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昭和は,今この瞬間の私たちの立っている時空につながる.なぜ競争から降りられないのか,国にとっての独立・自立とは何か,人間にとっての自立とは何か.これらの難問に答えるべく,明治・大正から平成までを縦横に語りつつ,各々が昭和を知るための本も紹介する.好評『日本問答』『江戸問答』に続く第三弾.
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Posted by ブクログ
『日本問答』『江戸問答』『昭和問答』とつづいた二人の対談シリーズは、松岡の死とともに終わりを告げた。 なぜ競争から降りられないか?国にとっての独立とは?人間にとっての自立とは?という3つのリサーチクエスチョンに対し、苦海浄土やゴジラを引っ張ってきて、連綿とつながる歴史を織り交ぜた認識は、2人の知に...続きを読む圧倒されっぱなしだった。 エディティングステート/持続的編集力に期待する二人に、自分がどう向き合うのか?道はまだまだ続く。
松岡正剛氏と田中優子氏の対談シリーズ第3弾。 戦火が近づく昭和初期から、第二次世界大戦、戦後~高度成長期、平成、令和までを縦横無尽に論じており、非常に面白く興味深く読んだ。 松岡氏が亡くなったのが惜しまれる。
<目次> 第1章 戦争が準備されていた 第2章 二つの戦争 第3章 占領日本が失ったもの 第4章 生いたちのなかの昭和 第5章 本を通して昭和を読む 第6章 昭和に欠かせない見解 <内容> まずは松岡正剛さんを追悼…。稀代の本読みでした…。この本はなくなる直前に校了したそうで、遺作とな...続きを読むります。 さて、元法大総長の田中優子さんとの対談集の三作目。『日本問答』『江戸問答』に続く。お二人も昭和の半分を生きてきた人。リアルタイムを本を通して追想しながら、昭和を深掘りしていきます。そこには多くの示唆が。勝ち目のないアジア太平洋戦争に突っ込んでいったこと。高度成長期の学生運動。戦後日本に本当の独立がされていないこと…。後半の読書体験とその分析は深いと思います。
2025.02.19 良書。 しかし、わたしはこの本で述べられる考え方には同意しかねるところが多々ある。本も批判的精神をもって向き合うことが大事と学んだ。
対話による連想的な展開により昭和の輪郭を探るものであった。書籍と時代背景の関連付けを中心に主題の周辺をなぞることで、朧気に何かを掴めるような感触が残った。
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