陳舜臣のレビュー一覧

  • 小説十八史略(五)

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    大唐国の勃興から滅亡のあたりまでがこの5巻。
    はるか昔に1~4巻までを読んでいたのを思い出しながら。
    わが国の阿部仲麻呂なんて人も唐の役人になれるのだから、これはもうなんというかアメリカ。
    まさしく当時の長安は今でいうニューヨークであり、世界帝国だったのだなと感慨深く読む。
    それに比べ今の西安は、面影もなくなってしまったな。

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    2015年07月14日
  • 諸葛孔明(下)

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    超人的な孔明ではなく、いかにも現実的な能力、思考を持つ孔明が読めて面白かった。

    劉備陣営は、慢性的な人材不足に悩まされた上、関羽・張飛・劉備・孟達・馬謖などの驕りを原因とする失敗が痛かった。

    ホウ統・法正・馬良には、呉の張昭のように長生きして活躍して欲しかった。

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    2011年12月19日
  • 新装版 新西遊記(下)

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    上巻に引き続き
    唐代の玄奘法師の紀行
    明代の三蔵法師の孫悟空を伴った冒険
    現代の陳 舜臣の家族旅行

    中国西域の地(シルクロード)の旅を陳 舜臣は重ね合わせる。
    そこに展開された仏教と、後世の仏教遺跡への調査という略奪を。
    炎熱の砂漠に蜃気楼のように現れ消えたオアシス国家を。
    残念ながら陳 舜臣の旅行は現代の中国内で終わっている。
    インドまでの旅を望みたかった。

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    2011年09月30日
  • 諸葛孔明(下)

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    孔明の苦しみとかを描いていているとはよい。

    孔明さんが民の安寧が第一で三国鼎立もよしとするというのは
    極端でしょ。

    それなら民を愛する孔明が出師の表だしてまで戦いにはあけくれないでしょ。もっと危機感あったし必死だったと思う。蜀のために。

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    2011年08月30日
  • インド三国志

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    部族を結びつけるもの、それは強き軍人の指導者と、人々の心を動かす詩を謳う者。そして、強過ぎる信仰は軋轢を産む。

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    2011年02月11日
  • 諸葛孔明(下)

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    ネタバレ

    彼は、なぜ、天下を三分にしなければならなかったのか。
    陳舜臣が加える、諸葛亮孔明の真意。
    天才軍師ならぬ、平和を愛した宰相、
    その、人としての思いとは。


    深い。この語りつくせぬ物語は、人の数だけあるということか。


    浮屠。三国時代、時は、西暦200年。
    この小説に登場し、諸葛孔明に三国各地のあやゆる情報を運んでくるのは、浮屠(ふと)、浮図、仏図-Buddha教徒。
    陳舜臣曰く、彼の情報網は仏教徒であったとする説。


    孔明その人の思考回路には、紀元前は春秋戦国時代の諸子百家の思想に加えて、仏教の境地も含まれていたか。

    下巻。
    万民の心の安らぎために苦悩した、男の生き様。

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    2011年01月16日
  • 小説十八史略(二)

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    秦の始皇帝の死後から漢の武帝の時代までの中国の歴史小説。
    人間の憎悪・嫉妬により、時の人があっという間に、粛清を受けてしまうことがたくさん描かれています。

    こういう歴史小説を読んで、人間の憎悪・嫉妬の怖さがわかり、自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。

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    2010年12月18日
  • 小説十八史略(五)

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     隋から唐へ時代は移り、女帝武則天が一時、周国と改め恐怖政治を行う。当然長続きはせず、敵対する派閥に取って代わられるわけだ。政治の世界では相変わらずの混乱振りだが、民衆は唐時代はわりと平和に過ごしている様子が伺える。

     唐の末期には楊貴妃の権力をよりどころに、親族が政界では大きな派閥をつくる。権力が集中すると当然、粛清が行われ、それを察した者たちの巻き返しがあり、楊貴妃一派も皆殺しの憂き目に合うのだった。時代はどんどん流れているがやっていることは何も変わらず、権力争いばかりだ。十八誌略もラスト1巻どうにかたどり着けそう。

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    2015年03月11日
  • 小説十八史略(四)

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     三国志から晋(短命政権)をへて南北朝時代へ、中国を統一する隋が現れるまでに300年以上待たなければいけない。隋建国以前の時代は皇帝が臣民の生活をかえりみず、身内の争いに明け暮れ国の疲弊が著しく、この時代はあちこちで小国が乱立している状況がつづいた。

     儒教の教えに従い献身的に主に仕えても、嫉妬や陰謀が渦巻く荒廃した時代、命さえとられかねない。当時インドから仏教が伝来し、この時代の世相を反映してか信者が爆発的に増える。5巻ではいよいよ、唐の時代をむかえる。隋では倭の国から使者(小野妹子)が使わされたとある。唐になり本格的に交流がはじまるのだろう。

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    2015年03月11日
  • 小説十八史略(三)

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    前漢の武帝即位から150年を経て途中、新をはさんで後漢へと歴史は流れる。北の匈奴の脅威を貢物を納めることでなんとかやり過ごし、一転後漢時代には匈奴の内紛を逆手に取り、南匈奴を配下に収めるなど漢の時代は平和なときをむかえる。

