松岡正剛のレビュー一覧

  • 千夜千冊エディション 性の境界

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    今年に正剛翁が亡くなった。それで読める千夜千冊もこれを含めて2冊となった。いつも重いものをもらうのだが今回もそうだった。

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    2024年11月24日
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法

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    知の編集術
    著:松岡 正剛
    紙版
    講談社現代新書 1485

    編集という言葉を、広範にとらえ、情報を加工し、人々とコミュニケーションを行う手段として捉えています。
    情報をどのように取り出し、編集し、さまざまな局面にいかすようにできるかを、編集術といっています。

    気になったことは、以下です

    ・編集には、堅い編集と、柔らかい編集とがある
     堅い編集 印刷やVTR,コンピュータの機能や属性を活かした編集
     柔らかい編集 人間の感覚や知覚、言葉やしぐさ、行動によって理解されたり、伝わっていく編集

    ・編集の基本的な技法、地、図、がある
     地:情報の地模様
     図:情報の図柄

    ・情報の解決の糸口は、幾つもの主題を結び付ける「あいだ」にあって、その「あいだ」を見出す「方法」こそが重要である

    ・カイヨワの遊びの4分類
    ①アゴーン:競争
    ②アレア:サイコロ遊び
    ③ミミクリー:真似
    ④イリンクス:めまいをともなう自己編集的な遊び、ディスコなど
     遊びにつきまとう2つの状態
     パイディア:興奮の状態
     ルドゥス:忘我の状態
     「面白いから、我を忘れて、興奮しながら遊ぶ」

    ・嘘の効用:欧米では離婚は難しい、離婚した夫婦は、夫から殴られたことにして、裁判所に訴える
     裁判官も、わかっていて、それを認め、離婚を認可する これが効用である

    ・2つの編集術
     コンパイル:ある法則性、相互関係性を保ちながら情報を加工する
     エディット:自由な幅をもって情報を加工する

    ・編集とは、要約と、連想である

    【要約】
    ・箇条書きにしてみる
    ・要点をつかむ
    ・プレゼンテーションスタイル 言明型のプレゼンテーション、暗示型のプレゼンテーション
    ・らしさのショーアップ⇒略図型原型をイメージする
      ステレオタイプ:典型性
      プロトタイプ:類似性
      アーキタイプ:原型性
    ・要約編集のための6つのモード
    ①重点化モード ⇒ダイジェスト
    ②輪郭化モード ⇒ガントチャート、アウトライニング
    ③図解化モード ⇒図表化
    ④構造化モード ⇒システム図、フロー図
    ⑤脚本化モード ⇒シナリオ化
    ⑥報道化モード ⇒要約化

    【連想】
    ・連想ゲーム、伝言ゲーム
    ・3つの連想化
    ①ひとつの事項から、たくさんのイメージ・オプションが想定される
    ②最初に浮かんだイメージがすばやく選択されている
    ③他人の提供した案に相乗りするしかない
    ・大切な「いいかえ」、同義性の拡張、意味のシソーラスつくり という

    ・12の編集用法
    ①情報を収集分類
    ②情報を系統樹やネットワークにする
    ③情報群をモデル化、シミュレーション化する
    ④情報を入れ換えして、意味を多発、もしくは、沈静させる
    ⑤情報の多様性にオーダやルールが生まれるようにする
    ⑥情報を年表、地図、図表にする
    ⑦情報群に引用、注釈を加える
    ⑧演劇や音楽などを編集する
    ⑨デザインや修飾をほどこす
    ⑩異文化コミュニケーションを可能にする
    ⑪ゲームやスポーツなどを作る
    ⑫遊びのための編集を行う

    ・編集八段錦
    ①区別する
    ②相互に指し示す
    ③方向をおこす
    ④構えをとる
    ⑤見当をつける
    ⑥適当と妥当
    ⑦合意を導入する
    ⑧語り手を突出させる

    ・ストーリ展開
    ①発端
    ②継承
    ③転回
    ④結末

    ・スクリプト、定番のプロット
    ①故郷からの旅立ち
    ②困難との遭遇
    ③目的の察知
    ④彼方での闘争
    ⑤彼方からの帰還

    ・未知の情報を、ブラックボックスから、推定する
    ①単語の目録
    ②イメージの辞書
    ③ルールの群

    ・知の略号、知の記号を、ツール群として活用する ⇒エディトリアル・ギア と称す
    ・対象となるテキストを、言語、記号、図解まじりの1枚のノーテーション(記号、略号をつかったもの)にまとめる

