【感想・ネタバレ】太平天国(一)のレビュー

あらすじ

太平天国の興亡を描く傑作大河小説。15年にわたり清朝を震撼させた争乱の発端――アヘン戦争から7年後、小乱が続き匪賊が横行する、物情騒然たる中国で、洪秀全が頭角を現わしてきた。エホバを天父と仰ぎ、清朝を排して世直しをめざす、拝上帝会の創始者である。信仰と理想に燃えて広西省金田村に決起した一党は、多彩な勢力も併合して、遂に、太平天国という「国」を樹立するに到った。<全4巻>

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Posted by ブクログ

 歴史小説の主人公と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか?坂本龍馬、土方歳三、劉備玄徳 等 数多の英雄、偉人が挙げられますが、この「太平天国」の主人公は”歴史の流れ”です。
 乱の首謀者 洪秀全はそれほど目立たず、むしろその側近や、一歩引いた地点からの観察者とも言うべき人物が主になります。このため、あたかも自分が今その時代に存在し、リアルタイムで事件を見ているような感覚を得ます。紙の上での時間旅行、とても楽しいですよ。

(九州大学 学部生)

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2010年10月11日

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