山田宗樹のレビュー一覧

  • 鑑定

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    山田ワールド楽しめた。独特の雰囲気、世界観。なんと今回は機械で負の感情抑え、罪悪感というブレーキをシャットダウンし凶行に走る人たち。その原因は精神寄生体、サイコウイルス。怖い話だけど、あり得るし、テンポがいいので暗くならず。

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    2024年12月26日
  • 黒い春

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    オレタタエンドにはちょい納得出来ぬが、山田宗樹さんの描く人間ドラマが大好きだ。
    また歴史ミステリーの謎解きもとても面白くページをめくる度ワクワクした。

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    2024年11月25日
  • 鑑定

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    SFの世界とはいえ、感情を勝手に操られ、殺人鬼に変貌していく人間の脆さに戦く。自覚無き《悪》こそ、社会の脅威だと実感。神谷葉柄が遠藤マヒルを庇う姿に、救われた。

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    2024年11月11日
  • 天使の代理人(上)

    匿名

    購入済み

    出産と中絶のストーリーだとはわかりましたが、現在と過去があり。登場人物も変わるためどんな展開になるのか興味津々でした。少しずつピースがはまってゆき、こんな風に繋がっていたんだ!と、驚きました。
    続きが気になって、すぐにでも下巻を読みます!

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    2024年10月24日
  • 百年法 下

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    ネタバレ

    不老技術が開発され、それを受けたものは100年しか生きられないという百年法が定められた架空の日本の話。「蘭子」「官僚・遊佐」「警察・戸毛」「蘭子の息子・ケン」「ドクター加藤」が主な語り部だけど、実質的主人公は遊佐とケン。ちょっと登場人物多くて途中混乱してしまったけど、随所に謎が散りばめられていて続きが気になってグイグイ読むことが出来た。

    著者の小説は初めて読んだけれど、名詞や動詞ぶつ切りの文体が多く、それがかえって淡々とした印象で物語に合っていた。

    百年法に対する人々の反応とかは、とてもありそうな感じ(国民投票で反対されるとか、拒否者村ができるとか)だけど、不老技術が開発されたとしてほとん

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    2024年10月08日
  • 鑑定

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    精神科医の葛西幸太郎が、ある事件の被疑者の精神鑑定をおこなうが、不自然さと何かしらの違和感を覚える。
    この鑑定はどうなるのか…。

    それと並行して、巷では「エモコン」を使用する人が増えていて…これが次第にとんでもないパンデミックへと。

    現代人にとってストレスは少なからずあり、不調を和らげるために薬に頼ったりするわけで、それが進化したものが「エモコン」だとしても、誰がこの結果を予測できただろうか。
    非現実的だとわかっているが、見えない恐怖になす術もないではないか…と。
    心を操るものの怖さに怯えた。




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    2024年09月30日
  • 鑑定

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    人間のアイデンティティ・深層心理を考えさせられる異形の社会派ミステリー小説。次々と引き起こされる凶悪犯罪の裏にあるのは、エモーション・コントローラを起因にしたサイコウィルスに支配された人間の精神構造なのか。ただのフィクションと言い切れないぐらい近未来にありえそうなインシデントを深く静かに描く。これは究極のホラー小説なのかもしれん。

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    2024年09月24日
  • きっと誰かが祈ってる

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    数年前に読んだこの作者の天使の代理人がとても印象に残っていたので、手に取ってみた一冊。

    乳児院で働く女性とその担当をしていた子供のその後を描いた作品。
    交互に展開されていく途中からはページを捲る手が止まらなくなった。
    実際に様々な理由で実親と暮らせない赤ちゃんは世の中には沢山いるのだろうし、その子達を養育する保育士たちは同じような思いをしているんだろうなと思った。
    期待を裏切らない一冊でした。

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    2024年09月21日
  • 百年法 上

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    ネタバレ

    2013年(第9位)。
    太平洋戦争で原爆6つ落とされた日本。日本共和国として、HAVI(不老化処置)を受けるよう指導される。ただし100年後に生存権、人権はなくなる(100年法)。戦後が今と違う世界が前提。
    かつ登場人物多い。名前と相関関係を覚えるのが大変で、なかなか読み進めない。のは前半だけ(前半前かも)。気づけば、読み進めている。
    100年法が施行される頃、国民投票がなされる。100年法反対か賛成か。賛成多数。愚民のそしりは当然である。
    そして、遊佐が首相、牛島が大統領となり、独裁国家を作った。
    100年法が施行される前、対象者は生きたいと思った。100年法がえんきになって、対象者は自殺し

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    2024年09月22日
  • 百年法 下

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    ネタバレ

    ラストは鳥肌ものだった。
    面白かったです。

    結構信じられない展開が続くけど、いざとなったら人間どうなるかわからんな…と色々考えさせられた。

    面白いです。
    こういうお話好き。

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    2024年09月14日
  • 百年法 上

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    ネタバレ

    おもしろい!

