陳舜臣のレビュー一覧

  • 諸葛孔明(上)

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    非常に読みやすい!

    人間孔明の成長が分かる小説です。

    横山光輝作だと年齢不詳の
    イメージだけどこれだとイベント
    発生時の孔明の年齢とかが
    イメージしやすい。

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    2011年08月30日
  • 秘本三国志(六)

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    全6巻読み終わりました。三国志初心者でミーハーですが、諸葛孔明に俄然興味が。次は陳舜臣著の「諸葛孔明」に手を伸ばそうと思います。

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    2011年02月13日
  • 小説十八史略(六)

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     唐の滅亡から宋の建国までの半世紀に5つの短命王朝が現れるが、一つとして中国全土を支配した王朝はない。歴史書で「五代」と区別される理由の一つには、支配した領域が中国の黄河中流の重要な地域だったからだ。「五代」の王朝の平均寿命は10年にすぎないが、宋は南北の両宋を含めて、300年つづいた。

     宋が滅びる過程では契丹の遼と女真の金という、漢民族以外の遊牧民族が南下したことが上げられる。両民族とも中国の豊かな文化に触れ、中国を一部支配するが軍の弱体化を招く。そんな中、野蛮人と称されるモンゴルが台頭する。モンゴルは元と国名を改め金を滅ぼし、ついには1276年に宋をも滅ぼし中国を統一する。

     始皇帝

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    2015年03月11日
  • 小説十八史略(四)

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    普通に高校を卒業する過程では確実に興味が湧かない時代(晋統一~隋)までを丁寧に綴った本。ごちゃごちゃしている時代をすっきりさせるのにちょうど良い(そして3回ぐらい読み直す)。私は拓跋の所が面白かった。筆者にやや南朝びいきな所があるが北朝と民族を違えていたということを理解すれば寧ろ納得がいき、それが理解を促す。異民族家系の隋唐皇帝がなぜ漢民族の後継者となり得たかはこの本を読まないと(大学教養程度では)全くわからないだろう。

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    2010年10月29日
  • 諸葛孔明(上)

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    孔明少年のトラウマ(曹操の徐州虐殺)が彼の人生の基軸になっていることが鮮やかに描かれていて良い。それ(なぜ曹操と徹底的に対決したか)は正史やゲームからは読み取りにくい部分であり、歴史の把握のためとしてではなく一人の男の生き様を観るため理解する必要があろう。

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    2010年10月29日
  • 中国五千年(下)

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    長く冗長になりがちな中国の歴史を、連続性を持たせつつ過不足無くまとめあげた貴重な本。現中国の歴史は触れられていないが、1983年発行という状況では仕方ないか。しかし、いつの時代も名君より暗君のが多い気が・・上巻の時代と比べてまだ凄惨なスプラッター社会はまだ少なかったように思うけど。

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    2010年06月05日
  • 諸葛孔明(上)

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    諸葛孔明の少年期から五丈原で死に至るまでを描いた伝記。作者が様々な資料を参考にし、当時の様子を慎重に読みとった。作者は、長い時をかけて歴史を知ることで、当時の孔明の心理状態を想像した。小説「三国志」を読んで、ストーリーを把握してあると読みやすい。

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    2010年05月22日
  • 秘本三国志(一)

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    全6巻。
    三国志。

    一般的に知られてる三国志は
    「三国志演義」っていう講談とかで広まった
    正義の蜀vs悪の魏って構図のお話。

    これは真逆。
    というか必要以上に演出されてる部分をなくして、
    個人的解釈ではあるものの
    本当の歴史を小説にしていこうとしてる感じ。

    なんで劉備はじめ関羽なんてボロクソめだし、
    曹操が主役っぽい。
    そして
    五斗米道がもう一つの主役、メインなのが興味深い。

    文章は読みやすいけど若干淡白。
    泣く程移入はできなかった。

    基本の三国志を知ってから読んだほうが良いと思う。
    ずっとへーって感じ。
    でも基本の三国志の方が夢があってワクワクする。

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    2012年05月07日
  • 小説十八史略(四)

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     後漢から、三国時代、そして隋の統一まで。
     吉川英治の三国志に慣れ親しんでいる身としては、諸葛孔明の書きっぷりは物足りないかもしれないが、史実により近い形だろうな。
     三国時代後の晋から、またバラバラになって隋として統一されるまで、あまりにも多くの国や人物が出ては消えでちょっと大変。それにしても、よくまぁ、殺すこと、殺すこと。殺さねば殺される乱世ならではの醍醐味なのかもしれないが・・・

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    2009年12月09日
  • 小説十八史略(二)