    【結論】

    1 編集は遊びから始まる
    2 編集は対話から生まれる
    3 編集は不足から生まれる

    1 編集は照合である
    2 編集は連想である
    3 編集は冒険である

    目次
    はじめに
    第1章 編集は誰にでもできる
    第2章 編集は遊びから生まれる
    第3章 要約編集と連想編集
    第4章 編集技法のパレード
    第5章 編集を彩る人々
    第6章 編集指南・編集稽古
    あとがき
    編集稽古の原作と解説

    ISBN:9784061494855
    出版社:講談社
    判型:新書
    ページ数:264ページ
    定価:900円(本体)
    発行年月日:2000年01月
    2000年01月20日第1刷発行
    2008年08月20日第17刷発行

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    2024年06月10日
  • 多読術

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    読書術の類の本はいくつも読んできたが、これはその中でもダントツで面白かった。
    松岡正剛氏(以降セイゴオ)の人となりも好ましく感じられる。言葉選びや思考から伝わってきて、この一冊で一気に好きになってしまった。

    多読する上でのコツだとか考え方だとかを対談の形で解説してくれる。
    この質問している人が誰であるかが明かされていないが、質問者の方との掛け合いも楽しい。例えば「この話題に関しては本筋から離れてしまうからこの辺にしておこう」とセイゴオが言っても「いや、詳しく話してください」のように否定したり突っ込んで尋ねたりするからだ。
    途中で一度、「われわれ編集者は」と言っているので、編集者ということだが、編集者は基本的に黒子というのが持ち分であるから特定しないのだろうと思う。

    本書から学んだ核心、とりわけ面白かったのは編集工学にまつわる部分だった。
    これを読むまで、編集工学というキーワードを見聞きしていたものの然程興味をそそられなかったのだが、読書とは自己編集であり相互編集でもあると言い出したところでむむ、興味深いぞ、と思い、その心において編集工学が関わっていた。

    読書は、著者と読者との間で行うコミュニケーションだ。その通りだと思う。
    そしてコミュニケーションは、単に情報というオブジェクトを伝達しているだけではなく、その情報を介してお互いの編集モデルを相互作用するものである。この概念は全然自分になかったので目から鱗だった。
    落合陽一氏が『脱近代宣言』において話していた「自分と自分以外のフィードバックループ」と共通する。

    養老孟子氏は『バカの壁』において、インプットした情報(x)に対するアウトプット(y)を「y = ax」と表現した。これでいえば自らの編集モデルこそが個々人が持つaであり、私が持つaと著者の持つa’は異なるが、同じ文化、同じコミュニティにおけるなんらかの共通基盤がa≒a’と相互認識させているのだろう。
    この共通基盤を、本書では「理解のコミュニティ」や「意味の市場」という言葉で言い表されている。
    この「理解のコミュニティ」においては、相互にa≒a'と思える。コミュニケーションにおいてある程度意味が通じて会話が成り立っていると相互に実感できるが故に、例えば私の思う「赤」と他者が持つ「赤」の認識は同じものを指す、と暗黙的に定義づけられているのだろう。
    セイゴオは、コミュニケーションにおいては情報交換というプロセスの中で編集構造の断片になりそうなものを交換していると言う。
    その編集構造の断片、即ちaはダイナミックに変容していく。
    記憶というのは非常に曖昧なものなので、y=axと聞くとなんだかaは定数のように感じられるが、動的に変化するaはとても定数とは言えない。
    その意味でも、aが、xによって日々刻々と変化していく編集構造であると考えるのは納得しやすい。

    流石、膨大な読書による膨大な情報を集約・凝縮した末に導き出されたものであるから話の密度が高い。
    具体に対する共感は私も同様の作品を読んでいなければしにくいのだが、抽象部分から感じる説得力がとても魅力的で、セイゴオに対する憧れを喚起する。
    とはいえ私は読書をそのまま活かせる仕事に就いていないし眠る時間を削ることもできないので真似するのは好手にあらず、あくまで参考として受け取るのがベストなのだと思う。

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    2024年05月24日
  • 千夜千冊エディション 昭和の作家力

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    いくつかは読んだのもあったりしてるが、読みの深さについては格段と違っていてまた読みたくなった。日本人必読とも言える書。

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    2024年04月13日
  • 日本という方法 おもかげの国・うつろいの国

