松岡正剛のレビュー一覧

  • 日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

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    日本文化の核心とは何か――その本質を「文脈知」に求める。四季を愛し余白に美を見いだし言葉にせずとも気配で通じ合う。この国の文化は茶道や和室、仮名文字に至るまで独自の感性と文脈で編まれてきた。しかし現代の日本は西洋的な価値観に流され自らの文化を見失いつつある。断片的な知識ではなく全体をつなぐ文脈としての日本文化。その深い魅力を私たちは本当に理解しているのだろうか。松岡は今こそその核心を見つめ直すべきだと問いかける。

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    2025年08月06日
  • 知の編集工学 増補版

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    単行本初版は1996年7月刊行。
    松岡氏の提唱する「編集工学」入門編で、文章は分かりやすく、説明も非常に丁寧。
    よって「客観的事実をそのまま伝えるなんて、しょせん不可能なのだ」という記述に共感したり、「編集とは該当する対象の情報の特徴を読みとき、それを新たな意匠で変化させ、再生するものだ」という鮮やかな定義に感心したりするだけで楽しかった。
    一方で、松岡氏の構想があまりにも壮大で、全体像がつかめたという感覚はない。
    堂々と星5評価できる読み手に成長したいものだ。

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    2025年08月06日
  • 初めて語られた科学と生命と言語の秘密

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    神かデーモンか
    いないいないばあの原理など
    こういう視点で科学や生命を語られているので
    内容は難しいが読んでいて楽しめた

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    2025年05月04日
  • 昭和問答

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    松岡正剛氏と田中優子氏の対談シリーズ第3弾。
    戦火が近づく昭和初期から、第二次世界大戦、戦後~高度成長期、平成、令和までを縦横無尽に論じており、非常に面白く興味深く読んだ。
    松岡氏が亡くなったのが惜しまれる。

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    2025年04月24日
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法

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    読んだだけでは分かったふりも難しい、編集術の哲学。

    ・方法が開花しているかどうか。
    ・編集はむしろプロセスにこそ生命がある。
    ・そもそも情報というものはじっとしていられない。また、孤立してもいられない。

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    2025年04月19日
  • 日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

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    【たまには内向きに。】

    日本文化の特質とその歴史を解説した本。
    日本人として生を受けたのであれば、それを最大限味わい尽くしたい!そんな人におすすめ。
    自分の文化の特質に自力で気づくことはそう容易くない。
    それを知ることができるというだけでも本書は一読の価値がある。

    この本を読めば、数百年、もしかしたら数千年をかけて脈々と受け継がれてきた感性で日々を生きることができる。
    そこに浪漫を感じるのは私だけだろうか。
    私たちは、強い統治者に支配された5000年の歴史を持つ中国人の感性を理解することはできない。
    ましてや遠く遠くの自由と権利を求めるフランス人の感性を理解することなんて到底できない。
    そんな私たちでも、日本人の感性なら、限りなく近く理解できる。

    折角日本人として生まれたから、大事に味わい尽くしたいものだ。

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    2025年03月30日
  • 知の編集工学 増補版

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    知の編集工学:松岡正剛から学ぶ、ロジカルシンキングを超えた思考法

    松岡正剛さんは、日本を代表する編集者であり、思想家です。その松岡さんが提唱する「編集工学」とは、情報を単に整理するのではなく、情報を編集し、新たな意味や価値を生み出す思考法です。

    本書では、編集工学の基本的な考え方から、具体的な方法論まで、多岐にわたって解説されています。

    編集工学とは?

    編集工学とは、情報を「編集」することで、新たな意味や価値を生み出す思考法です。

    ここでいう「編集」とは、単に情報を整理したり、並べ替えたりすることではありません。情報を組み合わせ、関連付け、解釈することで、新たな視点や発想を生み出すことを指します。

    例えば、本書では、編集工学の実践例として、以下のようなものが挙げられています。

    情報を「型」にはめてみる
    情報を「組み合わせ」てみる
    情報を「ずらし」てみる
    情報を「反転」させてみる
    これらの方法を用いることで、私たちは、日常やビジネスにおいて、より深く、多角的な思考をすることができるようになります。

    編集工学を学ぶ意義

    私が本書を読んで最も感銘を受けたのは、編集工学が、単なる思考法ではなく、生き方そのものであるということです。

    松岡さんは、編集工学を学ぶことで、私たちは、情報に溢れる現代社会を、より自由に、そして豊かに生きることができると説いています。

    本書を読むことで、私たちは、以下のような力を得ることができます。

    情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考える力
    多様な視点から物事を捉える力
    新たな発想を生み出す力
    自分自身の思考を編集し、成長させていく力
    これらの力は、私たちが、変化の激しい現代社会を生き抜く上で、必要不可欠なものです。

