山田宗樹のレビュー一覧

  • ギフテッド

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    現代は過渡期にあるのではないか。
    国も企業も医療、教育の現場も自分だけが良ければいいという人間が、リーダーになってきた。聖職の存在、大統領、社長だから人格者なんだという神話が打ち砕かれた時代。決まってこんな時代にはなにかがあらわれ常識が覆される。
    そんな小説だった。

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    2019年06月16日
  • 黒い春

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    面白かったです。
    黒手病という致死率の高い感染症に挑む3人の絶望的な戦いが描かれていました。
    真菌の発生源を探し、遣隋使まで辿り着くというスケールの大きいお話ですが…フィクションとはいえリアリティーあります。
    真菌や植物、歴史についてはややこしいところもありましたが、容赦ない描写と結末と、新たな戦いという事で解決はしないのが怖いです。
    お話は容赦なくても、諦めない登場人物たちが良かったです。

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    2019年04月29日
  • ギフテッド

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    細かく言うと3.7くらい
    面白かった。途中からの物語の加速感がいい。
    (人によっては)少しだけもやっとするかもしれないけど、買って損は無い話だった。
    だが、百年法の時の高揚感を超えられなかったのは期待しすぎたからか?
    次は、人類滅亡小説だな。
    また期待しすぎて自分でコケるのだろうか?

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    2018年10月11日
  • 黒い春

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    全国各地で続出する口から黒い粉を撒き散らし絶命する未知の黒手病と監察医務院の監察医、衛生研の研究者、国立感染症センターの研究者の三人の闘い。知人を亡くしたり妻が発症したりする濃やかな人間ドラマも描かれ、専門性はありつつも医学的な難しさはなく、とても引き込まれた。まだこれからだという終わり方だけ残念。

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    2018年10月10日
  • 聖者は海に還る

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    三十三歳で片親で三歳児を抱える、射殺事件の起きた中高一貫校の養護教諭と、十一歳の時に猫殺しを繰り返し、その狂気を催眠療法で凍結したスクールカウンセラーの、学校での日々と恋と解放された狂気。精神に踏み込んだ描写や、師諸共不安定になり病んでいく描写に引き込まれた。病んでしまった人を拒まない目線が温かい。

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    2018年10月10日
  • 代体

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    ネタバレ

    この著者の話はいつも考えさせられるものが多い。
    体のない精神なんてありえないのでは?この間、テレビのAIの番組をみていて、体があったればこその思考や感覚がある。それがない意識なんてない気がするけど。あっても人間の意識ではない。

    ラストどうなるかと思ったが、そういう落ちか。

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    2018年07月27日
  • ギフテッド

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    面白かった。ギフテッドと非ギフテッドの関係がとてもリアリティーがあって一気に引き込まれました。大衆心理と政府の方針なかなか緊張感があってよかったですね。最後の余韻も心地よいぐらいの結末でした。

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    2018年01月03日
  • ギフテッド

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    純粋に面白かったと感じる作品。
    続きが気になり、あっという間に読み終えてしまった。
    世界観に引き込まれて、そこから抜け出せていない。

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    2017年11月07日
  • 嫌われ松子の一生シリーズ3冊セット【電子版限定】

    購入済み

    年代問わず、心揺する作品です

    細かい描写と、日常にある落とし穴から展開する大胆なストーリー、そして松子と関わる人々の完璧な役回りとしての生き方が、壮大な時間の流れと奥深い人間の情や性をテンポ良く展開し、三冊の厚い本なのに読み切ったあとも疲れず続編を期待させる本でした(たぶん書くな)。

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    2017年11月04日
  • 乱心タウン

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    高い塀に囲まれたセレブが住む町「マナトキオ」。
    自己中心的で非常識な面々が巻き起こすトラブルが、これでもか!ってくらい書かれている。

    まさにタイトル通り『乱心タウン』。
    まともな人間を探すのが難しい街だった(笑)

    彼らは「自分達は特別な人間で、塀と監視カメラと警備員によって外の世界から守られている」と思っているようだが、逆もしかり。
    はた迷惑な人間をまとめて隔離して、外の人間を守っているのかもしれないw。
    動物園の動物から見れば、檻に入って見えるのは人間の方だ。

    高い塀、監視カメラ、警備員....
    見方を変えれば「マナトキオ」って、まるで刑務所のようだ。

    最後、彼らに下される「最後の審

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    2017年09月08日
  • 黒い春

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    ネタバレ

    面白かった。黒手病という架空の病原菌が登場するという、作者得意の発想ですね。

    後半からの病原菌に感染した妻と夫の物語も良かった。自分がもうすぐ死ぬかもというとき、家族のことを一番に考えている姿は泣けてくる。前半、雪子がヒステリックすぎてあんなに嫌気がさしてたのに。。生きててほしかったな。