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    松岡正剛さんの本は、とにかくお酒飲みながら楽しく味わう本です。珠玉のアテです。お酒も時間も美味しくなります。

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    2024年01月28日
  • 多読術

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    読書。決まり決まったものがあるのではない。ひたすら読む。そして、考える。良い本、悪い本、とか言われるけど、何年後化には評価は変わる。自分の気持も変わる。受け取り方も。そういうことを、文書で学べた。

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    2024年01月03日
  • 初めて語られた科学と生命と言語の秘密

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    碩学の2人による対談語り下ろし。かなり濃い話題をしろうとにもわかりやすく努力しているけど、やはり知らないことはおおいなあと感じる1冊。

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    2023年11月19日
  • 知の編集工学 増補版

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    編集とは、どこかコンピュータの処理と似ているところがある

    入口⇒編集⇒出口
    入力⇒処理⇒出力

    切り貼りが編集とおもっていたが、偽コンピュータ的ななにかと感じたが、ひと言ではいえない

    1 本書は「世界」と「自己」をつなげるためのもの
    2 世界と自己を関係づけるにあたっては、さまざまな編集技法を駆使してみることは有効である
    3 編集的世界観を持ち続けることを一貫して提案している
    4 世の中の価値観とは絶対的なものではない
    5 本書では、物語編集力の有効性を特筆している

    編集技法とは
    ・アナロギア 類推
    ・ミネーシス 模倣
    ・パロディア 諧謔

    モットとは
    ・生命に学ぶ
    ・歴史を拓く
    ・文化と遊ぶ

    編集とは、該当する対象の情報の特徴を読み解き、それを新たな意匠で変化させ、再生をするもの
    言葉は何かを示すための道具(記号)である
    頭の中には、<単語の目録>と<イメージの辞書>ができあがっていく
    ⇒単語リストが樹木状につながっていく(有限状態モデル、マルコフモデル)

    編集の遊び
    ・アゴーン 競争
    ・アレア サイコロ遊び
    ・ミミクリー 真似っこ
    ・イリンクス めまいを伴う遊び、くるくる回転

    編集の入口
    ・タイトルやヘッドライン

    情報の蓄積・記憶
    ・短期記憶
    ・長期記憶
    ・リハーサル記憶
    ・エピソード記憶

    記憶のメカニズム
    ・注意が重大な契機をつくる
    ・記憶と再生は、カテゴリーやプロトタイプの役割が大きい
    ・フレーム、スキーマが脳に関してかかわっている
    ・要約、編集的情報圧縮をしている
    ・記憶と再生のメカニズムは、様相が関与しているのではないか

    編集の8つのプロセス
    ・区別する
    ・相互参照する
    ・方向をおこす
    ・構えをとる
    ・見当をつける
    ・適当と妥当
    ・含意を導入
    ・語り手を突出させる

    5つの編集方針
    ・時間的編集
    ・場面的編集
    ・文脈的編集
    ・律動的編集
    ・手続的編集

    序破急は、伝統的文化の前提 

    世界観
     まずはこの世とあの世

    物語の母型、ナラティブ・マザーが、世界に物語バージョンが伝播していく
     モールド、アーキタイプとしての物語
     女性 母系社会に伝われば神となり、男系社会に伝われば、アダムとイブになる
     リンゴ その象徴的な果物、最後にリンゴを食べるのが、西洋社会の日常

    電子の中の編集
    ・事実としての知識
    ・判断としての知識
    ・推論にのる知識
    ・排除される知識
    ・融合する知識

    知の編集工学 増補版
    著:松岡正剛
    朝日文庫

    目次

    新装版に寄せて

    Ⅰ 編集の入口
    第一章 ゲームの愉しみ
     1編集はどこにでもある
     2連想ゲームの中で
     3情報はつながっている
    第二章 脳という編集装置
     1考え方とは何か
     2分節する情報
     3記憶と再生のソフトウェア
    第三章 情報社会と編集技術
     1ずっと前からマルチメディアだった
     2経済と文化を重ねる
     3歴史の中のエディターシップ

    Ⅱ 編集の出口
    第四章 編集の冒険
     1記号から意味
     2編集工学の夢
     3編集技術マトリックス
    第五章 複雑な時代を編集する
     1世界モデルが摩耗している
     2物語の秘密
     3エディトリアリティの発見
    第六章 方法の将来
     1電子の中の編集
     2編集の創発性
     3縁側の編集へ

