山田宗樹のレビュー一覧

  • ギフテッド

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    自分と異なるものとの共存。差別や対立について考えさせられる重い作品。自己チューな人間の本質を思い知らされる。

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    2018年08月25日
  • 百年法 上下合本版

    購入済み

    老化人間、、、、差別用語だよね

    設定の発想が凄い、
    読みながら、若いまま生き続けるという事、身体に支障が無いのに死ぬということ、老化して心身ともに歳を取り、死に向かっている実感を持って生きるという事、そんな事について、読書している間考えを巡らせた。


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    2024年01月01日
  • 直線の死角

    購入済み

    面白いです

    久々に一気読みしてしまいました。
    物語がリズムよく進むのでとても読みやすいですし、登場人物のキャラもなかなか味があり良かった。

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    2015年05月02日
  • 黒い春

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    ネタバレ

    面白かった!
    歴史、事実と絡めてあって読んでいてわくわくした。
    日本史だけでなく、世界に広がっていくかんじ、とても良い。
    遣隋使のくだりはもちろん、まさかペストにつながるなんて!
    ベトナムに奇形が多いって本当なのかしら!気になる~

    ハッピーエンドじゃないのもまたよし。
    ハリウッドのSF大作でも見ているようだった。

    不妊夫婦のくだりというか奥さんの描写?が少し安っぽい?イナフな気もするけど、それでも家族愛は素敵なエピソードだし、全体的に好き

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    2015年02月18日
  • 聖者は海に還る

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    ネタバレ

    精神病理をメインテーマとして扱い、そこにティーンエイジャーの危うさや大人の恋愛エピソードを絡め、さらに後半の勝負所では「ここからサイコホラーが始まるのか…?」、と一瞬怯えさせてもくれた。
    1冊の中に込められたトピックスは多いが、どれも上手く消化されており、最初から最後まで非常に興味深く読むことができた。
    ラストも含め、全体的には物哀しいストーリーなのだが、にも拘らずどこかスッキリした気分、前向きで澄んだ気持ちにさせてくれる作品だ。

    帚木蓬生氏や久坂部羊氏、それに手塚治虫氏などといった医師資格を持つ作家がその専門知識を援用して生み出す作品は無論のこと、そうでなくとも医療の世界を舞台にし、読者の

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    2014年11月06日
  • 死者の鼓動

    購入済み

    死者の鼓動

    おもしろかった!

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    2014年06月20日
  • 黒い春

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    ネタバレ

    もう3回は読んだ。
    登場人物が皆カッコイイ。男だけでなく、女も。そして良い意味で人間臭い。
    雪子に感染させた女も、憎みきれない。
    何度読んでも涙が出る。
    まるで本当の出来事かのように、読者に納得させながら、闘うこと、愛すること、守ること、その本当の意味と尊さを伝えてくる、心から揺さぶられる王道ミステリーだと思う。
    山田宗樹の本は全部読んだが、今でもこれが一番の名作だというのは揺るがない。

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    2013年12月11日
  • 天使の代理人(上)

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    中絶に何年も携わってきたベテラン看護師、病院の手違いで間違って中絶された若い妊婦、努力と行動力で何でも思いどうりに人生を進めてきたキャリアウーマンの三人の視点で話が進む群集劇。人口中絶がテーマ、現状がリアルに書かれており、胎児は人間か否か、望まれない妊娠、女性を守る為、人工死産としての処置等々…考えさせらる…中絶は必要としても余にも簡単に出来てしまうのは是正すべきかと。物語としても三人+一人が徐々に重なり合い無理のないハッピーエンドで終わる、有希恵が書店で始めて天使の代理人に出会うのも◎、久しぶりにいい作品に出会った!

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    2013年06月23日
  • 黒い春

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    1400年前の遺体から未知のウィルスが解き放たれる。
    怖い。
    けど面白い。
    最先端の医療と歴史。
    二つが良い具合に混じり合っています。

    また、ラストに近づくにつれ命の大切さをかなり考えさせられました。

    てんこ盛りな小説です。

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    2013年03月03日
  • 天使の代理人(上)

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    今までお産の小説はいくつか読んできたけど
    全部医師がメインだったから、
    今回助産師と妊婦さんとそれに関わる女性が中心のストーリーを
    新鮮な気持ちで読みました。

    同じ女として、医師とは明らかに違う目線に立って(女医さんは別として)
    お産を助ける助産師はとても素敵な仕事だと思いました。
    お産が好きでやってきたのに、人工妊娠中絶の介助を
    しなければならないというのはどれほど辛いことなのか
    本人ではないと語れないと思います。

    もともと中絶なんか絶対だめと思っていた私ですが、
    今回改めて強く思いました。
    もちろん特殊な場合は除いてです。

    どうしたら感覚も感情も持っている胎児をそんなものに例えられる

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    2012年10月06日
  • ジバク

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    年収2千万の勝ち組ファンドマネージャーが、まさかの人生転落劇。最後に残った全財産の1円を賽銭箱に入れて祈ったけれど、奈落の底はまだまだ深く、どこまでも落ちていく…。

    手に入れたと思ったものなんて、もしかしたらすべて嘘っぱちなんじゃないだろうか。数えきれないほどの偶然が重なって、つかの間の幻影を見ているだけ。何かのはずみにあっという間に消え失せてしまうような、不確かなものでしかない。

