【感想・ネタバレ】きっと誰かが祈ってるのレビュー

あらすじ

様々な理由で実親と暮らせない赤ちゃんが生活する乳児院・双葉ハウス。ここでは子供に
専属の担当養育者「マザー」を決め擬似的な親子関係を築き、子供が物心つく前にその関係
を終了させる。担当児に深い愛情を注いできた保育士の温子は、最初に担当し我が子同然
だった多喜の不幸を感じ……。乳児院とそこで奮闘する保育士を描く、溢れる愛の物語。

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朝6時に起きてゴミ捨てに行きました。戻って何気なく最初の1ページを開きました。生まれて初めて一冊の本を一気読みしました。

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2020年10月26日

Posted by ブクログ

山田宗樹氏の小説は随分読ませてもらいましたが、これはナンバーワンです。
生後間もない赤ちゃんを我が子のように育てるマザー。2歳過ぎの一番可愛い時期に別れなければならない辛さは察するに余り有ります。
最後は圧巻です。電車の中で読んではいけません、お家で読みましょう。

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2020年01月14日

Posted by ブクログ

久しぶりに読書で泣きました‥
公共交通機関では、読んではいけません‥
目が腫れます‥

こんな仕事もあるんだと初めて知りました。
1番可愛い乳児のお世話してたら、その子と離れるときなんて耐えられないだろーに。
そんな辛い仕事も大変。

実の親がいなくても、母親代わりのマザーさんが
ちゃんと記録を残しててくれて、それを読み返すと愛情をたっぷりたっぷり受けたと思うよなぁ。

思い出しても泣ける‥

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2019年12月28日

Posted by ブクログ

山田宗樹『きっと誰かが祈ってる』幻冬舎文庫。

久し振りの山田宗樹。不覚にもラストで泣いた。

今の世の中は一体どうなっているのか。親が子供を虐待し、時に子供を捨て、子供が平穏無事に成長すれば礼儀をわきまえない、冷たい大人になり……どこまでも悪循環のサイクルが繋がっていくように思う。

様々な理由で実親と別れた赤ん坊が生活する乳児院で保育士を務める熱血漢の島本温子が主人公。或る日、温子はかつて自分が最初に担当し、無事里親に引き取られて行った多喜という女児のことが気になる。調べてみると、我が子同然だった多喜に不幸の影を感じる……

本体価格580円
★★★★★

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2019年12月10日

Posted by ブクログ

数年前に読んだこの作者の天使の代理人がとても印象に残っていたので、手に取ってみた一冊。

乳児院で働く女性とその担当をしていた子供のその後を描いた作品。
交互に展開されていく途中からはページを捲る手が止まらなくなった。
実際に様々な理由で実親と暮らせない赤ちゃんは世の中には沢山いるのだろうし、その子達を養育する保育士たちは同じような思いをしているんだろうなと思った。
期待を裏切らない一冊でした。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

乳児院で働く女性が主人公。

2歳くらいまでの乳児を保護し、「マザー」として健全な愛着の土台を形成する重要な職業。

初めて担当した多喜が、養父母の死をきっかけに叔母から虐待を受けていることを知り、もう一度「マザー」として彼女の幸せのために奔走する。

悪い人は悪い人として、良い人は良い人として、パックリ区別して描かれている。

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2020年02月08日

Posted by ブクログ

自分の知らないところで、
自分の想像を遥かに超える人たちが
人生に関わり、
見守ってくれている。
そんな存在がいると知ることが
どれだけ人に安心感と勇気をくれることか
教えられました。

そしてまた、私自身
関わる多くの方の人生にとってそんな存在でありたい。

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

社会的擁護を必要とする子どもに関心があり 選んだ本
サラッと一気によめた 
私的には内容は軽くとても読みやすかった◎

物語の本筋ではないのだけど、、
乳児院の保育士さんが里親さんに嫉妬する場面が印象的でした 
保育士=仕事
悲しみは理解できるけど、、
保育士さんの気持ちではなく子どもが幸せになっていく選択が最優先であってほしいな。

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2020年09月24日

Posted by ブクログ

タイトルの意味はきっと誰かがあなたの幸せを祈ってるということ。目の前のことしか見えなくなりがちやけど、自分の両親含め今まで出会った人も私のことの幸せを祈ってくれてるかな。

2歳まで育てても大人になったら記憶なんてなくなってしまうと思うけど、そこまでに受けた愛の深さなどは成長する中で通じるものがあるのかなと思った。

でもなんか読むのに時間が掛かった。

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2020年03月08日

Posted by ブクログ

「嫌われ松子の一生」を書いた作者の小説。乳児院の保育士とそこを卒院した乳児のその後のお話。山田宗樹さんは家族をテーマにした小説が多いように思う。最後の場面では泣かされてしまった。

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2020年01月13日

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