    あとがき
    解説 山口昌男
    新装版解説 大澤真幸

    ISBN:9784022620835
    出版社:朝日新聞出版
    判型:文庫
    ページ数:400ページ
    定価:1150円(本体)
    発売日:2023年10月30日 第1刷発行

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    2023年10月18日
  • 日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

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    哲学、文学、歴史、伝統芸能、舞台、音楽、漫画、アニメetc...と、この一冊を読むだけで松岡氏のカバーレンジの広さに圧倒される。
    特に音楽やアニメ、漫画などは最近のものもしっかりと押さえていることに驚愕するとともに、そんな松岡氏だからこその多角的な視点から日本というものを考察した本作は、わかりやすいのだがサラッと読むんでは決していけないんだと思う。
    引き摺り込まれるというより、自ら深みにハマっていくような感じか。
    中で紹介されている本を読むだけで、多くの時間を費やし結構な深みにハマっていってしまうだろう。

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    2023年01月06日
  • フラジャイル ――弱さからの出発

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    松岡正剛の著作を制覇したい。
    めちゃめちゃ面白かった。
    強い/弱いを優秀/劣等ではない軸に置き直して議論した文章。揺らぎのある"弱さ”の方が豊かで物語性に富んでいることは自明のように思って、議論する余地があるのか疑問に思っていたが、確かによく紐解いてみると、差別や人間の起源や制度や楽しみの起源につなげることができる面白いテーマだった。「動物の赤ちゃんが可愛いのは庇護欲をそそるから」をもっと掘り下げることができる。構成能力すごい。特に被差別の話を健常に近い筆者が自由に論じている部分に憧れた。精神障害とニューロンのパターン、癩病者が差別を受けながらもネットワークを作ったこと、相対的な弱さを設定することで強さとの逆転が生じうる、欠けた者が力を持つ。確かに病弱への憧れ、ある。クリムトから始まったファッションモデルの細さ信仰にもつなげることができるだろうか。踊りや神輿担ぎのふらつきを模した足取りと、歩行困難性、片足、シンデレラの片靴をつなげる部分は鮮やかだった。シンデレラの場合、今シンデレラのイメージとされている可憐さや魔法や豪華さはむしろ(子供に届ける)"方法"の方だったのかな?
    シャーマニズムや、此岸から彼岸を覗き見る場についての記述が通底していたのもすご〜〜く好きだった。呪術と現代社会を切り離して考えてしまうことが多いが、綱引きの綱のつながり、一夜の遊女のイメージとして、お祭りとかお参りとかで区分けされてない日常の中のダブルイメージを想像できてよかった。辻・門・境目・夕占・杖・呪文・ここと向こうの感覚も非常に普通なものだったんだろうな。
    科学と文化をなめらかに行き来できるのが本当に気持ちいい。
    あと普通に現代エンタメのリファレンス先も見つけたようで嬉しかった。
    筆者は本当に名伯楽で、この人が評価することで色々なものがジャンルを超えて場に並ぶことができる。素晴らしい。
    定着よりも遷移を。勝者の歴史(histoire)より敗者の物語(histoire)。忘れた後にも残るモヤを。
    もう一回読みたい本。

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    2026年05月08日
  • 日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

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    ニホンとニッポンの呼び方や侘び寂びの意味など、普段自分が何気なく使っている言葉について、語源をたどりながら解説されていて日本について少し知ることができた。

    日本は同調圧力が強く単一民族だから多様性がないと思っていたけれどそうではないことを知った。
    縄文時代以降、稲・鉄・漢字の登場によって、さらにそれらを日本独自にアレンジしてきたことを考えると、現代のグローバリズムに乗る必要はなく、それを取り入れながら日本にとっての良い形に変えていけばいいのだと言われていた。

    この考え方に関しては、まだまだ理解しきれていないので、自分でも使えるように考え続けていきたい。

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    2022年11月30日
  • 謎床

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    時間軸、国を超えた単語が飛び交う、無重力空間での問答。
    曼荼羅がミクロになり、マクロになり、ぐるぐるした。
    謎床とはよく言ったもので、頭の中をぐうぐる捏ねくり返ってもらった。

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    2022年11月20日
  • 多読術

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    すごい読書家さんがいるものだ。著者は「千夜千冊」(Webサイトと書籍)の執筆者。必要な情報だけを手際よくピックアップする読書術とは一線を画すような、膨大な知を体得している。読前、読中、読後の具体的な行動例から、そもそも読書とはどういう行為なのか読書の真髄に関する言及など、内容も多岐にわたっていて、徹頭徹尾飽きさせない。濃くて深い内容がインタビュー形式で書かれていて、とても読みやすい。