    他国の侵略に怯えることはなくなったものの、争いは身内から起こる。不幸なのは才覚の無い皇帝を上にいただくことだ。まわりの側近たちの力が増大し、漢は足元から崩れることになる。波乱含みの混乱の時代はいよいよ三国志へとつづく。

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    2017年11月05日
  • 諸葛孔明(下)

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    三国志の中でも最もあこがれた人物でした。
    No.1を補佐する事に徹する事で自分自身の目標を達成するという所に惹かれました。
    改めて孔明に関する書物を読んで非常に素晴らしい人材である
    と再認識するとともに、最後まで自分が出張らないという
    精神に感動しました。
    ただ、天下三文の計に捉われすぎでいた感も否めず
    もう少しうまく立ち回ると多くの人の命を戦争で失う事も
    なかったのではないか?という感じもします。

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    2010年04月26日
  • 小説十八史略(二)

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    秦が滅び、四百年続く漢(前漢、後漢合わせて)が中国を統一する。劉邦の死後、4代目皇帝の武帝が満を持して匈奴に軍を送るまでを一気に読ませる。

    始皇帝の死後、秦は数十年で滅ぶのだが、その理由を挙げ連ね、漢の皇帝たちは大きな変化を嫌い守りの政治を貫く。ここで武帝が即位して、その流れを変えようと試みるわけだが、はたして思案通りにことは運ぶのだろうか。2巻目はこのあたりで終了となる。早く3巻目を読みたい、なるほど中国史は面白い。

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    2017年11月05日
  • 小説十八史略(一)

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    新しいカテゴリ追加、こちら方面は、今までまったく興味がなく、知識もない。人物名や国の位置関係など、慣れるまでは、なかなか頭に入らずとまどうが、無視して読み進めても十分楽しめた。文章は小説仕立てなので読みやすい。

    1巻は、中国中原に君臨した、神々から秦の始皇帝までと、そのスケールは大きく、登場人物が面白おかしく書かれている。苦労を重ねて、栄華を極めると、人はかならず慢心する。そこに付け入る様に、敵対する者があらわれ、最後には必ず殺される。人の一生はぐるぐるとめぐり、同じことを何度も歴史上は繰り返されるのだった。

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    2017年11月05日
  • 秘本三国志(六)

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    一般的にはこう言われてるけど、実はこうだったんじゃないか」という視点で描かれた三国志です。メジャーな三国志を知らないまま、これを読んでて良いのかなぁと途中で気付きましたが、楽しめたのでこれはこれで良かったのかなと◎ 今まで「劉備は良い人で、曹操は悪者」と勝手に思い込んでましたが、むしろこの本のお陰で曹操が好きになれました! 徹底的な現実主義の曹操が、自分の人間味に気付いて葛藤するところとか。
    一番面白かったのは、まだ劉備が弱小だった頃に曹操と戦うところ。実は二人は裏でつながっていて、曹操が外から、劉備が内から共通の敵を追いつめていく過程が楽しめました〜

    読むの時間かかったけど、読んでみて良か

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    2010年07月18日
  • 小説十八史略(一)

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    全六巻。
    一冊が分厚い。

    中国の神話から、モンゴルに支配される元の時代まで
    のダイジェスト。
    三国志やら史記やら、
    それぞれ独立した物語のあらすじを全部読める感じ。

    ダイジェストで長いので、
    正直もう何があったかは覚えてない。
    人とか全然。
    でも漠然と時系列は頭に入るので、
    今まで読んだ小説の前後関係をつかむことはできる。

    文章は本人出てくるタイプ。
    けど全くくどくないし、ダイジェスト版という性格上
    全然気にならない。

    まあ、つまんなくはないけど、
    結局覚えきれてないので星3つ。
    中国の話を読んだことがなかったら、
    これ読んでからだと分かりやすいかも。
    まあ。
    これ読むのが大変だけど。

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    2009年10月09日
  • 小説十八史略(一)

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    考えてみれば、これが古代中国の小説に転がる原点だった。
    高校時代に何巻目かを友達に貸して戻ってきてないな・・・4巻だったかな・・・

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    2009年10月04日
  • 戦国海商伝(上)

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    「中国歴史シリーズ」ってかいてあったのに
    いきなり毛利とか大内が出てきてビビッた。
    けど日明貿易を背景に、明の混迷と日本の
    戦国の混乱をうまくおりまぜた話だった。

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    2009年10月04日
  • 諸葛孔明(下)

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    面白いけど、下ってことは孔明が死んじゃうということで・・・

    衰退していく様が悲しかった。
    やし、上のが面白かったです★

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    2009年10月04日
  • 中国詩人伝

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    詩人ごとに書かれている。10年前に読んだ本なので、あまり思い出せませんが、李賀という不思議な詩人が印象に残ってます。瑠璃色の酒?この本で李賀を初めて知りました。

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    2009年10月04日
  • 中国五千年(上)

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    タイトルどおり、中国5千年の流れを概観するという、壮大なスケールの書物。これは、筆力がないとできないことです。中国史を勉強するときに参考書にしたらかなり厚みをもって理解できると思います。私は、歴代王朝名と主要人物を暗記することでいっぱいいっぱいだったから、「そういうことだったんだー」「この人の名前は聞いたことあるぞ」と、面白かったです。

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    2009年10月04日