陳舜臣のレビュー一覧

  • 対談 中国を考える

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    少し古かったけど、さすがに博識の2人。一緒に中国に行った人の名前が何人か出てたけど錚々たるメンバーでした。

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    2015年03月08日
  • 対談 中国を考える

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    中国を 二人の視点から考える。
    中国に対して なみなみならぬ 知識が
    中国の近世を見つめることで 中国がどうなっているか
    を明らかにしようとするが、毛沢東中国に関して言えば
    好意的な見方をしているのが おもしろい。

    マルクスレーニン主義が 具体化した国が
    ソビエトと中国だった。
    それが、やはり 大きな問題を抱えていた。
    すくなくとも 腐敗を生み出す仕組みが現存することは確かだ。

    談天半天
    第1章 東夷北狄と中国の2千年

    正座は、玄宗皇帝までしていた。
    宋の時代から、椅子となった。
    その頃は、褌がなく、あぐらは無理だった。

    魚をとるのはうまかったが、
    船を作るのは、へただった。

    日本は

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    2014年07月14日
  • インド三国志

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     極東では日本の明治維新がはじまろうとする時代、三百年繁栄したインドのムガル王朝が滅亡しようとしている。インドの歴史を遡りムガル王朝の立国、周辺部族との関わり、当時の東インド会社の台頭などによる時代の変化を知ることができる。ムガルとはモンゴルという意味なのだとか、西部からインドの地を侵略した民族を指す。

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    2014年07月12日
  • 対談 中国を考える

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     司馬さん8割、陳さん2割くらいの内容です。もう少し陳さんにもしゃべらせてあげて欲しかった。
     中国に関しては、造詣が深い2人なので、お互いが「これ知ってるか?あれ知ってるか?」と初期のオタク会話のようになっていて、いまいちでした。

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    2013年10月09日
  • インド三国志

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    来週から、インド旅行なので、読破。

    とりあえずムガル帝国が、イスラム教なのにはびっくりした。
    そして異民族とも。
    清朝の中国に似てるとこがある。

    イスラムVSヒンドゥー

    真髄をみれるかもしれない。

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    2015年07月14日
  • 諸葛孔明(下)

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    上巻の方がいい感じです(まあ時代的にもね。
    関羽が死んで以降の蜀の崩壊が切ない。
    どうしても五丈原で終わってしまうから消化不良感が否めない。

    てか全体通して夫婦仲がステキ
    本屋さんで「孔明のヨメ」って漫画見かけてときめきました( *´艸`)

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    2013年04月30日
  • 小説十八史略(四)

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    人間は、呆れるほど同じことを繰り返してるんだなー、ということが良く分かる本。権力の中枢にいる寄生虫は、たぶん現代も生き続けてる。

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    2012年08月29日
  • 諸葛孔明(下)

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    後半、やたらとニルヴァーナという単語がでてくる。
    ニルヴァーナというこのインド語の意味は漢語化するのが難しく、
    その音をとって涅槃としたようである。
    (涅槃の中国語はnie pan、ニルヴァーナに近い?)
    仏教がまだ、いかがわしい新興宗教だった背景が浮かんできた。
    そんな時代に理想を貫いた男の話であった。

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    2015年07月14日
  • 諸葛孔明(上)

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    三顧の礼。
    あんまりなんのこっちゃわからなかったけど、
    これでわかった。
    三回通ったってことですね。

    仕事でもなんでも、しつこさ、執拗さが大事ってことなのでしょう。
    下巻に期待。

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    2015年07月14日
  • 小説十八史略(六)

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    ここまで読んでしまうと、ぜひとも続きの元の時代を読んでみたい。
    それにしてもひとつの王朝は年がら年中お家騒動をやっている印象。
    まぁ人間数が集まれば派閥ができてしまうのだなぁと実感。
    それはどんなに少人数でも、大人数でもだ。
    異なる文化をもっている異民族が中原に思いをはせ、漢民族と対峙していく。
    今も昔もこの構図は変らない。

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    2015年07月14日
  • 小説十八史略(五)

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    大唐国の勃興から滅亡のあたりまでがこの5巻。
    はるか昔に1~4巻までを読んでいたのを思い出しながら。
    わが国の阿部仲麻呂なんて人も唐の役人になれるのだから、これはもうなんというかアメリカ。
    まさしく当時の長安は今でいうニューヨークであり、世界帝国だったのだなと感慨深く読む。
    それに比べ今の西安は、面影もなくなってしまったな。

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    2015年07月14日
  • 諸葛孔明(下)

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    超人的な孔明ではなく、いかにも現実的な能力、思考を持つ孔明が読めて面白かった。

