陳舜臣のレビュー一覧

  • 小説十八史略(一)

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    陳舜臣『小説十八史略』(全6巻)読み上げました。
    史書など18の歴史書を子供用にひとまとめにしたもので、
    これは最高に面白かった。

    夏王朝から宋までの約3000年余りの中国の国家興亡の様子を概観したものです。
    皇帝、皇帝の母、皇帝の親族、重臣、宦官、地方豪族、西方、北方の諸民族などが
    入り乱れて、領土覇権を争います。
    その中には、親兄弟関係なく、欲望をむき出しにして、
    まさに骨肉の争いが展開されています。
    人間の欲望ってこんなにすごいのか、人ってここまで残忍になれるのか、
    読んでいて本当に考えさせられます。

    でも、このシリーズ最後の巻に、文天祥という武人の話が出てきます。
    漢民族国家の宋と

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    2015年04月02日
  • 諸葛孔明(下)

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    文献を丁寧に手繰り、孔明を神憑った天才としてではなく、悩み過ち奮闘し涙を流す一人の実在した「人」として描いた作品。而もその語り口は決して一般的な歴史小説のように厳しくなくたおやか。実存した孔明の人柄が浮かび出るよう。
    三国志演義で嫌いになった孔明を好きになった。戦記や武談を期待する向きにはそぐわない作品。実に好い作品でした。

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    2013年04月26日
  • 中国の歴史(一)

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    高校生の時に陳舜臣さんのこのシリーズをひたすら読みまくっていました。
    その後の進路にも大きな影響を与えてくれた本で、北方謙三先生に「君、ずいぶんと中国史にくわしいねぇ」とお褒めの言葉をいただけたのもこの本のおかげです。

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    2012年07月20日
  • 小説十八史略(一)

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    この本で中国史が断然好きになりました。全6巻の長丁場ですが、読んでる間は登場人物になりきることが出来る数少ない作品だと思います(私の中では・・・)。

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    2011年12月30日
  • 太平天国(一)

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     歴史小説の主人公と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか?坂本龍馬、土方歳三、劉備玄徳 等 数多の英雄、偉人が挙げられますが、この「太平天国」の主人公は”歴史の流れ”です。
     乱の首謀者 洪秀全はそれほど目立たず、むしろその側近や、一歩引いた地点からの観察者とも言うべき人物が主になります。このため、あたかも自分が今その時代に存在し、リアルタイムで事件を見ているような感覚を得ます。紙の上での時間旅行、とても楽しいですよ。

    (九州大学 学部生)

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    2010年10月11日
  • 諸葛孔明(下)

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    全体的に、感動しました。
    下巻では、孔明の属する蜀漢の英雄達が次々と命を落としていくのですが、孔明は最後まで天下万民の平和を思っていたのだ、と思い感動しました。
    また、最後に「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という言葉の元となったエピソードが書かれていて、その際の司馬仲達の言葉も書かれているので勉強になりました。

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    2010年04月22日
  • 諸葛孔明(上)

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    最近三国志にハマってきたので読んでみました。
    諸葛孔明の生まれたときから書き起こしていて、とても読みやすかったです。
    また、孔明の頭の良さ、聡明さが描かれている前半は読んでいて感動しましたし、後半で出てくる、曹丕の判断の鋭さを知って畏怖の念を持つ曹操などが面白かった(という表現はあわないかもしれませんが)です。

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    2010年04月22日
  • 諸葛孔明(下)

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    「諸葛孔明の生涯が人びとに感動を与えるのは、
    乱世に真正面から立ち向かった彼の誠実さと、
    志を遂げずに死んだ悲劇性によってであろう。」
    (著者あとがきより)

    正にその通りの展開が
    繰り広げられていく下巻でした。

    北伐開始のあたりでは、
    高校時代に教育実習生が中国語で
    出師の表を音読してくれて
    鳥肌たつほど感動したのを思い出しながら
    読みすすめました。

    劉備の死後どんどん孤独になっていく孔明さんが
    痛々しくて悲しかったけれど、
    万民のためという目的のためだけに徹底して生きる姿に胸がつまる。
    奥さんも途中から人質として呉に移ってたんですねえ・・・。

