日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く

1,045円 (税込)

5pt

「わび・さび」「数寄」「まねび」……この国の<深い魅力>を解読する!
独自の方法論で日本文化の本質を見通す「松岡日本論」の集大成!

お米のこと、客神、仮名の役割、神仏習合の秘密、「すさび」や「粋」の感覚のこと、「まねび」と日本の教育……断言しますが、日本文化は廃コンテキストで、一見、わかりにくいと見える文脈や表現にこそ真骨頂があるのです。(「はじめに」より)

<本書のおもな内容>
・なぜ日本はヤマトと呼ばれるのか
・神さまをカミと呼ぶようになった理由
・日本人のコメ信仰にひそむ背景
・日本人が「都落ち」にダンディズムを感じる理由
・日本人が七五調の拍子を好むわけ
・世阿弥が必要と考えた「物学」の心
・今の時代に求められる「バサラ」と「かぶき者」
・「伊達」「粋」「通」はなぜ生まれたのか ほか

<本書の構成>
第一講:柱を立てる
第二講:和漢の境をまたぐ
第三講:イノリとミノリ
第四講:神と仏の習合
第五講:和する/荒ぶる
第六講:漂泊と辺境
第七講:型・間・拍子
第八講:小さきもの
第九講:まねび/まなび
第一〇講:或るおおもと
第一一講:かぶいて候
第一二講:市と庭
第一三講:ナリフリかまう
第一四講:ニュースとお笑い
第一五講:経世済民
第一六講:面影を編集する

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日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私の読書の動機は言葉との出会いが主たるものなのですが、この本はディープでした。これまで読んだ本とは異質の出会いがたくさんです。こういう方面も面白いですね。って、ジャンルなんかあるのかな?w

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    8月は日本という国を学び直したくなる。本書は古代・神話の時代から現在のSNSや地下アイドルの活躍まで、時代や地域を問わない一本とおった筋みたいなものを浮き上がらせてくれる。侘び寂び、粋、コメ信仰など、日本独特の思考・嗜好がどこからきたのか。和を尊ぶ国でありながら、異質性に憧れ、取り入れて独自の文化を

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    この本、素晴らしい
    松岡正剛先生、アタマ良い(誠に、まことに僭越なもの言いですみません…)

    筋が通っていてウィットもあり読みやすい

    「私は、なんて無知だったんだ…
     なんて日本の文化は素晴らしいんだ」と思わせて頂き、

    (また、この本とは直接には関係ないのかもしれないですが)
    「私は生まれ変わっ

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    大和、ヤマトは山の門(やまのと)
    歴史は言葉で作られる
    世阿弥の物学(ものまね)、「まねび」を稽古することをもって「まこと」に近づいていくことを「まなび」とした
    日本的モードをあらわす言葉、風、様、流、式、派
    日本人の表現性は、和歌、俳句から新聞や週刊誌、テレビフリップまで、すこぶるヘッドライン的

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    哲学、文学、歴史、伝統芸能、舞台、音楽、漫画、アニメetc...と、この一冊を読むだけで松岡氏のカバーレンジの広さに圧倒される。
    特に音楽やアニメ、漫画などは最近のものもしっかりと押さえていることに驚愕するとともに、そんな松岡氏だからこその多角的な視点から日本というものを考察した本作は、わかりやすい

    0
    2023年01月06日

    Posted by ブクログ

    ニホンとニッポンの呼び方や侘び寂びの意味など、普段自分が何気なく使っている言葉について、語源をたどりながら解説されていて日本について少し知ることができた。

    日本は同調圧力が強く単一民族だから多様性がないと思っていたけれどそうではないことを知った。
    縄文時代以降、稲・鉄・漢字の登場によって、さらにそ

    0
    2022年11月30日

    Posted by ブクログ

    正剛さんの世界にどっぷりと浸って、日本について考えることができた。私にとって、正剛さんの本はいつも難解だし、初めて知ることも多い。もっといろんな本を読みたい、もっと知りたいという知的欲求を高めてくれる本です。

    0
    2021年05月02日

    Posted by ブクログ

    久しぶりによむ松岡正剛さんの日本文化論。

    新書なの気軽に読み始めたのだが、350ページくらいで厚めで、16の角度から日本文化に接近していて、内容的もかなりの圧縮度で、読み終えるのに数日を要した。

    松岡さんの仕事をそんなにおかっけているわけではないのだが、これはちょっと日本文化論の集大成なんだろう

    0
    2021年01月21日

    Posted by ブクログ

    日本文化の核心とは何か――その本質を「文脈知」に求める。四季を愛し余白に美を見いだし言葉にせずとも気配で通じ合う。この国の文化は茶道や和室、仮名文字に至るまで独自の感性と文脈で編まれてきた。しかし現代の日本は西洋的な価値観に流され自らの文化を見失いつつある。断片的な知識ではなく全体をつなぐ文脈として

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    【たまには内向きに。】

    日本文化の特質とその歴史を解説した本。
    日本人として生を受けたのであれば、それを最大限味わい尽くしたい!そんな人におすすめ。
    自分の文化の特質に自力で気づくことはそう容易くない。
    それを知ることができるというだけでも本書は一読の価値がある。

    この本を読めば、数百年、もしか

    0
    2025年03月30日

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