    『知の編集術』について

    また、松岡正剛さんといえば、『知の編集術 発想思考を生み出す方法』も有名です。

    『知の編集術 発想思考を生み出す方法』は、編集工学の実践編とも言える書籍で、具体的な事例を通して、編集工学の方法論を学ぶことができます。

    『知の編集工学』と合わせて読むことで、編集工学への理解をより深めることができるでしょう。

    さいごに

    『知の編集工学』は、ロジカルシンキングという言葉は聞いたことがあるが、実際にどういう意味かよくわかっていない人や、日常やビジネスにおいて深い思考をしたいが、どうすればよいのかわからない人にこそ読んでほしい一冊です。

    本書を読むことで、あなたの思考は、より深く、そして豊かになるはずです。

    ぜひ、あなたも『知の編集工学』を手に取り、編集工学の世界に触れてみてください。

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    2025年03月16日
  • 多読術

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    他の読書術本とは一線を画す、というより読書に対する考え方がそもそも異なる読書術。編集的視点ってそういうことなのかと勉強になる。
    本をノートのように使う、年表を作る、辞書を引くというのをやってみようと思う。

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    2025年01月30日
  • 多読術

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    一言要約:読書とは、「間」を見つけ・繋ぐ「エクササイズ」である
    そのこころは、多読の醍醐味は一冊の本への集中というリスク過多と肩が凝るような「行い」から脱し、幾つかの本に同時並行で向き合うリスク分散と気分転換、そしてその複数の本の間に違いや共通性を見出すこと、これこそが「読書の本質」であり、最大のポイントは、これをエクササイズの如く「楽しむ」ことだろうと、帰結した

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    2025年01月20日
  • 千夜千冊エディション 神と理性 西の世界観I

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    少し申し訳なく思った
    ボクがもう少し幅広い読書をしていたらもっと面白く読めただろうに…という感想
    何より著者のテリトリーの広さに脱帽させられた
    ヨーロッパは反アジアというコンセプトで生まれたという解説は面白かった
    取り上げられてる本を読んでから再読したい

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    2025年01月04日
  • 千夜千冊エディション 戒・浄土・禅

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    「空海の夢」はまったく歯が立たなかった。本書も覚悟して読んだが、難しくてどうしようもないということはなかった。

    法然を悟りの仏教でなく、救いの仏教を求めたという記述に居を突かれた。とは云うものの、これからも近づくことはないだろうな。
    道元については目次を並べたような記述で、正直よく判らない。

    第4章は廃仏毀釈から現在まで。
    先日、奈良の山の辺の道を歩き、かつての大伽藍の跡に何もないのを見て、廃仏毀釈の荒々しさを感じた。清沢満之や久松真一は知らなかった。
    久松真一や西田幾多郎について無に関する記述があり、うっすらそういうことかと得心。だけど、昔読んだ道元についての本に空についてもあったんだよな。ホント判らない。
    しかし、セイゴオさんの云う通り、現代に仏教の影響を感じることは少ないな。仏教と云われて、華厳経の気宇壮大さ、禅の自己を突き詰めていく方向性、浄土宗の救いのみに預けてしまうやり方、どれを頼りにしたらいいか判らない。
    大体、お経がインドから中国に翻訳されたままで、一般日本人に読めないのが問題。論語みたいに読み下せたらいいのに。長すぎて無理かな。

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    2024年11月28日
  • 多読術

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    読み始めて、止まって、を繰り返しているうちに、著者の松岡正剛さんは亡くなってしまった。いつか会えたらと思っていたのに。書評はあまりにも膨大なので、すべて追いかけるのは無理だと諦め、この本を読んだ。まぁ書いてある事の半分くらいは飲み込めたかなぁ。私には難しかった。哲学の本とか少しずつしか読めないし。本に書き込むのも私には無理と思う。今後の参考にはしたい。だいぶ前の本だけど、全然気にならないし、何回も見たくなる本だった。

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    2024年11月18日
  • 昭和問答

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    <目次>
    第1章  戦争が準備されていた
    第2章  二つの戦争
    第3章  占領日本が失ったもの
    第4章  生いたちのなかの昭和
    第5章  本を通して昭和を読む
    第6章  昭和に欠かせない見解