    衰えない体を手に入れることができるけど、100年後には死ななければならない。

    健康なまま長生きできて100年経ったら死ねるなんて最高じゃないか!!と思いながら読みはじめた。

    ユニオンのシステムもよくできてるなと思ったけど、百年法凍結により新たな人が入れなくて社会が回らなくなり、
    施行するとなったら拒否して逃亡する人がいたり、大統領の権限で免除になったり、
    いろんな問題事のすべてが妙にリアルでいろいろ考えさせられた。

    下巻が楽しみ。

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    2024年09月11日
  • 存在しない時間の中で

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    壮大すぎて。これは映画になるの?なったら面白いかな…
    などと勝手に描きながら、ここはこうであーでと、読んでました。
    4部の終章で落ち着くところに落ち着いて、スッキリしつつ〝あなた〟の生きたもう一つの世界、人生、それは私にもあるのか?ゾクッとしつつ、少しおもしろがったりした私です。ナツキや池沢美鶴の様に自分の知らない自分を教えてもらったら!!

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    2024年08月25日
  • 百年法 下

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    フィクションなのに妙に現実味がある。
    東京都知事選直前。よく分からないが、このタイミングで読んで良かった。

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    2024年07月01日
  • 百年法 上

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    百年法の施行へ向けたストーリー。

    設定にリアリティがあり、現実を想起させる分、心に刺さる言葉があって、感情が揺さぶられた。

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    2024年06月22日
  • 存在しない時間の中で

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    ネタバレ

    またまた壮大なストーリーだった…。『人類滅亡小説』と似た感じと聞いていたけどこちらの方が好みだし読みやすかった。
    この世界、むしろ宇宙が本当に神によって作り出されたものだったとしたら…という想像がとても膨らむ物語。

    序盤が数学や物理学の話から始まったので理解できるか不安だったけど大丈夫だったおもしろかった。
    自分の過去の出来事を数値にして公式にできたら未来のこともわかるのでは、という辺りはもうなんかなんで数字でそんなことわかるの?な文系丸出しの感想なんだけど数学って奥が深いんだね…?

    今作を読んでよぎったのが、東野圭吾のガリレオシリーズのドラマで、湯川先生がなんでもかんでもトリックを数式で

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    2024年05月16日
  • 黒い春

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    黒い粉を吐きながら死ぬって恐ろし過ぎる病気やん!ちょいグロ覚悟で読み始めたら…泣ける展開になるとは思わなかった…。

    常に話が展開していくので飽きずにどんどん読み進められた。後半の展開は好みが分かれるところかな?私は何冊もパンデミック系を読んでるのでこういう展開は新鮮だなーと思えた。それと自分が主婦なのも大きいかも。気持ちが分かる気がする。

    まぁ最後はモヤッとするけど…続編とか出たら嬉しいなぁ。かなり昔の作品みたいだから無理だろうけど。

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    2024年05月15日
  • 百年法 下

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    壮大なストーリーで、世界観に引き込まれました!三部作の映画を見ているみたい!
    人から人へ引き継いでいくストーリーもなかなか!
    こういった大作はなかなか見れないと思うので、おすすめします!

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    2024年04月17日
  • 存在しない時間の中で

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    山田宗樹のsf小説は何故なのか非常に面白い。一気に読んでしまう面白さがある。

    ある日突然現れた不可思議な数式を書いて消え去る少年。そこから神?との交信ひいては世界の有り様を変えてしまう出来事に発展していく。

    世界を生きる意味とは何なのか、結局些細な事柄で自分の世界は変わっていく。全体としての世界は変わらなくとも自分から見た世界は変わっていく。そんな中に自分の生きる意味を見つけ出せるのか。

    『気をつけなければならないのは、人はもやもやすると、相手も自分と同じ世界を見て、自分と同じように感じ、自分と同じように考えると、無意識のうちに決めてつける傾向があることです。そうすると、相手がどう考えい

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    2024年04月07日
  • 聖者は海に還る

    購入済み

    面白かった、この作品の中だけで登場する医療用語と一般で本当に使われている用語との区別が学がなくてできなかった。

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    2024年02月20日
  • 百年法 上

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    上巻を読んで感想なんて、そんな無粋なことは出来ません!
    (今までふつーに書いてる

    め、面倒じゃないからね(笑)

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    2024年01月26日