が
    随所に登場していると聞いて、違う興味で読みました。

    しかしそれを抜きにしても面白い本です。

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    2009年10月04日
  • 天使の代理人(下)

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    天使の代理人と名乗る中絶を思いとどめる人達。
    人違いで中絶されてしまった人。
    同姓同名の人を捜し出し殺すつもりがその人の出産を助けていく。

    中絶について考えさせられます。
    胎児は物か人間か?
    中絶医療の進め方中絶医のあり方など、知れます。

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    2009年10月04日
  • 聖者は海に還る

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    「嫌われ松子の一生」の山田宗樹の作品。
    私にとっても、これが2作目。だけど、「嫌われ〜」とは全然雰囲気が違っていた。
    「天使のナイフ」とはまた違った内容だけど、少年の頃に受けた精神的治療と最後まで闘うカウンセラーの姿が印象的でした。
    ハッピーエンドでは終わらないけど、決して後味の悪い作品でないのが救いでした。

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    2009年10月07日
  • 聖者は海に還る

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    怖。すんごい怖い。自分の知らないところで自分が自分でなくなってたら…怖すぎます。
    ちょっと話にまとまりがないような気がしました。

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    2009年12月31日
  • 天使の代理人(下)

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    終わり方がよかったです。
    中絶は殺人だとは思いますが、確かに妊婦本人ではなく回りがどうこう言うのはどうなんだろうとも思います。どうしたらいいんだろう…本当に難しい問題だと思います。

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    2009年12月31日
  • 天使の代理人(上)

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    シリアス。中絶って本当に難しい…。一人称が入れ替わるたびにその人の意見を支持してしまいます…。結末がどうオチるのかすごく期待。

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    2009年12月31日
  • 天使の代理人(上)

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    中絶についての考え方は人それぞれですが、賛成・反対に関わらず、文章がなめらかで読みやすくて一気に読めちゃう。
    この人の表現力というか読者を惹きつける力は凄いものがあるなぁと改めて実感しました。

    それから、命を生み出すシステムに携わっている人たちってやっぱり凄いなぁと。
    中途半端な覚悟では出来ない仕事ですよね。

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    2009年10月04日
  • 天使の代理人(下)

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    中絶を題材にした話。
    実際にこんなことがあったら、怖いとは思う。でも子供が欲しくても出来なくって苦しんでいる人はいるんだし、中絶はするべきじゃないと思った。
    まだ自分が親になるとかということがないので、客観的に読んでたけど、親の立場に立ったとき違う感情がわいてくるのかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 天使の代理人(下)

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    妊娠中絶をやめて産む決心をした女性と、その女性と取り違えて中絶手術をされてしまった女性との一見奇妙な交流、そして人工授精で子供を授かった女性の決断と、話は盛り上がってゆきます。結局、産む産まないの決断を超えた力というものが存在するような気がします。
    作者はかなり勉強して書いており、医学知識のある人が読んでも大きな違和感がないくらいの正確な描写となっていると思います。好き嫌いがあるとすれば、やや細かい描写が多すぎる点でしょうか。
    いずれにしても、命の誕生を考えるきっかけになるような一冊だと思います。

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    2009年10月04日
  • 天使の代理人(上)

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    作者はなぜ人工妊娠中絶というテーマを選んだのだろう?
    男性にとっては、あまり読む気にならない小説かもしれません。
    年代が前後しながら話が進むスタイルは「嫌われ松子」と似ていて、個人的には苦手なのですが、それでもあまり混乱せずに読めました。(下巻に続く)

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    2009年10月04日