山田宗樹のレビュー一覧

  • 存在しない時間の中で

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    やはり山田宗樹のSFは壮大です!面白くて、先が気になりイッキ読みでした。想像しようとしても想像出来ない世界、宇宙の謎とは?誰が創造して、どうなって行くのか?答えのない謎に架空の解答を示してくれるお話でした。

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    2022年06月02日
  • 人類滅亡小説

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    ネタバレ

    なぜだかあまり内容が入ってこなかった
    でも百年法みたいに、何世代にもわたってストーリーが展開されていく感じは凄い好き

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    2022年05月21日
  • 直線の死角

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    2時間ドラマのような話。
    ハードボイルドな要素もあり人間味のある内容もあり。
    ただミステリー要素は浅い。
    どんでん返しなどもなく、推理要素も少なく。
    読みやすく、交通事故の様子など文章で説明がむすがしそうだが分かりやすい。
    続編があれば読んでみたい。

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    2022年04月08日
  • 存在しない時間の中で

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    たまたま三体暗黒森林と同時に読んでいたので頭の中でリンクしてしまった。
    超弦理論は10次元。そのうち6次元は小さい領域に巻き込まれた結果我々の3次元+時間という次元がある。この宇宙は多次元の誰かが創造し、それを小説では仮に「神」としているが、10年後にこの宇宙は閉じられてしまう、というメッセージ。
    結局その神のお告げのようになるのだが…それが存在しない時間の中、なわけです。
    三体でも同じような次元の話が出てきており、こちらは光の速度をうまく扱っているが、本書では時間軸を入れた4次元空間をうまく使ってシナリオが成り立っている。三体と違って、「時間」の次元を理解(というか想像)できれば読みこなせま

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    2022年02月06日
  • 存在しない時間の中で

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    数学物理学理論を駆使して世界を構築した物語。分からないけれど分かるような読み心地。神に似た高次元の存在とリセットされる世界。荒唐無稽な世界観だが全否定しきれないところに、じわじわと不安感が忍び寄る。

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    2022年01月13日
  • 存在しない時間の中で

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    12月-17。3.0点。
    ある大学の数学サークルに、謎の少年がホワイトボード23枚分の数式を記載していく。それは、宇宙の常識を変える数式だった。。。

    SF+ファンタジーもの。数学の知識が無くても読める。サラッと読めたが、あまり心に残らなかった。

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    2021年12月22日
  • 代体

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    さすが山田宗樹だとは思うけど、百年法に比べるとちょっと文系には共感しにくかったり理解しにくかったり...理系の人はこれにワクワクするんかな

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    2021年12月16日
  • 百年法 上下合本版

    購入済み

    生き方

    永遠の命があったらどう生きますか?
    「この仕事いつでもいいからやっといて」って言われてもすぐに片付けたくなる自分は、きっと生き急いでしまう。すぐに結果や答えを求めがちで、深掘りができない自分。何かを究めてみたいな。

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    2021年12月12日
  • 存在しない時間の中で

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    ガッツリ数学!という訳では無いが、最初に面食らう形で始まる。そこの眠気を抜ければ物語は転がり出すので、そこが1つの壁だったかな…。
    数学に関してや、所々メタ表現もあり、小説としては苦手な表現だったが、最後まで読んだ時、それも含めて書いていたのかと、とても感心した。
    キーワードとしてとある単語があったのだが、気になって検索してしまった。そのくらい、この本の物語が本当にあった事なのかな?と思いたくなる内容だった。

    頑張って読んで、最後の最後で読んでよかった、腑に落ちた。綺麗に自分の中に落ち着いた。そんな物語でした。

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    2021年12月06日
  • 存在しない時間の中で

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    ある日フラリと現れた青年が書き残した数式が、宇宙創世を根底から覆すものだった…!
    真実に驚愕した世界のその後11年を描いた物理SF

    ファンタジーテイストで馴染みやすい設定、時空間の存在を考察する作品です

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    2021年11月20日
  • 存在しない時間の中で

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    宇宙は神が創造したのか--。日本の大学の宇宙論研究機関のセミナー室でのセミナーで、知らない青年が闖入してくる。そこで披露される数式が意味するところは、<神>の存在だった。数式の意味について、海外の著名な学者の仮説を実証するために実験を行った。そこで、人類は<神。の存在を認識する。我々宇宙の創造主<神> は言葉通り別次元で我々の4次元宇宙(3次元+時間)を生み出した。<神>は<光の人>を選び出し、<神>の言葉を伝える。その内容は人類にとって非常に厳しいものであった。そこから我々宇宙を救うための行動がなされる。

    個人的な感想だが、最初は面白かったけれど、風呂敷を広げすぎたのか、結末が中途半端なよ

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    2021年11月10日
  • ギフテッド

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    なかなかの分厚い一冊でしたが。もう、とにかく後半までは一気読みでした。

    今。コロナで未曾有の危機に瀕している。っていう点で、また違った危機に瀕する日本。
    なんとなく、きっといろんなところでこんなやり取りが起きてるんじゃないかな。と。思った。

    この時期に読むからこそ、なんだか興味深い一冊だったように感じます。

    もちろん、コロナより危機ではあるんだけども。

    どうやって解決していくんだろう。

    と、夢中になってしまうもう一つの日本の姿でした。東京タワーをスプーンのように曲げる力。

    面白い。リアルなファンタジーなのか。むしろこのコロナ化で比喩的にリアルなのかも。とも思いました!!!!