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    2017年01月16日
  • ギフテッド

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    ネタバレ

    作者の作品は本作の前に百年法を読んでいたのだけど、その時も、この本を読み始めたときも、同じことを思った。なんてことを考える人なんだって。発想というか、未知の世界なのか遠い未来の話というか、とんでもないことを思いつく人だなって印象が強い。
    ギフテッドっていう未知の臓器を持つ人類が表れ始め、ギフテッドとアンギフテッドの戦いに陥ってしまうのは想像通り。今まで読んだ超能力者の話と同じ。共存すれば上手く行くかもしれないのに、悪用しようとする輩がいるのもそう。やっぱりこうなるのかと、残念な思いもあった。

    奇跡のギフテッドって、ハリポタで言うところのハリーみたいな感じかしら。どうしてギフテッドとして生まれ

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    2016年10月26日
  • ギフテッド

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    未知の臓器を持つ新人類「ギフテッド」。彼らが覚醒した時,発揮される強大な力に恐れを抱く既存の人類である非「ギフテッド。溝は深まり人類の対立は次第に大きくなる…。異質で自分たちを超える新人類に対した時現れる人間の本性は?重い問いを突きつけられているようだ。この作者さんは『百年法』『代体』に続いて3作目だが,単なるホラー,単なるSFではなく社会問題として描かれているのでいつも倫理について考えさせられる。

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    2016年10月08日
  • 天使の代理人(下)

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    面白かった。
    かかわる人が増え 時を経ていくと 必ずこういう風に方向が変わっていってしまう。良きにつけ悪しきつけ。

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    2017年06月10日
  • 死者の鼓動

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    尾崎文庫。
    天使の代理人と同じく医療もの。しかもこれもまた難しい移植医療の問題。この人 この分野が1番いい。あんまり好きな作家さんじゃないけど この分野はすき。

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    2017年06月11日
  • 死者の鼓動

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    誰かが死んで、自分の子供の命が助かるなら、私は誰かの死を願ってしまうかもしれない。
    もし、誰かの死によって、自分の命が助かるとしたら・・・?

    そして、もし、自分の子供が脳死になってしまったら?

    もしも、って思っていろいろ考えるけど、実際には考えずに済むように願わずにはいられない難し過ぎる問題である。。。

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    2016年05月21日
  • ジバク

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    ジェットコースターのような堕ちぶり、何処かで読んだ気が…と思ったら、『嫌われ松子の一生』の男性版なのね。
    男性の方が生きる気力が弱いのか、粘りの無さにイラっとした。
    もう一段堕ちるのかと思ったのに、希望のある最後にうーん…と。

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    2016年04月16日
  • 黒い春

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    面白かった。
    最後の結末が良いのか、悪いのかわかりませんが、結果的にはこの物語を高めていたように感じました。
    遣隋使のミステリーは、どこまでがフィクションなのかなんだかよくわらなく流し読みしてしまいましたが、上手くまとまっていたと思います。
    結論的には、とてもよかったですね。

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    2015年10月14日
  • ジバク

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    高収入と美人妻を得て勝ち組人生を送る男が、同窓会で再会したかつての憧れの女性に騙され、終わりなき転落地獄に墜ちてしまう、『嫌われ松子の一生』の男性版。
    一寸先は闇というが、人生のどこに落とし穴があるか分からない。欲望を抑える理性の働きが、果たして自分にはあるのかと考えると、他人事ではないストーリーだ。気が滅入る展開だが、最後の一行に救いがある。誰にでも平等に訪れる新しい一日を大切に生きていこう。

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    2015年09月15日
  • 聖者は海に還る

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    ネタバレ

     心理学って不思議な分野で、いい意味でも悪い意味でも裏切られることが多そうだなあとこの物語からも感じる。
     まさにそんな心理学に基づき人間に対峙するカウンセラーは「聖者」たり得るのか。
     「本当の自分」って一体どれ?と、誰もが考えたことのあるような普遍的な命題について、問いかけるような作品だった。
     別宮の幼稚さには嫌悪感を覚えたが、実は別宮が拘る道も自ら選んだものではないのかもしれないーーそれを思うとただただ哀れな人だなあと思った。
     興味深いテーマとセンセーショナルさの割に、結局少し安っぽさを感じる恋愛で終わったので物足りなさも感じたが、面白かった。何より、非常に読みやすいことは間違いない

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    2016年06月15日