    劉備陣営は、慢性的な人材不足に悩まされた上、関羽・張飛・劉備・孟達・馬謖などの驕りを原因とする失敗が痛かった。

    ホウ統・法正・馬良には、呉の張昭のように長生きして活躍して欲しかった。

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    2011年12月19日
  • 新装版 新西遊記(下)

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    上巻に引き続き
    唐代の玄奘法師の紀行
    明代の三蔵法師の孫悟空を伴った冒険
    現代の陳 舜臣の家族旅行

    中国西域の地(シルクロード)の旅を陳 舜臣は重ね合わせる。
    そこに展開された仏教と、後世の仏教遺跡への調査という略奪を。
    炎熱の砂漠に蜃気楼のように現れ消えたオアシス国家を。
    残念ながら陳 舜臣の旅行は現代の中国内で終わっている。
    インドまでの旅を望みたかった。

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    2011年09月30日
  • 諸葛孔明(下)

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    孔明の苦しみとかを描いていているとはよい。

    孔明さんが民の安寧が第一で三国鼎立もよしとするというのは
    極端でしょ。

    それなら民を愛する孔明が出師の表だしてまで戦いにはあけくれないでしょ。もっと危機感あったし必死だったと思う。蜀のために。

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    2011年08月30日
  • インド三国志

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    部族を結びつけるもの、それは強き軍人の指導者と、人々の心を動かす詩を謳う者。そして、強過ぎる信仰は軋轢を産む。

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    2011年02月11日
  • 諸葛孔明(下)

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    ネタバレ

    彼は、なぜ、天下を三分にしなければならなかったのか。
    陳舜臣が加える、諸葛亮孔明の真意。
    天才軍師ならぬ、平和を愛した宰相、
    その、人としての思いとは。


    深い。この語りつくせぬ物語は、人の数だけあるということか。


    浮屠。三国時代、時は、西暦200年。
    この小説に登場し、諸葛孔明に三国各地のあやゆる情報を運んでくるのは、浮屠(ふと)、浮図、仏図-Buddha教徒。
    陳舜臣曰く、彼の情報網は仏教徒であったとする説。


    孔明その人の思考回路には、紀元前は春秋戦国時代の諸子百家の思想に加えて、仏教の境地も含まれていたか。

    下巻。
    万民の心の安らぎために苦悩した、男の生き様。

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    2011年01月16日
  • 小説十八史略(二)

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    秦の始皇帝の死後から漢の武帝の時代までの中国の歴史小説。
    人間の憎悪・嫉妬により、時の人があっという間に、粛清を受けてしまうことがたくさん描かれています。

    こういう歴史小説を読んで、人間の憎悪・嫉妬の怖さがわかり、自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。

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    2010年12月18日
  • 小説十八史略(五)

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     隋から唐へ時代は移り、女帝武則天が一時、周国と改め恐怖政治を行う。当然長続きはせず、敵対する派閥に取って代わられるわけだ。政治の世界では相変わらずの混乱振りだが、民衆は唐時代はわりと平和に過ごしている様子が伺える。

     唐の末期には楊貴妃の権力をよりどころに、親族が政界では大きな派閥をつくる。権力が集中すると当然、粛清が行われ、それを察した者たちの巻き返しがあり、楊貴妃一派も皆殺しの憂き目に合うのだった。時代はどんどん流れているがやっていることは何も変わらず、権力争いばかりだ。十八誌略もラスト1巻どうにかたどり着けそう。

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    2015年03月11日
  • 小説十八史略(四)

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     三国志から晋(短命政権)をへて南北朝時代へ、中国を統一する隋が現れるまでに300年以上待たなければいけない。隋建国以前の時代は皇帝が臣民の生活をかえりみず、身内の争いに明け暮れ国の疲弊が著しく、この時代はあちこちで小国が乱立している状況がつづいた。

     儒教の教えに従い献身的に主に仕えても、嫉妬や陰謀が渦巻く荒廃した時代、命さえとられかねない。当時インドから仏教が伝来し、この時代の世相を反映してか信者が爆発的に増える。5巻ではいよいよ、唐の時代をむかえる。隋では倭の国から使者(小野妹子)が使わされたとある。唐になり本格的に交流がはじまるのだろう。

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    2015年03月11日
  • 小説十八史略(三)

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    前漢の武帝即位から150年を経て途中、新をはさんで後漢へと歴史は流れる。北の匈奴の脅威を貢物を納めることでなんとかやり過ごし、一転後漢時代には匈奴の内紛を逆手に取り、南匈奴を配下に収めるなど漢の時代は平和なときをむかえる。

    他国の侵略に怯えることはなくなったものの、争いは身内から起こる。不幸なのは才覚の無い皇帝を上にいただくことだ。まわりの側近たちの力が増大し、漢は足元から崩れることになる。波乱含みの混乱の時代はいよいよ三国志へとつづく。

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    2017年11月05日