    ずいぶんと誇張されたジェットコースターストーリーに見えるけれども、今の世ではものすごくリアルを感じる物語です。

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    2012年05月23日
  • ゴールデンタイム

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    前作、『嫌われ松子の一生』は、浮き沈みが激しく、鬱々としてしまいましたが、今回は、若い二人が主人公で明るく感じます。

    笙は、仕事に就けず、フリーター生活をしている時に、役者の卵たちに出会います。
    全く縁のなかった世界ですが、そこでの出会いから新たな光を見つけ始めます。

    笙の元恋人・明日香は、医大生となって勉強中です。
    ある日、飛行機でのドクターコールで出会った女医さんに憧れを抱き、進むべき道を見つけますが……。

    それぞれの話が、交互に章を成していきます。
    順風満帆とはいかない20代中頃。ちょうど松子が失踪した歳。
    二人が葛藤しながら、自分の道を探っていく感じが良かったです。

    最後の「八

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    2011年12月09日
  • 天使の代理人(下)

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    【上】に続きサクサク進めます。
    この人引き込み方が、すごいツボ!

    妊娠中絶をテーマにした内容なんだけど、
    読み終わった後、考えさせられます。

    中絶は殺人か、医療行為か。
    殺人になっちゃうのかもしれないけど、
    後先考えずに育てられないのに産むのも
    もっと問題だと思う…。

    男の子以外産まない!って言った
    シングルマザーの話は感動。

    ホントに作者は男か?!って思う位
    登場人物の心情とかを繊細に書いてるし、
    はまる。とにかくはまる。

    とにかく若い結婚してない女の人は是非読むべきだし、まぁ結婚してても、
    そして男の人も、特に若い!読むと良いと思う。

    泣いちゃ

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    2011年09月22日
  • 天使の代理人(上)

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    『嫌われ松子の一生』を読んで
    あまりにも面白かったんで、ついでに買ってみた本。

    松子とは全然違うけど
    次が気になってサクサク読める所は一緒!

    若干、表現がリアルで貧血起こしそうになったけど
    とにかく、はまる…!

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    2011年09月22日
  • 天使の代理人(下)

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    ネタバレ

    巻を読み終わったら すぐに下巻を読まずには いられなかった・・・

    天使 = 胎児のことで、中絶しようとしている人に 思いとどまってもらって

    赤ちゃんの命を 守るべく “天使の代理人”という組織を運営していく 

    助産婦さんや看護士さん達の行動がすごく感動的だった 



    例え それが 犯罪行為だとしても 誰かがやらなかったら

    救われなかった命を 思うと 正しい行為に思えた



    途中 何回も胸を ぎゅうっと 掴まれる感じで 重い気持ちになって

    溜息を 何度も ついてしまった・・・



    すごく重いテーマだったけど 改めて命の尊さ 大切さを 感じた

    自分自身も経験したことだから 余計に

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    2011年05月27日
  • 聖者は海に還る

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    これは面白い!
    ドラマテックさで言うと、ちょっと物足りないと思うところがあるが、良く出来ている。
    正常の反対は異常、または狂気かも知れないが、成長によっては、時として静寂となるということか。(特に意味なし)

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    2011年01月25日
  • 天使の代理人(上)

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    ネタバレ

    命とは何か?を考えさせられます。小説中盤に出てくる、中絶に対する討論場面が印象的です。命はライフスタイルと引き換えにできるものなのか・・・?また、精子バンクで相手を見つける女が登場し、生命の誕生とはそんな簡単なものなのか?という気持ちにもなります。

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    2011年01月07日
  • 天使の代理人(上)

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    ドラマで見たのをきっかけに、原作へ。
    ドラマとは違う設定も多く、どちらかというと私はドラマの方が好みだったかな。

    しかし、男性である著者が、ここまで「中絶」というテーマに迫り、著したということに心から敬意を表したい。
    桐山冬子の願いは、この本の出版・ドラマ化で確実に大きな一歩を踏み出したと思う。

    ドラマを見ていない人は、読むことを薦める、というより、絶対読んで欲しい。

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    2019年01月16日
  • 天使の代理人(下)

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    ドラマで見たのをきっかけに、原作へ。
    ドラマとは違う設定も多く、どちらかというと私はドラマの方が好みだったかな。

    しかし、男性である著者が、ここまで「中絶」というテーマに迫り、著したということに心から敬意を表したい。
    桐山冬子の願いは、この本の出版・ドラマ化で確実に大きな一歩を踏み出したと思う。

    ドラマを見ていない人は、読むことを薦める、というより、絶対読んで欲しい。

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    2019年01月16日
  • 天使の代理人(下)

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    中絶をめぐる女たちの話。
    自分が親になることへの不安が原因の人もいれば
    人生設計を基準に考える人もいて
    中絶の理由は本当に人それぞれ。
    胎児の命を尊重すべきなのはわかるけれど
    自分の人生が変わることに躊躇してしまう
    女性の葛藤が生々しく書かれている。
    また中絶に関する法律や現場の実態の描写が
    まるで見てきたかのようにリアル。(だと思う)
    これを書いたのが男の人だって言うのがびっくり!

    将来子供が欲しい人も欲しくない人も
    これは読んでおいた方がいい。

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    2010年08月25日