大田直子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イノベーションとはどういったことか知りたい人におすすめ。
【概要】
●各分野のイノベーション
エネルギー、公衆衛生、輸送、食料、ローテク、通信とコンピュータ、先史時代
●イノベーションの本質、経済学
●偽物のイノベーション
●イノベーションへの抵抗
【感想】
●歴史から見たイノベーションを各分野において説明している。雑学として読むのも面白いと思った。
●イノベーションを示す際にはいろいろな抵抗があるのも良く理解できた。過去の例を見れば枚挙にいとまがない。社会の発展にはイノベーションが必要であるため、イノベーションを阻害することがあってはならないと思った。
●改革に自由な発想は必要であり、アイデア出しの時点で真っ向から否定するのはよくない。ただし、明らかに組織の目的と合致していないものは不要であるため、別の機会を得て提示する必要があるのだろう。 -
Posted by ブクログ
Decisionsのうち熟考型意思決定プロセスを論じた書籍。フルスペクトルと不確実性によるマッピング、レッドチームとシナリオプランニングによる予測、そして決断。部分部分の話は面白く、多様な集団による不確実の(≒自信のない)決断は実は正解な可能性が高く、ベゾスは確実性をあえて70%下げるという話は興味深い。『ホモサピエンス全史』と同じくこれからの不確実性の時代におけるナラティブベースの思考の重要性を説くのも納得感がある。
ただ内容的には散漫な印象が強い。第4章と第5章は唐突。全体を通して意思決定を解明するわけでもなく、著者の調査や主張を章立てにしただけのようにも感じる。たぶん冒頭の例示が適切ではなく、本書で取り上げるテーマと取り上げる理論にマッチしていないからだろう。
そして邦題が良くない。『How We Make the Decisions That Matter the Most』なのに『「決断」の物語』とはこれ如何に。個々のエピソードは自身の意思決定の概念を振り返り再考するのに役立つ内容だったため残念。 -
Posted by ブクログ
生物に起こる進化は特殊進化理論であり、世界には一般進化理論とも呼ぶべき進化の法則がある。すべてのものごとは進化している。そして進化は計画されたもの(=創造説)ではなく、小さな変化の積み重ねによって達成される。上からの計画はたいてい失敗するよ。…というのがあらましです。
進化≒ボトムアップと創造≒トップダウンの対立が本書のテーマです。そしてだいたいの章では成功したボトムアップが失敗するトップダウンにとって代わられてしまって嘆かわしい。という結論になります。
ここで疑問なのはトップダウン式の機構が作り上げられるのも進化の結果なんじゃないの?というものです。他のボトムアップものとトップダウンのものが競争した結果、トップダウンが生き残っているから今はトップダウンがあふれているのでしょう。もちろん、進化だからいいというわけではありませんが。
p149の指摘はだいじだと思いました。イノベーションは意図的に引き起こせるものではないようです。アイデアの自由交換による変異と、市場での生き残りをかけた淘汰がイノベーションの原動力であり、明確なビジョンをもった経営者~のような話ではないのです。 -
Posted by ブクログ
気晴らしをするために考え出された娯楽の歴史。
人が楽しみのためにやることの歴史。
その誕生や追求が、文化・産業・技術革新、はては政治や戦争に
までも影響してしまうという、歴史を紐解く。
ちょっとした気晴らし・・・百貨店でのショッピング、楽器を奏でる、
美味しいものを味わいたい、映像やゲームを楽しみ、
居酒屋で一杯!コーヒーで寛ぎ、観光し、自然に親しむこと。
それが数々の技術の発展、初期のコンピューターや都市計画、
独立戦争、イノベーションへ。
はたまた、植民地と奴隷、都市の衰退、貿易紛争、ペスト、
へとたどり着くという道筋は驚きの連続です。
うん、面白い。
でも、著者の考察が深すぎて読み進めるが大変でした。