    <内容>
    まずは松岡正剛さんを追悼…。稀代の本読みでした…。この本はなくなる直前に校了したそうで、遺作となります。
    さて、元法大総長の田中優子さんとの対談集の三作目。『日本問答』『江戸問答』に続く。お二人も昭和の半分を生きてきた人。リアルタイムを本を通して追想しながら、昭和を深掘りしていきます。そこには多くの示唆が。勝ち目のないアジア太平洋戦争に突っ込んでいったこと。高度成長期の学生運動。戦後日本に本当の独立がされていないこと…。後半の読書体験とその分析は深いと思います。

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    2024年11月17日
  • 謎床

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    謎床という言葉に惹かれて買った。
    知の折り重なったところには、何かしらの菌が作用して、発酵が生まれるよな。それが腐るの方向ではなくて、醸す方向に進んだときに、面白いことが生まれるよな。と感じた。
    ここに書いたのは書籍の内容はあまり関係なく、斜め読みをして感じたこと。
    この本はかなり複合的な知識の上に成り立っていて、お二人の対談形式で進んでいます。プロットはあるだろうけど、知が知を生んで、また別の知に移り変わっていきます。なので読みやすさはありますが、読者の知も要求されます。そういう意味でとても興味深く引き込まれました。
    とにかく糠床を作ろうと思います。

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    2024年11月02日
  • 謎床

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    (2017/8/23)
    凄く興味深いテーマだと思うのだが、
    残念ながら私には消化できなかった。
    レベルが高かった。
    次元が違った。


    第1章 僕たちは「胡蝶の夢」を見られるか?
    (インターネットの話をする前に、ネットワークについて
    編集少年の昆虫採集×ファミコン少年のドラクエ
    タイプライターはこれでよいのか問題 ほか)

    第2章 シンギュラリティを迎える前にやっておくべき、いくつかのこと
    (人工知能の現在
    デザイン・フィクション
    かつて世界はどのように解釈されていたか ほか)

    第3章 発酵と腐敗のあいだで―フラジャイルな創造はどのように生まれるのか
    (アメリカ大統領選は崩壊への第一歩なのか
    乳酸菌は、進化の中で「編集」を行った
    感染はお裾分けされた糠床から ほか)

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    2024年08月21日
  • 見立て日本

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    物凄い知識量の人が、東日本大震災ぐらいから2年ほど連載した、日本に関するインパクトある写真とそれに関連する日本に関する話100なんだけど、とにかく読みやすいのとユーモアあるのと知識量にビックリする。
    案山子がクエビコという全知神だったとか、三猿が四猿だったとか、ここにメモしきれない。

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    2024年08月11日
  • 千夜千冊エディション 数学的

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    正剛翁の本。心して読むつもり。
    7/31 追記 ようやく読み終えた。圧巻の書評と言っていいのだろうか。これが最後というのがしんじられないところである。

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    2025年07月31日
  • 千夜千冊エディション 数学的

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    藤井聡太さんの「桂」が凄いと云われても素人には何のことやら。数学も嫌いじゃないけれど、やっぱり悔しいことに判らない。
    どうせ判らないだろうけれど、兎も角読んでみる。

    ライプニッツのことは知らなかった。じゃあ、この本で判ったかと云われたら、やっぱり判らないまま。なにしろセイゴオさんの「いつかライプニッツ全集が日本でも出るといいですね」に対し、下村寅太郎さんの言「君ねえ、本場のドイツでもまだ百年くらいかかるんだよ」。
    セイゴオさんは9つのポイントを挙げて説明しているが、茫漠として、つかみどころがない印象。
    ガウスやゲーデルは門外漢でもその偉業を耳にするんで、イメージがあるんだが。

    後半は非線形、カオス、チューリングマシンといったグツグツ音の聴こえるような熱い論点。平行線の存在を疑う感覚が正直判らない。

    大学時代、「解析概論」を読むように言われたな。最初の10ページぐらいしか続かなかったけど。高木貞治、明治8年生まれ。そんなに前の人だったんだ。

    最後は、スワニスワフ・レム「虚数」、アダム・ファウナー「数学的にありえない」の紹介。手を出してみようかな。そういえば、昔、「ゲーデル・エッシャー・バッハ」は途中で辞めたままだった。

    もう少し、数学の触れないとなあ。それで何か変わる訳ではないけれど。

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    2024年07月06日
  • 別冊NHK100分de名著 「日本人」とは何者か?

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    意外と面白かった。ここでの中沢新一が「失敗の本質」を取り上げての、日本人の傾向を指摘する箇所は、「失敗の本質」を読んでいたとこもあり、腑に落ちた。

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    2024年06月09日
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法

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    「知の編集工学」より後に出版された本書は、著者の掲げる「編集術」の方法がより具体的かつ体系的に説明されている。

    ここに書かれている「編集術」を少しづつでも実践していきたい。

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    2024年05月25日