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    2021年09月20日
  • 存在しない時間の中で

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    最新の物理学と数学を参照しながら「自由意志と決定論」を扱ったサスペンス。どうせオチは並行世界ってとこだろうと高を括っていたら「時間」を正面から使ったギミックになっていたのは良かった。数式に近い表現は多少は出てくるが、物理や数学のリテラシーまでは必要ないレベル。むしろジャンル的にはSFなのでSFに興味や耐性が無い人は厳しそう。

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    2021年09月09日
  • 存在しない時間の中で

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    大学の研究室に突如現れた謎の青年。その時、研究室内では研究者同士で、全世界の論文を集めて、その発表会をしていた。次々とホワイトボードに書いていく数式。23枚に及び、その後すぐに姿を消した。残された数式は、度肝を抜くものばかりで、不備はあるものの、世界を揺るがすほどにまで発展していった。それは日本だけでなく、同時期に世界でも同じことが発生していた。やがて、「神」に会おうと、全世界が同時刻にあることをやろうと試みる。


    読んでいて、ふと頭をよぎったのが、ノストラダムの大予言でした。その時も、あらゆるところで騒がれて、いざ当日を迎えると、特に何もないまま終了。
    あの騒動は何だったんだろうと思うくら

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    2021年08月24日
  • 直線の死角

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    山田宗樹のデビュー作。相変わらず読みやすくてさくさく読めるが、今まで読んだ山田宗樹の作風と違っていて驚いた。元極道の会社の顧問も務める弁護士小早川。同時期に2件の依頼が舞い込むが、なかなか難しい状況だった。ところが新しく雇った事務員の紀藤ひろこが鋭い指摘をする。2件の依頼が思いもかけない事になっていき、それと同時に主人公の小早川とひろこの仲はどうなるかという恋愛も混じってきて、通俗小説ぽくなる。甥の坂本とのやり取りは軽妙で面白いかな。実はひろこは…で、主人公に究極の選択を迫る。なんか古臭い感じもあるが、まあまあ面白かった。

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    2021年05月07日
  • きっと誰かが祈ってる

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    自分の知らないところで、
    自分の想像を遥かに超える人たちが
    人生に関わり、
    見守ってくれている。
    そんな存在がいると知ることが
    どれだけ人に安心感と勇気をくれることか
    教えられました。

    そしてまた、私自身
    関わる多くの方の人生にとってそんな存在でありたい。

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    2021年02月27日
  • 人類滅亡小説

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    山田宗樹『人類滅亡小説』幻冬舎文庫。

    余り盛り上がらず、煮え切らないままに、よくあるパターンの結末を迎えた終末SF小説。700ページ超のボリュームに費やした時間とこの不満足感を何とかしてほしい。

    人類滅亡を目の前にパニックに陥る人びとを描くのか、宗教に狂う人びとを描くのか、未来に人類の将来を賭ける人びとを描くのか、あちらこちらに行った挙げ句に使い古されたパターンの結末とは。

    世界中に出現する酸素を吸収する微生物がコロニーを形成する赤い雲。やがて、赤い雲は広がり、地表の酸素濃度が減少し、人類滅亡へのカウントダウンが始まる。人類は生き残りを賭けて、選ばれし者だけが収容される巨大シェルターを建

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    2020年10月10日
  • 代体

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    人の脳のデータ(意識)をアンドロイドへと転送し、
    生活をするという近未来的小説。
    代体のルールや小難しい箇所はあったが、
    概ね楽しんで読めた。

    私はデータにはなりなくないなぁ。
    「ガイン」の孤独が何とも切ない。
    でもやっぱり、お母さん大好きだよね。

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    2020年10月07日
  • きっと誰かが祈ってる

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    社会的擁護を必要とする子どもに関心があり 選んだ本
    サラッと一気によめた 
    私的には内容は軽くとても読みやすかった◎

    物語の本筋ではないのだけど、、
    乳児院の保育士さんが里親さんに嫉妬する場面が印象的でした 
    保育士=仕事
    悲しみは理解できるけど、、
    保育士さんの気持ちではなく子どもが幸せになっていく選択が最優先であってほしいな。

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    2020年09月24日
  • ゴールデンタイム

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    嫌われ松子で登場した松子の甥、笙とその元彼女の明日香がメインの物語。

    一応『嫌われ〜』の続編とはなっているけれど、
    前作を読んでいなくても十分楽しめると思う。

    『嫌われ〜』とは作中の雰囲気が大分違い、割と爽やかなストーリー。

    医者になるという夢を追いかけている明日香。
    一方の笙は初めて夢と言えるものと出会い、スタートラインに立つ。
    ラストの2人が再会するシーンが良かったなぁ。

    もう1編、トルコ風呂のマネージャーだった赤木の後日談もあり、こちらも切ないが良かった。

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    2020年08月21日