山田宗樹のレビュー一覧

  • 百年法 上下合本版

    購入済み

    それぞれの目線

    立場や状況によって考え方が変わってしまうのは仕方ないと思う。

    最後はどうなるのだろう?
    と後半から一気読みしてしまった。

    #深い

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    2021年05月13日
  • ギフテッド

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    ネタバレ

    設定はどこかにありそうな感じだが、ギフテッドと共存するための法を整備したり、現代社会と結びつけていくのはなかなかリアルに感じた。
    ただのSFにしてしまうと偽物っぽくなりそうな内容でも、今ある社会と関連づけることで読みやすく、本当にありそうな実感が得られるなと思った。

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    2020年06月16日
  • 死者の鼓動

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    臓器移植。
    定着しているし、縁もなかったので、
    あまり深く考えたことはありませんが、
    よくよく考えると怖い話だ。

    他者の命を使って人の命を繋ぐ。

    相対的な価値の命だからこそ、
    色々考えさせられます。

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    2020年04月02日
  • きっと誰かが祈ってる

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    乳児院で働く女性が主人公。

    2歳くらいまでの乳児を保護し、「マザー」として健全な愛着の土台を形成する重要な職業。

    初めて担当した多喜が、養父母の死をきっかけに叔母から虐待を受けていることを知り、もう一度「マザー」として彼女の幸せのために奔走する。

    悪い人は悪い人として、良い人は良い人として、パックリ区別して描かれている。

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    2020年02月08日
  • 死者の鼓動

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    山田祭りの一冊。心臓移植のドナーとレシピエントが親友、移植する医者がレシピエントの父。それらの関係が原因となる混乱を描く…。ミステリーと医療ドラマを見事に両立!

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    2019年12月07日
  • 黒い春

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    黒い粉を吐いて死亡する凶悪な「黒手病」が発生、感染経路は不明、治療法も見つからない。パンデミックの予感にページを繰る手が止まらない。医療、植物学、歴史まで入れ込んだ盛り沢山ストーリー。気を持たせた終わり方もうまい。

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    2019年11月30日
  • ギフテッド

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    ネタバレ

    面白かったです。
    山田宗樹作品はスケールが大きいのが好きです。
    体内に未知の臓器を持つ、「ギフテッド」と呼ばれる人々。それによって超能力を発揮する彼らを排除するのか、共存するのか。
    自分の想像の及ばないもの、危害を加える力のあるものは排除しながら生きていくのか。それでいいのか…考えさせられます。
    描かれる一般の人々の姿に異常さを感じながらもどこか既視感とリアリティーを覚えるのは、似たものを日々目にしているからなのかも。
    培った友情や絆の力は強いです。学生の頃もキラキラとしていましたが、ラストにかけての展開でもキラキラとしていました。
    全人類ギフテッド化は、東京喰種の嘉納かな?と思ってしまいまし

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    2019年10月12日
  • 代体

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    ネタバレ

    ラストが怒涛の勢いで進む。
    最後の数十ページ、とても良かった。余韻に浸る。
    最初はやな奴だと思っていたが、彼はずっと孤独でただひたすらに純粋だったのだと思う。

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    2019年07月10日
  • ギフテッド

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    現代は過渡期にあるのではないか。
    国も企業も医療、教育の現場も自分だけが良ければいいという人間が、リーダーになってきた。聖職の存在、大統領、社長だから人格者なんだという神話が打ち砕かれた時代。決まってこんな時代にはなにかがあらわれ常識が覆される。
    そんな小説だった。

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    2019年06月16日
  • 黒い春

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    面白かったです。
    黒手病という致死率の高い感染症に挑む3人の絶望的な戦いが描かれていました。
    真菌の発生源を探し、遣隋使まで辿り着くというスケールの大きいお話ですが…フィクションとはいえリアリティーあります。
    真菌や植物、歴史についてはややこしいところもありましたが、容赦ない描写と結末と、新たな戦いという事で解決はしないのが怖いです。
    お話は容赦なくても、諦めない登場人物たちが良かったです。

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    2019年04月29日
  • ギフテッド

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    細かく言うと3.7くらい
    面白かった。途中からの物語の加速感がいい。
    (人によっては)少しだけもやっとするかもしれないけど、買って損は無い話だった。
    だが、百年法の時の高揚感を超えられなかったのは期待しすぎたからか?
    次は、人類滅亡小説だな。
    また期待しすぎて自分でコケるのだろうか?

