松岡正剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書論的なものが総じて好きなので全体的におもしろかった。筑摩書房の編集・高田さんとの対談形式。あえてこうしたのだとか。会話調の文章を読むのは苦手だけどこれは読みやすいと感じる。
編集工学の部分は難しい、一度では理解しきれない。けどセイゴオさん自身、一回でわかるものではないと本書の中で言い切っているしそれはまた時期が来たら読み直そう。
どうしてもつきまとうのは、「セイゴオさんって、結局、すごい人なんでしょ」という気持ちかな。私は子どもの頃に文学全集もカラマーゾフも聖書も読まなかったし。それが偉いというわけではないけど、そんな漠然とした劣等感をいつか拭えたらいいなと思う。 -
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ネタバレたたら
もののけ姫など
最初の黒船=中国
「稲・鉄・漢字」
林屋辰三郎『日本の古代文化』
「日本の古代働きながら柱の文化であり、中世は間の文化であった」
神さま→「御柱」
伊勢神宮や出雲大社その他の神社では、真柱そのものが神々です。
…山車だしや山鉾やまぼこでも、その中心を柱が担う
…「どんど焼き」や「ぼんてんさま」も高い柱になっている。
…日本家屋では(特に農家では)、必ず大黒柱が中心にありました。
[中世以降に出現する床の間にも床柱]
立てる文化
村立て国立て 身を立て志を立て
=「結界を立てる」
日本の神は「客神」
日本神話の冒頭は「結び」が重視
「地鎮祭」
産土うぶすな 産 -
Posted by ブクログ
著者の提唱する「編集工学」の観点から、16のキーワードを通して日本文化の特質にせまろうとする本です。
「はじめに」で著者は、たらこスパゲッティをはじめて食べて、「よしよし、これで日本はなんとかなる」と確信したことを回想しています。おなじく著者は、コム・デ・ギャルソン、ミヤケイッセイ、ヨウジヤマモト、井上陽水、忌野清志郎、桑田佳祐、大友克洋らの仕事にもたのもしさをおぼえ、やはり「よしよし、これで日本はなんとかなる」と確信したといいます。本書は、「日本文化の核心」という大上段に構えたタイトルをあたえられていますが、著者は「核心」が実体的に存在しているかのような語りかたを回避し、むしろさまざまなも -
Posted by ブクログ
松岡正剛氏の著作を読むのは初めてではないのだけど、タイトルを見てほいほいされると、痛い目を見る本だなと思った(笑)
日本文化をさまざまな角度からフィルターを通して見ていこうという試みで、粋とか通、柱、お米、笑い、漂泊、面影などなど……ぐっと対象を狭めているようで、章と章の間を縦横無尽に内容を繋いでいくところは圧巻。
これ、マップにしたら面白いだろうなー。
恐らく非常に分かりやすく噛み砕いて書かれているはずなのに、それがスマートというよりは、知の凝縮なもので、うっかりしてると付いていけなくなる。
見た目の入りやすさに反して、ある程度の読書力や前提知識がないと、この本の面白さに至れないのではな