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    2022年06月11日
  • 千夜千冊エディション 編集力

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    第1章  意味と情報は感染する

    966夜 ステファヌ・マラルメ 『骰子一擲』
    833夜 ルードヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン 『論理哲学論考』
    908夜 ヴァルター・ベンヤミン 『パサージュ論』
    899夜 ロジェ・カイヨワ 『斜線』
    714夜 ロラン・バルト 『テクストの快楽』
    545夜 ミシェル・フーコー 『知の考古学』
    1302夜 ジェラール・ジュネット 『フィギュール』
    1324夜 ジュルジョ・アガンベン 『スタンツェ』
    654夜 スラヴォイ・ジジェク 『幻想の感染』

    第2章 類似を求めて

    792夜 中村雄二郎 『共通感覚論』
    813夜 寺田元一 『「編集知」の世紀』
    1042夜 マイケル・ポランニー 『暗黙知の次元』
    213夜 エドワード・ホール 『かくれた次元』
    1079夜 佐々木正人 『アフォーダンス』
    1318夜 ガブリエル・タルド 『模倣の法則』
    228夜 川瀬武彦 『まねる』
    1642夜 鈴木宏昭 『類似と思考』

    第3章 連想、推理、アブダクション

    1081夜 山下主一郎 『イメージ連想の文化誌』
    1235夜 バーバラ・スタフォード 『ヴィジュアル・アナロジー』
    508夜 トマス・シービオク&ジーン・ユミカー=シービオク 『シャーロック・ホームズの記号論』
    1182夜 チャールズ・パース 『パース著作集』
    1566夜 米盛裕二 『アブダクション』
    9夜 丸谷才一 『新々百人一首』

    第4章 ハイパーテキストと編集工学

    1519夜 ハンス・ブルーメンベルク 『世界の読解可能性』
    1493夜 ピーター・バーク 『知識の社会史』
    1717夜 ジェイ・デイヴィッド・ボルター 『ライティング・スペース』
    671夜 米山優 『情報学の基礎』
    1479夜 ルー・バーナード、キャサリン・オキーフ、ジョン・アンスワース 『人文学と電子編集』
    422夜 室井尚 『情報宇宙論』
    1540夜 キエラン・イーガン 『想像力を触発する教育』

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    2022年01月30日
  • 謎床

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    消化できないほど豊富。わかる人にはわかる連想。知の巨人のような松岡正剛さんと、ネットや近年の日本と世界に開けたドミニク・チェン。ふたりがお互いから引き出し、響きあう。思考やアイディアを拡げるとき、刺激になります。

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    2021年12月23日
  • 千夜千冊エディション 仏教の源流

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    重い。実に難しい。身近にありながらその源はとても簡単なものではなかった。これで中国までなので、日本にはいったら別になるという。それが実に楽しみでもある。

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    2021年10月20日
  • 千夜千冊エディション サブカルズ

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    ようやく読み終えた。松岡翁の視点はいつになく冴えわたりサブカルが現代だけでなくずいぶんと前からのものであることを教えてくれた。

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    2021年08月11日
  • 日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

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    正剛さんの世界にどっぷりと浸って、日本について考えることができた。私にとって、正剛さんの本はいつも難解だし、初めて知ることも多い。もっといろんな本を読みたい、もっと知りたいという知的欲求を高めてくれる本です。

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    2021年05月02日
  • 千夜千冊エディション 編集力

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    ネタバレ

    編集工学を本格的に理解しようと考え、これも読み始める。
    面白い。「方法を思想という勇気」が必要だったというのは、大いに共感する。
    まるごと、セイゴオ先生が、多様な書物から編集力という方法論を抽出した本。

    第1章 意味と情報は感染する

    A①「絶対書物」を想定する方法;言葉をサイコロにして「類推の魔」をはたらかせる:マラルメ「骰子一擲」
    A②「カタルトシメス」という方法;「言いかえ」のため言語ゲームをする:ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」
    A③「数寄というパサージュ」という方法;文化の敷居をまたいで「アウラ」を感じる:ベンヤミン「パサージュ論」
    B①「対角線を折る」ための方法;世界をもっとオブリックに遊学して眺める:カイヨワ「斜線」
    B②テクストからモードを集約する方法;文章にひそむ「流儀 モード」にこそ身を委ねなさい:バルト「テクストの快楽」
    B③「エピステーメー」という方法;知の奥行で「類似」「タブロー」「標識」:フーコー「知の考古学」
    C① 「フィギュア」に着目する方法;物語の構造とレトリックに「編集の肖像」を見出す:ジュネット「フィギュール」
    C②「鍵と鍵穴」を同時に使う方法;社会イメージの動向を「閾値のすまい」から解釈する: アガンベン「スタンツェ」
    C③「ないものを代理する」という方法;「発現」と「残余」から多様な現象を解読する:ジジェク「幻想の感染」

