山田宗樹のレビュー一覧

  • ギフテッド

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    ネタバレ

    とても面白かったが、何となく物足りなさを感じた作品。
    飽き、疲れを感じる間もなく読み進めることができるほど面白かった。元々パンデミック系が好きなのでそれもあると思う。内容は何となくガンダム味を感じた。全く同じということでは全然ないが、人間の対立軸的に似ていたかなぁと。とにかく面白かった。
    だがそれだけに最後が強引、雑過ぎたのが気になった。非常に面白かったからこそ、より一層激しく感じているのかもしれないが。終盤は一気に内容が進んだし、登場人物もそれぞれ雑に出てきて終了してしまっている。強キャラをかもしだした、けどほぼ出てこないアレックス。怪しげな雰囲気を出した、けどフェードアウトの木内順。よく分

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    2022年04月05日
  • 黒い春

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    ネタバレ

    『黒手病』という病を解明するために、未知の菌と闘う三人の物語。

    息子に借りました。

    その菌に冒された人は、なす術もなく死に至る。という、恐怖の病。
    自分の家族や、愛すべき人がその病にかかってしまったら。という心理的恐怖に迫る作品です。

    例えば、『黒手病』にかかったとして、自分の余命があと何日。と、なったとき、自分はどんな生き方を選択するんだろう。
    いや、選択する余裕すらなくて、泣いて泣いて泣き喚いて、自分の時間を無駄にしてしまいそう。私の場合。

    そんな私の感想は、やっぱり「家族愛」で、『黒手病』にかかってしまった妻を必死に助けようとする夫の姿と、幼い我が子を残して先立たなければならない

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    2022年02月17日
  • ギフテッド

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    著者がどう話にオチをつけるのかと思いつつ最後まで一気読み。超能力のあるものはマイノリティーで、マイノリティーは排除しようとするのが人なのね。何故最初から共存しようとは思えないのか?人間って浅はかね。
    さて、オチですが、ここだけはちょっと嘘でしょ…でした。

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    2022年01月24日
  • ギフテッド

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    ネタバレ

    現実世界でいうギフテッドはIQの高い人々のことだが、この物語では腎臓に「機能性腫瘍」を持って生まれてきた進化した人間の話。

    政治によって扱いが二転三転し、子供時代から振り回されてきたギフテッドたち。
    ギフテッドの優遇制度がなくなったとき、彼らのアイデンティティは一瞬揺らいでしまったが、多くの人は一般人に溶け込んで生活していた。
    しかし、ギフテッドに対する差別はずっと続いたままだった。

    それに対して、主人公の同級生である村山直美は、ギフテッドとしてのアイデンティティを保ち続けようと仲間を集めて修行をしていたが、それを邪魔しに来たチンピラ集団を自分の意志とは無関係に発動した超能力で殺してしまう

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    2022年01月22日
  • 天使の代理人(下)

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     テーマは妊娠中絶の是非なのだが、本巻では組織暴走の恐ろしさも描かれている。最初は少人数で始めた組織でも活動が知られ、賛同する人が増えることで活動が活発になっていく。それはそれでよいのだろうが、その反面様々な思惑がメンバー内に交錯し始める。それは当初の目的から外れたものも少なくない。果たして、組織はどのような方向へ向かうのか、当初の目的はどうなるのか、といったところにも触れられている。これも現代社会が抱える闇の一つかもしれない。
     最後はいきなり終わるのかという感じもしなくはないが、読んでおきたい内容の本であることは間違いない。

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    2022年01月01日
  • 天使の代理人(上)

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     人工妊娠中絶の是非を問う問題作。テーマは重たいが、一気読み必至の作品。
     目に見える命と目に見えない命。目に見える命が失われることの意味は言わずもがな大きい。しかし、目に見えない命がどれだけ失われているのかということにはあまり注目されていない。殺人事件は報道されるが、堕胎について報道されることは非常に少ない。それだけ見ず知らずのところで行われていることになる。
     望まれる命と望まれない命。その基準は何処に。

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    2021年12月31日
  • 存在しない時間の中で

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    神的な何かの存在と宇宙がなくなる世界滅亡の展開を組み合わせた筆者お得意の理系ミステリ
    超弦理論とか何次元とか物理や数学の小難しい話も出てくるが、その辺は流し読みでもエンタメ作品として充分に読むことができた

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    2021年11月15日
  • 存在しない時間の中で

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    「人類滅亡小説」と「宇宙からのシグナル」合体してスケールさらに大きく。何とも不思議な空気感…神の実在示されたら正、負真逆の行動とってしまう人間の業の深さ。それを見透かしたような「自我を持った生命体としての基準満たしていない」という結論。審判に向け精進しましょう。

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    2021年10月09日
  • 存在しない時間の中で

