松岡正剛のレビュー一覧

  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    現代の知の巨人の対談を通して、130年の日本と世界を語る150冊の書籍を選ぶ教養書。150冊のうち、専門書として50冊は日本、50冊は海外、残り50冊はそれらを一般向けに理解できるような通俗本として 紹介されています。

    圧倒的な知識をもつ2人なので、対談で出てくる単語、キーワードが双方通じているものの、知識が浅い私はついていくのがやっとでした。断片的ながら高校の倫理をかじっていれば多少は単語はわかるものの、それぞれの言葉の意味のつながりまでは洞察できませんでした。「知」を極めた人であればこれくらい簡単なことなのか、、、

    ただ、この本のいいところは、専門書としての100冊の後に、通俗本が紹介

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    2018年05月05日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    ネタバレ

    2018/4/28 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2019/9/25〜9/26

    松岡正剛氏と佐藤優氏が対談しながら、読むべき本について語る対談集。松岡正剛氏は名前は知っていたが、どういう人なのかあまり良く知らなかったが、佐藤さんとガッチリ組み合っているところからしても、凄い人であることがわかる。恥ずかしながら紹介された本で読んだことのあるのは2,3冊であった。

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    2019年09月26日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    松岡正剛氏と佐藤優氏の知識量の多さには驚かされた。
    松岡氏が読んだ本はだいたい佐藤氏も読んでいるし、その逆もまた然りだったのは、対談前から、取り上げる150冊がだいたい決まっていたからなのだろうか。それとも、これほどの読書家になってくると、面白いと思う本、読むべき本がだいたい収斂されてくるものなのか。ちょっと不思議に感じた。

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    2018年04月22日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    巻頭の対談と、最後の通俗小説紹介はそれなりに理解も出来た感じ。ただ、真ん中の本気で100冊紹介の部分は、殆ど分かりませんでした。基礎知識が違い過ぎる。そして、紹介されている本の殆ど全てを読んでいないってのも、なかなかいみじきものです。とっかかりとしては通俗本だと思うし、最後の50冊の中から何冊かつまみ食いする、くらいがやっとだと思います。

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    2018年04月20日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    刺激的な本だった。教養エンタメといえば、エンタメなのかもしれないけど。気楽に読んで、すごく知的好奇心を刺激されるんだよね。通俗化の価値とか、なるほどなぁと思うところもあったし。本書に出てきた150冊を読破したら、頭よくなるだろうか、なんて頭の悪い夢想をするのも楽しい(笑)。

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    2018年04月16日
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法

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    重厚な書評ブログ「千夜千冊」で知られる情報文化学者の著者が「編集」という行為について語ったもの。

    ブログの縦横無尽な引用、相互に関連づけられた本は知の体系というべく、これぞ知識人!といった風格があります。

    白髭におおわれた風貌も含め、古き良き学者そのもの。

    ◯編集の裾野はそれくらい広いのだが、それを一言で言うのなら「コミュニケーションの充実と拡張に関する方法」というものだ。

    ◯そもそも人間の歴史は編集に始まっていた。直立二足歩行をして脳を肥大化させて言葉を喋り始めた時に、もう編集の冒険は始まっていたのだ。むろんそのあとの神話時代も編集だったし、ローマ帝国も漢帝国もキリスト教も、情報をど

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    2014年08月03日
  • 花鳥風月の科学

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    正直、良く理解できなかった。もちろんこれは私めの理解力不足に起因するものではあるとは思う。
    一つ一つの章はまあ難しいというわけではなく理解可能な範囲ではあるのだが、総体として何が言いたいのか。カルチャーセンターでの「イメージの誕生」という講座を元にしているとのことで、講座自体を聞いていればもう少し判ったのかもしれないのだが。
    章立てされた一つずつのコンセプトは理解できるが、それが花鳥風月ということばで表現されるモノのコンセプトとしてどうまとめ上げられているのかが理解できません。かなりこった章立て「山 道 神 風 鳥 花 仏 時 夢 月」に編集の妙があるのだと思うのですが、もうこの順番が判らない

