あらすじ
SF、遺伝子、意識・・・。地球生命圏には、まだなお未知の情報生命があっても不思議はない。先人のさまざまな考察を生命の進化、ゲノムの不思議、意識の不可思議等々から、多角的に分析。
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Posted by ブクログ
かなり詰まっていて重いので軽い本と並行してよむとよい…
ニューロマンサーを筆頭にSFをよく読んだ方がいい!!
生-情報系、意識は情報の複雑系に依ることは共感。負のエントロピー。
Posted by ブクログ
生化学のバナール、量子力学のシュレディンガー、地球科学のヴィグナーは揃って、「地球の生命体とは周囲の環境から物質や自由エネルギーを取り入れることによって内的なエントロピーを減少させ、変衰した物質やエネルギーを排出する開放のシステムである」と結論付けた。
ラブロックのガイア仮説はリン・マーグリスが支持し、共同研究を行った。批判の急先鋒には、リチャード・ドーキンスやフォード・ドゥーリトルらがいた。
ドーキンスは、コンラート・ローレンツ、アイブル=アイベスフェルト、ロバート・アードレイが進化において重要なのは種の利益であると考えているのは間違っていると書いた。ドーキンスは、ジョン・メイナード=スミスのゲーム理論における戦略シナリオに相当するものを「表現型」と表現して、この仮説を「延長された表現型」で立証しようとした。スティーヴン・ジェイグールドは、遺伝子が個体に働いているのではなく、個体群あるいは種の系統ではたらくと考えた。ダニエル・デネットは、認知科学の立場からドーキンスを支持した。