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    秦滅亡から、漢の武帝初期まで。

    項羽と劉邦は、司馬遼太郎の本で読んだけど、違った人が書いたものもいいな。

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    2009年11月17日
  • 小説十八史略(一)

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    古代から13世紀くらいまでの中国の歴史を語った小説。

    中国古典は結構好きで読むが、なかなか時代順に1つの小説として取り扱っているものはあんまり読んだことがなかったので、時代背景が整理される気がしていい感じだ。

    1巻は秦の中国統一まで。

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    2009年11月05日
  • 諸葛孔明(上)

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    既読本だったことに表紙を見るまで気付かなかった。

    しかし、よいのです。
    中学時代、三国志に出会った当時に
    ダントツで好きだった孔明さんの話は
    今でも何回読んでも面白いのです。

    杞憂、四面楚歌、脾肉の嘆、白眉、三顧の礼、存亡危急、etc...。
    現代日本で日常的に使われている言い回しが
    実は、中国の歴史に由来していることを知る度に
    今の私と彼らが言葉を通じてつながっていることを感じ
    ワクワクさせられてしまうのだ。
    それこそ正に漢字の力。ペンは剣よりも強し。
    漢文の魅力のひとつもそこにあるんだろうな。

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    2009年10月24日
  • インド三国志

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    アウラングゼーブ、シヴァーシー、東インド会社を取り上げた物語。

    アウラングゼーブは敬虔なスンニ派すぎて、自分の帝国を滅ぼしてしまう。
    ムガル帝国の王の継承は長兄相続でもなく、統治してる王の指名でもなく、子供どうしの戦いによってきまった。
    シャージャハーンは生きてるときから幽閉されちゃったんだよーー。かわいそう。ずっとムムターズ=マハルのことを思ってたんだろうなーー。

    2代フユマーンは大のアヘン好き。デリーにあるフユマーン廟は世界遺産にもなってるよ。
    3代アクバルは、イスラーム教とヒンドゥー教の争いが嫌だったじゃら、「アクバル教」を作ったりした(笑

    けっこう勉強になった小説でした。

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    2009年10月07日
  • 諸葛孔明(上)

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    孔明さんの生い立ちから亡くなるまでの物語です。

    できるだけ史実に即した等身大の孔明さんを描こうとした感じで、赤壁の戦いでもほとんど活躍せず「十万本の矢」も「東南風」もなし、という地味〜な展開ですが、それだけに「本当はこうだったのかもしれないなー」と思わせるところがあります。

    徐庶との友情がいい感じです。
    それに奥さんとの会話がなんかほのぼのとしてるし……(笑)

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    2009年10月07日
  • 小説十八史略(一)

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    長い長い中国の歴史を、要点をおさえつつ、かつ読みやすい物語仕立てで紹介してくれる。三千年を超える(年数は解釈いろいろだろうけど)だけあって登場人物はめまぐるしく入れ替わり、正直、追って行くのは大変だけれど、有名人が多いのでなんとかついていけている。時折、日本語のルーツになっている中国史上のエピソードも、まめ知識的に紹介してくれているのがとても嬉しい。続刊も引き続き読んでいる(さすがに長くて大変)。

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    2009年10月04日
  • 小説十八史略(一)

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    歴史物は、どれも興味深いのですが、
    特に中国の歴史物って、
    かなり面白いです。

    さすが4千年(5千年?)の歴史!

    これの1巻が見当たらないんですよね〜。
    買いなおしちゃおうかな〜。

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    2009年10月04日
  • 小説十八史略(六)

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    唐の記述は長い。
    この小説は元の誕生まで扱うから、唐滅亡〜五大十国〜宋の記述は急ぎ足の感があった。

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    2009年10月04日
  • 小説十八史略(四)

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    マイナーな時代の描写を読みたい自分としては、三国志以後〜隋までの間の五胡十六国時代、南北朝時代がおもしろかった。

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    2009年10月04日
  • 小説十八史略(一)

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    小説だから脚色もあるだろうけれど、中国史好きにはおもしろいシリーズ。

    どれも厚めだけど、読みやすい。

    1巻は、春秋戦国時代中心。

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    2009年10月04日
  • 小説十八史略(一)

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    歴史書というより、小話のような感があった。まるで古い友人のように語られ情緒溢れる話もあれば、親の仇のようにばっさり切られている話もあった。一貫している部分は、“歴史上の人物”という仰々しさがない点だろうか。ともすれば空想の人物ではなく、身近に感じるのだ。それほど思考や行動が如実に語られてる。

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    2009年10月04日