山田宗樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
精神家が出てきたり、感情に働きかけるような話が好きなので、あらすじを見て、面白そう!と思い読みました。
エモコン…確かに必要とする人はいそう。でも、怖いよ〜怖すぎるー…
理想的な機械すぎて手を出しちゃいけない領域だ
こんなの、薬物と変わらないんじゃ…
でも、自分でもどうしようもできない感情をもてあまして、辛くて、変えたい時あるよね。
この気持ちさえ乗り越えられれば、きっとうまくいくはずなのにって思うことある
でも、それができなくて、出口が見えなくて、しんどくて、そういう時にエモコンがあるなら、頼りたいのも分かる。
それで、依存しちゃうのもわかる…
だからこそ、存在しちゃいけないものだ
感情 -
Posted by ブクログ
天文台が、三百万光年離れたM 33さんかく座からの人工的な電波を捉えた。それは、正確な周期で繰り返される。
表紙の雰囲気からして青春小説かなと読み始めましたが、
「嫌われ松子の一生」の作家さんで
「黒い春」のSFエンタメの方だと納得
1章の高校時代は、青春でした。
地球以外に知的生命体が存在するかどうかというというテーマでなく、そのメッセージが何を伝えたいのかを考えていく。
17年後に当時高校生がメッセージを解読する。
そのメッセージの意図するところが感動的。
読んでいたら、子供の頃、ラジオから「青きドナウ」が聴こえる人が集められる宇宙人の話を思い出した。たぶん、佐野洋「赤外音楽」
地 -
Posted by ブクログ
不老不死が実現した社会で、法律によって命を区切る百年法、その設定ありきのエンタメを期待して読み始めたので、百年法制定までの紆余曲折や制定後のありきたりなヒューマンドラマにあまり興味が湧かず、なかなか物語の世界観に入り込めなかった。そのため、登場人物の言動などに温度差を感じてしまい、悪い意味で“物語”の域を出ないなと、少し斜に構えて読んでいた。ただ、後半になるにつれて、そこに終始した物語ではないとわかり、徐々に読むのが楽しくなってきた。
また、現在の延長線上にある日本を舞台にした近未来小説として読んでいたので、世界に遅れをとった日本という設定に大きな違和感を抱いたものの、全くのパラレルの、厳密