あらすじ
中原に戦雲たれこめ、天下まさに麻の如く乱れて、後漢の王朝はもはや崩壊同然であった。覇権を握った董卓の恐怖政治は猛威をふるい、董卓は長安遷都を強行、遂に洛陽に火を放った。関東の雄、袁紹を盟主に反董卓の兵を挙げた諸侯たちは、虎視眈々として中原を狙う! この時期の天下争いのトップは袁紹と袁術の兄弟であるが、一度は董卓に敗れたものの、青州黄巾軍三十万を手にした曹操が擡頭し、勢力分野に微妙な変動がおこりつつあった。陳三国志の第二弾!
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Posted by ブクログ
三国演技をベースとした物語が多い中、この小説は『正史三国志』をもとに書かれた名作である。蜀の劉備陣営ではなく、魏の曹操陣営を中心に描かれている点も面白い。
第2巻は、曹操が青州黄巾軍を支配下におくあたりまで。
Posted by ブクログ
三国志モノで、目から鱗、陳 舜臣氏にはまるキッカケとなったシリーズ。
曹操のファンになり始めたのも、これがキッカケ。
でも、孔明一番は変わらず〜
Posted by ブクログ
読んだ本 秘本三国志(二) 陳舜臣 20251110
曹操も玄徳も主役じゃない。三国志の時代を道教の一員を中心になんだけど、登場人物も中心となる場所も多すぎて視点が定まらぬままに語られていく。横山光輝から始まっていくつもの三国志読んでるからついていけるけど、これで三国志デビューした人は面白いと思うのだろうか。まぁ、三国志経験者が読んでる前提で語ってる気配はあるんだけど。
演義じゃなくて正史なんかからの解釈なんかも入ってるから同じ出来事も少し捻って書かれてるのが、三国志のベテランにとってはたまんないですね。
いつも三国志読んでて序盤で、こんなペースで最後まで書けるのかなって心配になっちゃうんですよね。でも、時代が下がってくると文字通り三国に絞られてくるんで語られる話も限られてくるんです。と思いつつ、全6巻でまだ袁尚・袁術が幅利かしてる。心配だなぁ