    そんなわけで朝から電車内で一人涙浮かべて

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    2009年10月24日
  • 秘本三国志(一)

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    『蒼天航路』が出るまで、魏ファンを支えた一冊ではないでしょうか。
    そしてこの本のすごいところは、どの陣営も格好いいというところ。
    大好きです。

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    2009年10月07日
  • 小説十八史略(一)

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    巻数の多い小説ですが、陳瞬臣ファンの私としては、何回読み返しても、飽きません。
    通読するのに時間がかかりますが、いにしえの中国の歴史に登場する有名・無名の人物の、政治・思想・賢者・愚者・教え・悟りなど、現代でも通用しますね。
    例えば、「酒池肉林」など、人の弱みにつけ込んで、弱体化をはかる政治手法は、秀逸です。
    特に、今の日本の政治家達には、自分の政事(まつりごと)を問う「バイブル」として、ぜひ読んで欲しいものです。

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    2009年10月04日
  • 秘本三国志(六)

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    三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
    第6巻にて、諸葛孔明は五丈原に没し、物語は終わる。

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    2009年10月04日
  • 秘本三国志(五)

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    三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
    第5巻は関羽の死まで。

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    2009年10月04日
  • 秘本三国志(四)

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    三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
    第4巻にて劉備は軍師・諸葛孔明を陣営に迎える。そして、その直後に曹操が荊州を攻め、劉備が荊州を去るところまで。

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    2009年10月04日
  • 秘本三国志(三)

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    三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
    第3巻は、曹操が張繍に敗れ、長男の曹昂が死に、丁夫人を離縁するところまで。

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    2009年10月04日
  • 秘本三国志(二)

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    三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
    第2巻は、曹操が青州黄巾軍を支配下におくあたりまで。

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    2009年10月04日
  • 秘本三国志(一)

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    三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
    第1巻は、黄巾の乱から、董卓が洛陽を灰にするところまで。

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    2009年10月04日
  • 秘本三国志(一)

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    「三国志演義」ではなく、歴史書の「三国志」よりの小説。
    主人公は、五斗米道の教主の妻という少し異質な作品です。
    「三国志演義」をある程度理解してからのほうが、面白く読める作品だと思います。

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    2009年10月04日
  • 小説十八史略(一)

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    中国好きになった原点。高校時代、中国史はこの本を読むだけで十分だった。
    なにより、時代と共に変わっていく登場人物がみんな魅力的だった。

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    2009年10月04日
  • 小説十八史略 傑作短篇集

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    陳舜臣先生の偉大さを改めて思い知った一冊である。

    フィクションとして、陳先生の歴史小説ははっきり言って、直感的におもしろい!とか大興奮!とか生き様に感動!とかいう成分は皆無である。
    漢の生き様をこれでももかと書く北方謙三とか、つらいときにはいつもお世話になってます、宮城谷昌光先生の「よく生きるとはこういうことである」ということがはっきり提示されて、がつ〜んと感動さえられるフィクションあふれる物語に比べると、たぶん淡泊すぎて一見するとつまらない。

    実は私も、単に本を読むという楽しみだけなら宮城谷先生が一番好きだし、勝手に歴史作家脳内ランキング一位にしてました。

    しかし…、陳舜臣はやっぱりす

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    2009年10月04日
  • 中国の歴史 近・現代篇(一)

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    甲午の役(日清戦争)での敗戦からの近・現代史。
    朝廷では変法を望む光緒帝(帝派)と、そうはさせじと実権をにぎる西太后(后派)が牽制しあう。
    外では康有為と孫文、それぞれのカリスマが革新に向けて奔走する。前者は上書を繰り返しあくまで上から変法を目指す保皇派、対して後者は士大夫以上の者とは繋がらず秘密結社を終結して地方を押さえながら清朝そのものを覆そうと目論む革命派で、対照的な両勢力の台頭は小説を読んでいるみたいにドラマチックである。そのあたり小説家・陳舜臣が書いているだけあって、主観が反映されている部分が気にならなければ歴史教科書としては読みやすさで最高の部類。

    義和団事件の発生は中国人のメン

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    2009年10月04日