諸葛孔明(下)
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諸葛孔明(下)

775円 (税込)

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関羽、張飛が非業の死を遂げ、主君劉備も逝き、蜀の危急存亡のとき、丞相孔明は魏の統一を阻止するため軍を率い、五丈原に陣を布く。史料の徹底的な吟味によってよみがえる孔明の「志」! 後漢の光和四年(一八一)、琅邪の諸葛家に次男が誕生した。名は亮。四歳のとき、黄巾の乱が起こった。宦官と士大夫が抗争を繰り返した後漢王朝は衰微し、中国は未曾有の動乱期に入ったのである。父を亡くした孔明は叔父にひきとられ、襄陽で青年期を迎えた。覇を競いあった群雄の多くは滅び、袁紹を破った曹操が北方の大勢力となった。万民の幸福を希求し、天下の形成を冷静に分析する「臥竜」孔明の草廬を、荊州の劉表に身を寄せる劉備が訪れる……。透徹した史眼、雄渾の筆致がとらえた諸葛孔明の新しい魅力と壮大な「三国志」の世界。

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諸葛孔明 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 諸葛孔明(上)
    796円 (税込)
    後漢衰微後の群雄争覇の乱世に一人の青年が時を待っていた……。透徹した史眼、雄渾の筆致が捉えた孔明の新しい魅力と「三国志」の壮大な世界。史料の徹底的な吟味によってよみがえる孔明の「志」! 後漢の光和四年(一八一)、琅邪の諸葛家に次男が誕生した。名は亮。四歳のとき、黄巾の乱が起こった。宦官と士大夫が抗争を繰り返した後漢王朝は衰微し、中国は未曾有の動乱期に入ったのである。父を亡くした孔明は叔父にひきとられ、襄陽で青年期を迎えた。覇を競いあった群雄の多くは滅び、袁紹を破った曹操が北方の大勢力となった。万民の幸福を希求し、天下の形成を冷静に分析する「臥竜」孔明の草廬を、荊州の劉表に身を寄せる劉備が訪れる……。透徹した史眼、雄渾の筆致がとらえた諸葛孔明の新しい魅力と壮大な「三国志」の世界。
  • 諸葛孔明(下)
    775円 (税込)
    関羽、張飛が非業の死を遂げ、主君劉備も逝き、蜀の危急存亡のとき、丞相孔明は魏の統一を阻止するため軍を率い、五丈原に陣を布く。史料の徹底的な吟味によってよみがえる孔明の「志」! 後漢の光和四年(一八一)、琅邪の諸葛家に次男が誕生した。名は亮。四歳のとき、黄巾の乱が起こった。宦官と士大夫が抗争を繰り返した後漢王朝は衰微し、中国は未曾有の動乱期に入ったのである。父を亡くした孔明は叔父にひきとられ、襄陽で青年期を迎えた。覇を競いあった群雄の多くは滅び、袁紹を破った曹操が北方の大勢力となった。万民の幸福を希求し、天下の形成を冷静に分析する「臥竜」孔明の草廬を、荊州の劉表に身を寄せる劉備が訪れる……。透徹した史眼、雄渾の筆致がとらえた諸葛孔明の新しい魅力と壮大な「三国志」の世界。

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諸葛孔明(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    諸葛孔明に憧れたのは昔の事。調べるほどに、等身大の彼が分からなくなり、次第に誇大化された偶像のようにも思えてくるから不思議だ。陳舜臣自らが巻末に記すように、誇大化するでもなく、矮小化するでもなく、丹念に史料を吟味することで捉えた、等身大に近い諸葛孔明がここにいる。彼を知るには、必読の書である。

    0
    2018年06月16日

    Posted by ブクログ

    文献を丁寧に手繰り、孔明を神憑った天才としてではなく、悩み過ち奮闘し涙を流す一人の実在した「人」として描いた作品。而もその語り口は決して一般的な歴史小説のように厳しくなくたおやか。実存した孔明の人柄が浮かび出るよう。
    三国志演義で嫌いになった孔明を好きになった。戦記や武談を期待する向きにはそぐわない

    0
    2013年04月26日

    Posted by ブクログ

    全体的に、感動しました。
    下巻では、孔明の属する蜀漢の英雄達が次々と命を落としていくのですが、孔明は最後まで天下万民の平和を思っていたのだ、と思い感動しました。
    また、最後に「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という言葉の元となったエピソードが書かれていて、その際の司馬仲達の言葉も書かれているので勉強

    0
    2010年04月22日

    Posted by ブクログ

    「諸葛孔明の生涯が人びとに感動を与えるのは、
    乱世に真正面から立ち向かった彼の誠実さと、
    志を遂げずに死んだ悲劇性によってであろう。」
    (著者あとがきより)

    正にその通りの展開が
    繰り広げられていく下巻でした。

    北伐開始のあたりでは、
    高校時代に教育実習生が中国語で
    出師の表を音読してくれて

    0
    2009年10月24日

    Posted by ブクログ

     以前読んだ三国志モノとは所々違う描写があって新たな発見を多く見つけることが出来た。やはり史実を基にしていると言いつつも記録が少なかったり、書によって記述が違っていたりするとそれぞれの作家によって描写は変わってくる点は三国志モノの魅力か。

     この物語では孔明のそれまでのイメージを払拭したかったのか

    0
    2016年08月12日

    Posted by ブクログ

    上巻の方がいい感じです(まあ時代的にもね。
    関羽が死んで以降の蜀の崩壊が切ない。
    どうしても五丈原で終わってしまうから消化不良感が否めない。

    てか全体通して夫婦仲がステキ
    本屋さんで「孔明のヨメ」って漫画見かけてときめきました( *´艸`)

    0
    2013年04月30日

    Posted by ブクログ

    後半、やたらとニルヴァーナという単語がでてくる。
    ニルヴァーナというこのインド語の意味は漢語化するのが難しく、
    その音をとって涅槃としたようである。
    (涅槃の中国語はnie pan、ニルヴァーナに近い?)
    仏教がまだ、いかがわしい新興宗教だった背景が浮かんできた。
    そんな時代に理想を貫いた男の話であ

    0
    2015年07月14日

    Posted by ブクログ

    超人的な孔明ではなく、いかにも現実的な能力、思考を持つ孔明が読めて面白かった。

    劉備陣営は、慢性的な人材不足に悩まされた上、関羽・張飛・劉備・孟達・馬謖などの驕りを原因とする失敗が痛かった。

    ホウ統・法正・馬良には、呉の張昭のように長生きして活躍して欲しかった。

    0
    2011年12月19日

    Posted by ブクログ

    孔明の苦しみとかを描いていているとはよい。

    孔明さんが民の安寧が第一で三国鼎立もよしとするというのは
    極端でしょ。

    それなら民を愛する孔明が出師の表だしてまで戦いにはあけくれないでしょ。もっと危機感あったし必死だったと思う。蜀のために。

    0
    2011年08月30日

    Posted by ブクログ

    三国志の中でも最もあこがれた人物でした。
    No.1を補佐する事に徹する事で自分自身の目標を達成するという所に惹かれました。
    改めて孔明に関する書物を読んで非常に素晴らしい人材である
    と再認識するとともに、最後まで自分が出張らないという
    精神に感動しました。
    ただ、天下三文の計に捉われすぎでいた感も否

    0
    2010年04月26日

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