山田宗樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだまだ面白い本てあるんだ。
この本の続きは、今私たち自身なんだよなぁと。
いや、それか投票前の時点なのか。
でも自分自身に置き換えて考えなくちゃいけないんだよね。
私は子どもが2人いるけど、どっちも子どもはいらないって言ってる。
私も、自分が若くて今出産するかってなったら凄く悩むと思う。日本の未来に希望が持てないから。
私たちが子どもたちに残してあげられる事ってなんなんだろ。今しなきゃいけない事ってなんなんだろ。
前半だけの設定で考えるなら、私は処置してから100年じゃなくて、生まれてきてから100年ならいいんじゃないかなぁと思えた。それなら老いもなく、介護も必要なく、安楽死できて。実 -
Posted by ブクログ
正しい行いや考えがなんなのか、わからなくなる本
人権、政治、生命、未来
最後までさまざまな立場の人の意見を浴びることになり
読んでいる間いい意味で不安定になりました。
自分(30歳未満未婚)がこの場にいたら、決して立派な決断はできなかったでしょう。
数年後、数十年後に読めば、また私の意見も変わりそうです。
不老処置HAVIが一般的になった世の中で
人口爆発ほか各種停滞を防ぐために施行された生存制限法、通称「百年法」
もちろんただの法律一つで人の命が左右されていいのか、それを拒む拒否者、そしてその集団ができ始める。
変わらない政治家、にも関わらず不穏な動きが見られる部下たち、目立ち始めたガン患 -
Posted by ブクログ
ネタバレすごい。本当に作者は天才としか言いようがない。
地球が滅亡するまでの人々の葛藤と生き様がありありと描かれていて、フィクションとは思えないほど心を揺さぶられる。
さまざまな選択を迫られる場面で、何度も「自分ならどうする?」と問いかけられ、そのたびに「私は一番安易な道を選んでしまうかもしれない」と気づかされる。
登場人物たちは誰もが生きること、未来のことを真剣に丁寧に考えていて、胸を打つ。
読み終わって、今この惰性で生きられる日常がどれほど尊いものなのかを、痛いほど実感した。
全ては繋がっている。過去から自分を通して未来へと、静かに続いていくつながりの素晴らしさを感じられる作品だった。
本当にす -
Posted by ブクログ
肉体の老化を止める処置を受けることが一般的になった世界の法整備のお話。
HAVIと呼ばれる不老化処置が一般的になった日本。
同時に、処置を受けてから一定の設定期限を過ぎたものは人権を剥奪される「生存制限法=百年法」が制定された。
その最初の対象者が発生するまでまもなく。
法整備に追われる官僚。
遠かった死が近づいてきたパート。
うまく切り抜ける技を探す警察。
大きくは百年法の施行までの奮闘、予定とは違う形の施行後の2パート
見た目は老けることがなくなっても「老害」と言うものがどう言うふうに成り立つのかがよくわかる小説だと思いました。
前後編でそれなりの時間が流れるので、前編でかなり猶予のが -
Posted by ブクログ
人類が不老不死を獲得した「もうひとつの日本」が舞台。不老処置後100年で死ぬべきとする「百年法」の是非をめぐるお話。ぶっ飛んだ設定ではあるが、思考実験といってもよさそうなリアリティがある。
不老不死と聞くとユートピアのように思ってしまうが、社会的なレベルで考えると、そんなに単純にはいかないのだな。ユートピアにするのもディストピアにするのも為政者次第ということか。
そして、ふりかえって現実の日本の高齢化・老害化をみると、これを単なるエンタメ小説として終わらせられない怖さもある。
本文の前に「登場人物一覧」が出てきて身構えてしまったが、エピソードごとに視点が大きく切り替わるため、読んでいて混