【感想・ネタバレ】新装版 新西遊記(下)のレビュー

あらすじ

時代を超え愛される幻想譚の秘密がここに! 大人が読み返す西遊記――玉門関を越えた三蔵法師らは火焔山で焼かれ、羅刹女の芭蕉扇を得たい悟空は因縁の牛魔王と闘い、女好き猪八戒は女人国で身籠もってしまう始末……。時代を超え愛され続けてきた『西遊記』。中国小説第一人者の該博な知識が原典の魅力を引き出す。天竺への道程、それは中華幻想譚(ファンタジー)の源流をめぐる旅でもある。<上下巻>

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

上巻に引き続き
唐代の玄奘法師の紀行
明代の三蔵法師の孫悟空を伴った冒険
現代の陳 舜臣の家族旅行

中国西域の地(シルクロード)の旅を陳 舜臣は重ね合わせる。
そこに展開された仏教と、後世の仏教遺跡への調査という略奪を。
炎熱の砂漠に蜃気楼のように現れ消えたオアシス国家を。
残念ながら陳 舜臣の旅行は現代の中国内で終わっている。
インドまでの旅を望みたかった。

0
2011年09月30日

「小説」ランキング