    第2章 類似を求めて

    D「コモンセンス」をつくる方法;未然性こそが編集哲学を新しくする:中村雄二郎「共通感覚論」
    D知識を「分母」と「分子」にする方法;啓蒙の力は編集知からしか生まれない:寺田「編集知」の世紀
    E認識の中の「暗黙知」に気がつく方法;アート、スキル、レリバンスが「不意の確証」:ポランニー「暗黙知の次元」
    E知覚と行動に潜む「文化距離」に感づく方法;われわれは「プロクセミックス」の中にいる:ホール「隠れた次元」
    E「アフォーダンス」で逆照射する方法;「内なる操作」と「外なる環境」を結びつける:佐々木正人「アフォーダンス」
    F「模倣力」が食べ尽くしている方法;人間と社会と表現の本質は「模倣」というエンジンで動く:タルド「模倣の法則」
    F「切断」と「接続」でシステムを見る方法;類推性 analogy と双対性 duality でモデリングする:川瀬「まねる」
    F「ルイジ」と「ソージ」が進める方法;ベースとターゲットの間を「類似のプロフィール」が動く:鈴木「類似と思考」

    第3章 連想、推理、アブダクション

    Gイメージを「連想」でたどる方法;再生の女神イシスが見せる変容力:山下イメージ連想の文化誌
    G「イメージング・サイエンス」の方法;アナロジーにひそむ「くっつく」と「のっとる」に注目する:スタフォード「ヴィジュアル・アナロジー
    H①「探偵が推理する」という方法;チャールズ・パースふうの「二十の扉」がすばらしい:シービオク「シャーロック・ホームズの記号論」
    H②「アブダクション」という魅惑の方法(全容);イコン・インデックス・シンボルが「見立ての論理」をつくる:パース「パース著作集全三冊」
    H③「アブダクション」という魅惑の方法(各論);発見も創造 もアナロジカル・シンキングの中にある:米盛「アブダクション」
    H潜在するアナロジーに気がつく方法;最重要な編集モードは「準同型」と「擬同型」にある:ホランド、ホリオーク、ニスベット、サガート「インダクション」

    第4章 ハイパーテキストと編集工学

    I①「世界読書」のための方法:伏せては開けるメタフォリカル・リーディング:ブルーメンベルク「世界の読解可能性」
    I②六万冊の「本」を棚に入れる方法;「オストラネーニエ」と「編集八段錦」による異化融合:バーク「知識の社会史」
    J①「ハイパーテキスト」を編集する方法;ヴィーコ、パース、バルト、フーコー、ネルソン、編集工学:ボルダー「ライティングスペース」
    J②「松岡正剛」を解読する方法;ライプニッツ、ベルクソン、西田、多田、木村敏、松岡正剛:米山「情報学の基礎」
    J③「デジタルテキスト」を自在にする方法;二つのG(グーテンベルクとグーグル)とつなぐ新たな編集文献学:バーナード、オキーフ、アンスワース「人文学と電子編集」
    K①「編集工学」を思想史に汲み上げる方法;マンマシン・システムとしての情報編集世界観:室井「情報宇宙論」
    K②「想像力の触発連鎖」をおこす方法;「比喩」「ごっこ」「対発想」がイメージ編集力を刺激する:イーガン「想像力を触発する教育」

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    2021年04月24日
  • 多読術

    Posted by ブクログ

    実家にあった本は全部で二千冊あるかないくらい、けっして蔵書が多い家ではなかった、と著者は言うが、二千冊は十分多いと思う。
    「無知から未知へ、それが読書の醍醐味です。」に同意。
    本によって様々に読み方を変えるといい。場所や小道具、著者は服装まで変えるらしい。
    読書の気分転換に別の本を読む、というのは私もよくしてる。いろんな本を併読してるのは間違いじゃなかった、と安心した。

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    2021年07月04日