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    2014年06月29日
  • 花鳥風月の科学

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    「『花鳥風月』に代表される日本文化の重要な10のキーワードを取り上げ、歴史・文学・科学などさまざまな角度から分析、その底流にひそむ『日本的なるもの』の姿を抉出させる。」(解説より)

    難しかった…。

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    2014年04月24日
  • 花鳥風月の科学

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    花鳥風月は、『美しい自然の景色やそれを重んじる風流を意味する。』と
    ウィキペディアには書いてある。
    日本の文化の 象徴的な言葉として使われる。

    読み始めると、
    『花鳥風月の科学』は、ミステリーのような展開となる。

    女性のあわれ、無常で死ぬ。
    男のアッパレ、戦場で死ぬ。
    おなじことなのだとはじまる・・・対。

    山、道、神、風、鳥、花、仏、時、夢、月
    の10個のワードを 多面的にとらえていく、
    それが、重層的な展開になり、
    万葉の世界から、中国、インドまでまきこんで、
    日本の中に流れ込んだ文脈を説明し、科学する。

    山への畏怖。
    道がつながり、まじわる情報が流れる。
    神が音づれる。マレビトのお

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    2013年03月25日
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法

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    松岡正剛の本は、いろんなイマジネーションがでてくる。
    編集の考え方が、あらゆるところに、関連しているという。
     
    編集は、「遊び、対話、不足」から生まれる。
    編集は、「照合、連想、冒険」である。

    編集とは、「コミュニケーションの充実と拡張に関する方法」

    編集は「文化」と「分脈」を大切にする。
    編集はつねに「情報の様子(しぐさ・くせ)」に目をつける。
    編集は日々の会話のように「相互共振」をする。

    編集には「堅い編集」と「柔らかい編集」がある。

    21世紀は、「主題の時代」ではなく、
    「方法の時代」である。
    主語ではなく、述語の時。

    「ごっこ」 
    「しりとり」 
    言葉遊び、しゃれ、
    「たか

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    2016年08月16日
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法

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    編集は遊びから生まれるという概念がおもしろい。子どもの遊びは、ごっこ、しりとり、宝探しの3つに分類でき、それぞれ、模倣、言葉やイメージのつながり、ヒューリスティックな思考を学習するための基礎になっている。カイヨワは遊びをアーゴン(競争:スポーツ)、アレア(運)、ミミクリー(真似)、イリンクス(忘我、夢中)の4つに分類した。編集の本質は遊びにあるというのは大きな発見だった。

    出版界の編集者のほか、武満徹などの作曲家、ビートたけしなどの芸人、古館伊知郎といった面々を編集の名人としてあげている。

    <技法>
    ・12の編集用法
    ・64の編集技法
    ・編集12段活用
    ・編集8段錦

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    2018年10月31日
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法

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    編集工学研究所の方の本。編集とは、情報より意味・価値のあるものを作り出すこと。遊びだって、ルールだって編集。要約と連想。様々な技法の紹介。
    なんども読んでじっくり身についていく感じの本。

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    2012年04月22日
  • 花鳥風月の科学

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    多少全員に読みやすいわけじゃないので星4つ。セイゴーせんせに怒られそうではあるが。

    日本文化のなんとなく知ってると思っているが説明できないようなもやもやしたものをキーワード(山、道、神、風、鳥、花、仏、時、夢、月)に分けて原初をたどりつつ意味を理解しその現代における意味を探るって云う。セイゴー入門としてはやさしい の かな。我々の普段埋没している所作や土地や廃れてしまった風習やそんな中にある意味やなにかを明晰な言語で再構成してくれる本(たぶん)。ただ『再構成してあげよう』というサービス精神ではないところは注意。日本再認識、というには全体の情報量が膨大なので見返しつつ理解という感じではあります

