【感想・ネタバレ】千夜千冊エディション 心とトラウマのレビュー

あらすじ

鬱が蔓延している。社員の17%が鬱と診断された会社もあるという。もはやひとごとではない。意識や精神はどこにあるのか。脳と心は別ものなのか。自分の中に別人がいる感覚や、鏡の中に自分がいる感覚。だれもが持ちうる違和感に焦点をあてる。
子どもの期間が長く、子どもの特徴を残したままゆっくりと成熟することを生物学で「ネオテニー」という。人間やカエルなどもそれにあたる。成長しきれない1つ前の段階、それが何らかのきっかけで解除できず幼児性が出てしまうことも、ひとつの精神現象なのかもしれない。
なにかと生きづらさを感じるこの世の中で、自分の中の道しるべにふと気づける本が満載。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

このシリーズの中でも比較的わかりやすい部類だと思う。誰でも心と精神についてはもっているわけで、それが未だによくわからないということがよくわかる。

0
2020年06月27日

Posted by ブクログ

読んだ結果として、中井久夫を読みたくなった。
精神分析なりそのあたりを逍遥しているとどうしたって巡り会う。
避けては通れんなと。

0
2025年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  心についた傷
第2章  自分の中の別人たち
第3章  脳が心を見ている
第4章  心理学と「私」の間

<内容>
心理学系の紹介。難しい本から興味津々の本まで。森田療法の話や北杜夫、斎藤茂吉らの医者としての話、ベストセラーになった『24人のビリー・ミリガン』など。中でも、皮膚と脳は直接つながっている。発生が同じだから、という話が面白かった(『皮膚ー自我』ディディエ・アンジュー)。

0
2020年11月26日

シリーズ作品レビュー

「学術・語学」ランキング