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    2018年10月11日
  • 黒い春

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    全国各地で続出する口から黒い粉を撒き散らし絶命する未知の黒手病と監察医務院の監察医、衛生研の研究者、国立感染症センターの研究者の三人の闘い。知人を亡くしたり妻が発症したりする濃やかな人間ドラマも描かれ、専門性はありつつも医学的な難しさはなく、とても引き込まれた。まだこれからだという終わり方だけ残念。

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    2018年10月10日
  • 聖者は海に還る

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    三十三歳で片親で三歳児を抱える、射殺事件の起きた中高一貫校の養護教諭と、十一歳の時に猫殺しを繰り返し、その狂気を催眠療法で凍結したスクールカウンセラーの、学校での日々と恋と解放された狂気。精神に踏み込んだ描写や、師諸共不安定になり病んでいく描写に引き込まれた。病んでしまった人を拒まない目線が温かい。

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    2018年10月10日
  • 代体

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    ネタバレ

    この著者の話はいつも考えさせられるものが多い。
    体のない精神なんてありえないのでは?この間、テレビのAIの番組をみていて、体があったればこその思考や感覚がある。それがない意識なんてない気がするけど。あっても人間の意識ではない。

    ラストどうなるかと思ったが、そういう落ちか。

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    2018年07月27日
  • ギフテッド

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    面白かった。ギフテッドと非ギフテッドの関係がとてもリアリティーがあって一気に引き込まれました。大衆心理と政府の方針なかなか緊張感があってよかったですね。最後の余韻も心地よいぐらいの結末でした。

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    2018年01月03日
  • ギフテッド

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    純粋に面白かったと感じる作品。
    続きが気になり、あっという間に読み終えてしまった。
    世界観に引き込まれて、そこから抜け出せていない。

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    2017年11月07日
  • 嫌われ松子の一生シリーズ3冊セット【電子版限定】

    購入済み

    年代問わず、心揺する作品です

    細かい描写と、日常にある落とし穴から展開する大胆なストーリー、そして松子と関わる人々の完璧な役回りとしての生き方が、壮大な時間の流れと奥深い人間の情や性をテンポ良く展開し、三冊の厚い本なのに読み切ったあとも疲れず続編を期待させる本でした(たぶん書くな)。

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    2017年11月04日
  • 乱心タウン

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    高い塀に囲まれたセレブが住む町「マナトキオ」。
    自己中心的で非常識な面々が巻き起こすトラブルが、これでもか!ってくらい書かれている。

    まさにタイトル通り『乱心タウン』。
    まともな人間を探すのが難しい街だった(笑)

    彼らは「自分達は特別な人間で、塀と監視カメラと警備員によって外の世界から守られている」と思っているようだが、逆もしかり。
    はた迷惑な人間をまとめて隔離して、外の人間を守っているのかもしれないw。
    動物園の動物から見れば、檻に入って見えるのは人間の方だ。

    高い塀、監視カメラ、警備員....
    見方を変えれば「マナトキオ」って、まるで刑務所のようだ。

    最後、彼らに下される「最後の審

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    2017年09月08日
  • 黒い春

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    ネタバレ

    面白かった。黒手病という架空の病原菌が登場するという、作者得意の発想ですね。

    後半からの病原菌に感染した妻と夫の物語も良かった。自分がもうすぐ死ぬかもというとき、家族のことを一番に考えている姿は泣けてくる。前半、雪子がヒステリックすぎてあんなに嫌気がさしてたのに。。生きててほしかったな。

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    2017年01月16日
  • ギフテッド

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    ネタバレ

    作者の作品は本作の前に百年法を読んでいたのだけど、その時も、この本を読み始めたときも、同じことを思った。なんてことを考える人なんだって。発想というか、未知の世界なのか遠い未来の話というか、とんでもないことを思いつく人だなって印象が強い。
    ギフテッドっていう未知の臓器を持つ人類が表れ始め、ギフテッドとアンギフテッドの戦いに陥ってしまうのは想像通り。今まで読んだ超能力者の話と同じ。共存すれば上手く行くかもしれないのに、悪用しようとする輩がいるのもそう。やっぱりこうなるのかと、残念な思いもあった。

    奇跡のギフテッドって、ハリポタで言うところのハリーみたいな感じかしら。どうしてギフテッドとして生まれ

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    2016年10月26日