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    2011年04月30日
  • 花鳥風月の科学

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    「花鳥風月に遊ぶ」ということが今日では役に立たない趣味の世界の話だと思っている人にこそ読んでほしい一冊。

    例えば、「景気」「経営」といった経済用語ももとをたどれば山水画用語。

    日本人の行動(流儀)の裏には、実は、花・鳥・風・月といったコードが仕組まれている。そのコードの意味を知ることは、日本人としての自分の行動を知ることでもある。

    経営者、社員、専門職、専業主婦(夫)など・・である前に、日本人である自分のもつ能力について、気づきを与えてくれるガイド本です。

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    2010年04月16日
  • 多読術

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    いっぱい本を読みたい!と思い書店に行って、出会った一冊。
    新書大賞2010に載っていたので読んでみた。(入賞はしてない)
    何千冊も本を読んだことがある松岡さんが本の読み方について語っている。
    さまざまな視点から読書が何かを提示してくれていて、新しい考え方を得ることができた。一方で、到底私には理解しがたい深い捉え方もあった。

    ・読書を高尚な行為であると思わないこと。読書の仕方にはさまざまなアプローチがある。食べるような感覚で本を読もう。
    ・言葉には限界がある。自分が言った言葉、書いた言葉が必ずしも完璧に当人の考えを表さないこともある。そういったことから、読書は編集行為であるといえる。
    ・いつも

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    2019年02月09日
  • 花鳥風月の科学

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    花鳥風月について科学的に考えてみるって。ちょっと百科事典ぽい。ボクたちが感じる風流だとかワビサビだとかは外国人にとって一番理解しにくい感覚である。というか説明が困難。本書はそれを説明してあげている。と思いきや。植物と人間の酷似している所。「両方とも立っている所」それはそう。もっと酷似しているのはボクたちの血の分子構造は中心が鉄。植物はマグネシウム。あとはまったく同じポルフィリンという構造。とか。本棚に一冊あるとなかなかいい。

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    2011年09月15日
  • 花鳥風月の科学

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    日本人としての原風景の
    アイコンが意味するものが書かれている。

    アイコンをつないで、
    日本人のメンタリティの背景を
    紐解こうというもの。

    情報多し。
    日本人として何がどうなって、
    今にいたってるのか、
    ワタシたちって、
    そもそもどう考えたり、
    どう感じるものなのかを
    改めて、考えさせられます。

    熟読すべし。

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    2009年10月04日
  • 多読術

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    過去に講談社現代新書の「知の編集術」(こちらの方が圧倒的に詳しい) 」を読んでいたので、内容はほとんど予想通りだったが松岡正剛の軽やかな対話が小気味良いので初めて読むなら丁度良い塩梅なのではないかと思う。
    「多読術」であり「速読術」ではないため、早くたくさん読めるようになりたいといった願望には対応していないので注意が必要。

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    2025年11月08日
  • 多読術

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    松岡正剛(セイゴオ)氏による読書論。

    筑摩書房の編集担当者が聞き手となり、セイゴオ氏から話を聞きだす形式となっている。対話形式なので、読みやすい。

    語られているのは以下のようなことである。

    ・幼少期からの本との出会い。セイゴオ氏はどのように本と付き合ってきたか。

    ・どのように本を読んでいるか。

    ・どうすれば本をたくさん読めるか。


    読書論は多岐にわたるが、『多読術』というタイトルなので、多読に関することをひとつ抜き出しておく。

    書物を「良書」と「悪書」に分けるのはやめた方がいいとし、言い方を変えて次のように述べている。

    理解できるかどうかわからなくとも、どんどん読む。(中略)

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    2025年05月14日
  • 千夜千冊エディション 心とトラウマ

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    読んだ結果として、中井久夫を読みたくなった。
    精神分析なりそのあたりを逍遥しているとどうしたって巡り会う。
    避けては通れんなと。

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    2025年04月08日