あらすじ
シリーズ30冊目となる本書「数学的」では、古今東西の数学書を読み解く。「数」の概念の誕生から、微分の発明、幾何・代数をへて、カオス理論、そして情緒としての数学に至るまで。数学という、一見すると難解な世界を「言葉」としてとらえ、理解するための一冊。
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Posted by ブクログ
正剛翁の本。心して読むつもり。
7/31 追記 ようやく読み終えた。圧巻の書評と言っていいのだろうか。これが最後というのがしんじられないところである。
Posted by ブクログ
藤井聡太さんの「桂」が凄いと云われても素人には何のことやら。数学も嫌いじゃないけれど、やっぱり悔しいことに判らない。
どうせ判らないだろうけれど、兎も角読んでみる。
ライプニッツのことは知らなかった。じゃあ、この本で判ったかと云われたら、やっぱり判らないまま。なにしろセイゴオさんの「いつかライプニッツ全集が日本でも出るといいですね」に対し、下村寅太郎さんの言「君ねえ、本場のドイツでもまだ百年くらいかかるんだよ」。
セイゴオさんは9つのポイントを挙げて説明しているが、茫漠として、つかみどころがない印象。
ガウスやゲーデルは門外漢でもその偉業を耳にするんで、イメージがあるんだが。
後半は非線形、カオス、チューリングマシンといったグツグツ音の聴こえるような熱い論点。平行線の存在を疑う感覚が正直判らない。
大学時代、「解析概論」を読むように言われたな。最初の10ページぐらいしか続かなかったけど。高木貞治、明治8年生まれ。そんなに前の人だったんだ。
最後は、スワニスワフ・レム「虚数」、アダム・ファウナー「数学的にありえない」の紹介。手を出してみようかな。そういえば、昔、「ゲーデル・エッシャー・バッハ」は途中で辞めたままだった。
もう少し、数学の触れないとなあ。それで何か変わる訳ではないけれど。