山田宗樹のレビュー一覧
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大学の研究室に突如現れた謎の青年。その時、研究室内では研究者同士で、全世界の論文を集めて、その発表会をしていた。次々とホワイトボードに書いていく数式。23枚に及び、その後すぐに姿を消した。残された数式は、度肝を抜くものばかりで、不備はあるものの、世界を揺るがすほどにまで発展していった。それは日本だけでなく、同時期に世界でも同じことが発生していた。やがて、「神」に会おうと、全世界が同時刻にあることをやろうと試みる。
読んでいて、ふと頭をよぎったのが、ノストラダムの大予言でした。その時も、あらゆるところで騒がれて、いざ当日を迎えると、特に何もないまま終了。
あの騒動は何だったんだろうと思うくら -
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山田宗樹『人類滅亡小説』幻冬舎文庫。
余り盛り上がらず、煮え切らないままに、よくあるパターンの結末を迎えた終末SF小説。700ページ超のボリュームに費やした時間とこの不満足感を何とかしてほしい。
人類滅亡を目の前にパニックに陥る人びとを描くのか、宗教に狂う人びとを描くのか、未来に人類の将来を賭ける人びとを描くのか、あちらこちらに行った挙げ句に使い古されたパターンの結末とは。
世界中に出現する酸素を吸収する微生物がコロニーを形成する赤い雲。やがて、赤い雲は広がり、地表の酸素濃度が減少し、人類滅亡へのカウントダウンが始まる。人類は生き残りを賭けて、選ばれし者だけが収容される巨大シェルターを建 -
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山田宗樹『ミレニアム・レター』文春文庫。
珍しい山田宗樹のオムニバス短編集。6編を収録。あの『代体』のパイロット版短編も特別収録。全体的にどこか中途半端でスッキリしない短編ばかりが並び、やはり山田宗樹は長編の方が真価を発揮するのだと再認識した短編集だった。
『ミレニアム・レター』。離婚して独り身となった哲生の元に2通の手紙が届く。自分と元妻が幸せだった10年前に自分たちに宛てたメッセージ……ちょっとホッコリするような。
『混入』。農薬を巡るミステリーチックな短編。納得出来るような、出来ないような、そんな短編。
『ランチブッフェ』。ランチブッフェでの同級生主婦たちの身の上話と噂話。何が面 -
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面白かったです。
でも、医療系の物語、ドラマはまず見ないのですが、小説も苦手かも…ということがわかりました。
臓器移植を巡る闇…人々の思惑とかエゴとか、巻き込まれた人々の苦悩が伝わりました。
手術シーンはう…と思って流し読みだったのですがそれでも迫力ありました。
心臓病の少女を救うために自分の娘を脳死にされ、娘の心臓をその少女に移植される…わたしが母親だったら堪えられないし、脳死にするよう働きかけた人も許せません。でも母親は、自らも間接的にですが元夫を殺していて。。
ふたり喪うより、ひとりでも助かる見込みがあるなら、そのためにもうひとりは殺してもいいのか…殺していい命とは??
「正しい答えを見 -
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ネタバレ17歳の少女が覚醒剤中毒死で監察医のもとに運ばれてきた。その肺には小さな黒い病変があった。念のために検査をすると、巨大胞子が確認される。
それから1年後、大学生が授業中に突然黒い粉を吐いて絶命する。発症から30分後に死亡。その遺体からも巨大胞子が確認された。
その年に同じような症例で亡くなったは21名。黒い粉を吐いたときに、口を押さえた手が真っ黒に染まることから“黒手病”と呼ばれるようになる。
翌年の5月、再び黒手病が確認され、どんどん死亡件数が増えていく。致死率100%
この巨大胞子の正体は何なのか?
どのように感染するのか?
予防法は?
治療法は?
最初に関わった監察医と、2人の研究者が“ -
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いつものごとく、帯で選んだこの本、
”パニック小説” 好き!
”泣ける本” 好き!
両方楽しめそうなので、選びました。
口から黒い粉をまき散らしながら絶命するという、
死亡率100パーセントの恐ろしい病気が全国各地で続出。
対応策を発見できない厚生省だったが、
一人の歴史研究家にたどり着き、解決への道を模索する。
最初から、これは夢中で読めそう!とわくわく。。。
ただ。。。ここに出てくる主人公の妻が、
この小説には不向きな、アニメキャラとでも言うべきか、
なんとも、軽いのりで。。。
この小説の面白みを半減させている感あり。
惜しい! と思った。