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    親しみを感じる語り口調だと感じていたが、僕(平城アキラ)が書いた小説だったとは…突然「あなた」と呼ばれてドキッとした。自分の知らないもうひとつの世界や人生、あるかもしれない。

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    2021年09月23日
  • 代体

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    すっかり山田宗樹さんのSFにどっぷりつかり、一気読み3作目。

    データとして生きてきたガインの最後が切ない。

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    2021年09月11日
  • 黒い春

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    黒い帽子を吐きながら絶命する―謎の奇病「黒手病」との戦いが描かれる。
    病気の感染経路を特定していくさまは、ミステリエンターテイメント小説として非常に面白かった。歴史も絡んで、広げた風呂敷をどう畳んでいくのかと読んでいくと、なるほど、そういう終わり方か…と唸らされた。
    人間が何もかもを完全にコントロールできるというのは驕りではないだろうか。我々が身を置く自然環境といったものは、そう単純なものではない―。種々の自然災害や、今のコロナ禍にあって、そう思う。

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    2021年08月22日
  • 代体

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    面白かった~!毎度ながら山田宗樹のSFは壮大で凄く奥深くて面白いと思います。
    近未来的な話が多く、そのせいで有り得ないとは思いながら、もしかしたら有り得るかも、と感じてしまいます。
    このお話は、「代体」文字通り病気を完全に治癒させる為に、一時的に義肢ならぬ義身体に人格の全てを移し、空になっている本体を治すと言う医学がベースにあります。その技術の開発者が暴走していくと言うストーリーです。
    少し難解な部分もありましたが、良くこんな話が創造出来るなと関心しました。また今後も壮大なSF作品を期待します。
    しかし何故山田宗樹作品を映画化しないのかなぁ、日本人の作品でこれだけヒットしそうな映画原作ないと思

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    2021年07月10日
  • 百年法 上下合本版

    購入済み

    それぞれの目線

    立場や状況によって考え方が変わってしまうのは仕方ないと思う。

    最後はどうなるのだろう?
    と後半から一気読みしてしまった。

    #深い

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    2021年05月13日
  • ギフテッド

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    ネタバレ

    設定はどこかにありそうな感じだが、ギフテッドと共存するための法を整備したり、現代社会と結びつけていくのはなかなかリアルに感じた。
    ただのSFにしてしまうと偽物っぽくなりそうな内容でも、今ある社会と関連づけることで読みやすく、本当にありそうな実感が得られるなと思った。

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    2020年06月16日
  • 死者の鼓動

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    臓器移植。
    定着しているし、縁もなかったので、
    あまり深く考えたことはありませんが、
    よくよく考えると怖い話だ。

    他者の命を使って人の命を繋ぐ。

    相対的な価値の命だからこそ、
    色々考えさせられます。

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    2020年04月02日
  • きっと誰かが祈ってる

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    乳児院で働く女性が主人公。

    2歳くらいまでの乳児を保護し、「マザー」として健全な愛着の土台を形成する重要な職業。

    初めて担当した多喜が、養父母の死をきっかけに叔母から虐待を受けていることを知り、もう一度「マザー」として彼女の幸せのために奔走する。

    悪い人は悪い人として、良い人は良い人として、パックリ区別して描かれている。

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    2020年02月08日
  • 死者の鼓動

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    山田祭りの一冊。心臓移植のドナーとレシピエントが親友、移植する医者がレシピエントの父。それらの関係が原因となる混乱を描く…。ミステリーと医療ドラマを見事に両立!

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    2019年12月07日
  • 黒い春

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    黒い粉を吐いて死亡する凶悪な「黒手病」が発生、感染経路は不明、治療法も見つからない。パンデミックの予感にページを繰る手が止まらない。医療、植物学、歴史まで入れ込んだ盛り沢山ストーリー。気を持たせた終わり方もうまい。

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    2019年11月30日
  • ギフテッド

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    ネタバレ

    面白かったです。
    山田宗樹作品はスケールが大きいのが好きです。
    体内に未知の臓器を持つ、「ギフテッド」と呼ばれる人々。それによって超能力を発揮する彼らを排除するのか、共存するのか。
    自分の想像の及ばないもの、危害を加える力のあるものは排除しながら生きていくのか。それでいいのか…考えさせられます。
    描かれる一般の人々の姿に異常さを感じながらもどこか既視感とリアリティーを覚えるのは、似たものを日々目にしているからなのかも。
    培った友情や絆の力は強いです。学生の頃もキラキラとしていましたが、ラストにかけての展開でもキラキラとしていました。
    全人類ギフテッド化は、東京喰種の嘉納かな?と思ってしまいまし

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    2019年10月12日
  • 代体

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    ネタバレ

    ラストが怒涛の勢いで進む。
    最後の数十ページ、とても良かった。余韻に浸る。
    最初はやな奴だと思っていたが、彼はずっと孤独でただひたすらに純粋だったのだと思う。

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    2019年07月10日